【2024年】「四万十川を泳ぐこいのぼりの川渡し」場所やアクセス ・はじまった由来などをご紹介します

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鯉のぼりと青空 観光

四万十町の十川(とおかわ)で行われている、こいのぼりの川渡しをご紹介します。

4月中旬から5月中旬の約1ケ月間、四万十川の上空を約500匹のこいのぼりが泳ぎます。

2024年の開催期間は、4月14日()から5月11日()です。

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こいのぼりの川渡し【概要】

期 間2024年4月14日から5月11日の約1か月間
場 所高知県高岡郡四万十町十川21番地2 こいのぼり公園
車でのアクセス高知自動車道 四万十町中央ICを降り国道381号を西へ、車で約50分
鉄道のアクセスJR予土線 十川(とおかわ)駅下車、徒歩約5分

四万十町十川での鯉のぼりの川渡しは50回を迎える四万十町の恒例行事です。

全国で初めて川渡しをおこないました。

ここ数年は新型コロナ感染拡大の影響で中止の年もありましたが、今年は例年どうり開催の運びとなりました。本当に良かったです!

まずは、ドローンで空撮とタイムラプスで紹介している四万十町公式YouTubeチャンネルをご覧ください。

どうやって鯉のぼりを渡しているか、その様子も分かります。

それでは詳しく、こいのぼりの川渡しをご紹介します。

  • こいのぼり公園の場所(地図)
  • 行きかた・アクセス
  • 川渡しの期間
  • 撮影スポット・見どころ

こいのぼり公園の場所

場所は、四万十町十川(とおかわ)にある、こいのぼり公園です。

国道から川のほうへ坂を下ると、広い駐車場があります。

国道脇には町管理の公衆トイレもありますから安心です。

対岸の山と公園の往復1.3キロをワイヤでつなぎ、500匹のこいのぼりを渡しています。

毎年、地元の有志の皆さんがこいのぼりをあげる作業を行っています。

いつも大変な作業をありがとうございます。

【地図】

行きかた・アクセス

☆高知方面から車で来る場合

高知自動車道を西へ

四万十町中央インターを降りる

国道381号線を車で西へ50分

四万十町十川(とおかわ)

四万十町こいのぼり公園
※下に降りて行くと広場と駐車場あり

☆鉄道で来る場合

高知方面からJR土讃線・窪川駅で下車

予土線に乗り換え十川(とおかわ)駅下車

国道381号線を東へ(国道に出て左側)

600メートル、徒歩5分

こいのぼり公園

※注意
予土線は本数が少ないので、列車の時間は要チェックです!

参照 JR四国 時刻表

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撮影スポット・見どころ

地元おすすめの撮影スポットが3つあります。

  1. こいのぼり公園
  2. ゆとりの森・展望台
  3. 鉄道から見るこいのぼり

こいのぼり公園からは下から見るこいのぼりが、ゆとりの森にある展望台からは上から見るこいのぼりが楽しめます。

こいのぼり公園から見るこいのぼり

「こいのぼり公園」では、真下からこいのぼりが見られます。

しっぽに触れるくら近いです。

うちの子ども達も、こいのぼりのしっぽに触ろうと、ちっちゃな体でジャンプして遊んでました。

ゆったりひなたぼっこしたり、お弁当を持って行って食べるのもいいですね。

私もこいのぼり公園から見る様子と展望台からの様子を、スマホで撮影してみました。(1分)

対岸の「ゆとりの森・展望台」から見るこいのぼり

展望台の眺め
展望台からの眺め

川向こうの山には「ゆとりの森・展望台」があり、こいのぼりを渡す太いワイヤを固定している場所があります。

この時期だけ、展望台まで車で行けます。

展望台からは、春色の山々と四万十川を背景に、ずらーっと泳ぐこいのぼりを一望できます。

私も大好きな場所です。ホント、気持ちがいいです。

以前、展望台に登った時、ガサガサっと音がしたかと思うと、ムササビがさーっとワイヤの上を走り渡って行くのが見えました。

私もびっくりしましたが、ムササビも驚いてあわてて逃げたのでしょうね(笑)

【ゆとりの森・展望台の場所】

こいのぼり公園の対岸にある展望台へ登る道は、せまい林道です。

普段、山道の運転に慣れている私でも、ちょっとコワい道です(^^;

対向車が来てもよけ場は無いです!

じゅうぶん、気をつけて下さい。

細い林道ですので、山道の運転に慣れて無いかたにはおすすめしません。

おかみさん市「十和の台所」のお店に、展望台への地図が貼ってあります。

展望台地図
おかみさん市「十和の台所」店先に貼ってある展望台の地図

【おかみさん市から展望台までGoogle map】

鉄道から見るこいのぼり

しまんトロッコ


予土線の列車から見るこいのぼりも絶景です。

キラキラ光る四万十川と、500匹のこいのぼり。

尻尾をなびかせて泳ぐ姿が、列車から見えはじめ、列車が近づきトンネルを超えたとたん、こいのぼりの真横を通過します。

その様子は勇壮で迫力があって、「オ~!!」とうなってしまいます。

十川駅で下車すると、こいのぼり公園までは徒歩5分です。

参照 JR四国 時刻表

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「十和のこいのぼり川渡し」地元民情報

じつは天気予報になる⁈こいのぼり

鯉のぼりたち
西風が吹くと晴れ、東風なら明日は雨。

四万十川の風を受けて、気持ちよく泳ぐこいのぼりは、明日の天気を教えてくれる地元ではよく当たる天気予報です。

西風が吹き、こいのぼりの頭が下流へ下るように西を向いている時は、明日は晴れ。

反対に、東風が吹き、こいのぼりの頭がまるで川を上るようになびく時は、明日のお天気は雨です。

西風は晴れ、東風(こちかぜ)は雨と、地元では天気予報代わりになっています。

こいのぼりがお天気予報になるなんて便利ですねー(^-^)

私もこいのぼりの向きを見て、「明日は、せんたく物が乾きそうだな・・」と参考にしています。

ところでこいのぼりが目刺し状態の、無風のときはどうかって?

うーん、それは私もナゾです。

こいのぼりの川渡し発祥の地「十川」

石碑
四万十川鯉のぼりの川渡し発祥の地 記念の石碑

ここ十川は鯉のぼりの川渡し発祥の地です。

今では全国あちらこちらで、こいのぼりの川渡しが行われていますね。

十川のこいのぼりは、遠くアメリカのナイアガラ川でも揚げられたことがあります。

以前、旧十和村(とおわそん)で、英語指導助手をしていたアメリカ人男性が、「ぜひアメリカでもこいのぼりを揚げてもらいたい!」と願い、「よっしゃー!」と有志が飛行機でアメリカへ飛び、こいのぼりを泳がせました。

こいのぼりの習慣のない、勝手のちがう場所で、とても苦労されたそうですが、見事に揚げることができたそうです。

参照 四万十町HP「こいのぼりの川渡し」

川渡しが始まったわけ

鯉のぼり公園


かぞえ年の7歳になると「立て上げ」といって、それを最後におうちでこいのぼりを揚げることがなくなります。

だけど、大空を泳ぐこいのぼりって、子供にとっては、1年に1度の楽しみです。

おうちで揚げなくなったこいのぼりを、子どもたちのスポーツ指導をしていた地域の体育会のおじさんたちが、「よっしゃ、こいのぼりを俺らがあげちゃらーよ」と始まり、それが町おこしの一環として毎年行われ、とうとう四万十川を挟んであっちの山からこっちの山へと渡すほどになりました。

4月中旬の日曜日、体育会の人たちや地域のボランティアさんが早朝から集まり、あっちの山と国道とに分かれ、こいのぼりを太いワイヤーロープに一つづつ付けていきます。

スポーツ少年団の子どもたちが手伝うこともあります。こうして、次の世代が受け継いでいきます。

数年前まではラジコンの小さなセスナを使ってロープを渡していましたが、今は、マルチコプタードローンで、対岸へ細いロープを渡します。

次に太いロープ、だんだんと強いものへと変えながら、最終的に2本のワイヤを渡します。

ワイヤーは、上と下の2本に見えますが、1本のワイヤーをエンドレスにして、往復させています。

対岸の展望台の下に滑車が1つ、おかみさん市と駐車場のあいだに滑車が1つ、そして、予土線が走るトンネル近くの山に滑車が1つと、計3つの滑車にワイヤーが通っています。

長く見える上のほうのワイヤーに鯉のぼりが300匹、下のほうのワイヤーに200匹ほどのこいのぼりが渡されています。

滑車
おかみさん市の横にある、こいのぼりの滑車

求む!鯉のぼり達

四万十町の十川(とおかわ)から全国へと広がった、こいのぼりの川渡し。

とても素晴らしいことなのですが、最近、困っていることがあります。

以前は、「うちの子も成人式を終え、もう使わなくなったから、ぜひ四万十川で揚げて下さい」とお手紙を添えて、たくさんの思い出のこいのぼりが送られてきていました。

最近は、こいのぼりの数が足りなくなっていて、毎年500を確保するのが困難になっているそうです。

住宅事情のため大きなこいのぼりを揚げることも少なくなってきました。

また、ほかの地域でも、こいのぼりの川渡しを観光に取り入れ始めているため、寄付していただける数が減ってきているのが現状です。

もし、もう使わなくなったけど、四万十川にこいのぼりを泳がしたいなと寄付して下さる方がいらっしゃっいましたら、お祭りを主催している、こいのぼり交流の集い実行委員会(十和地域振興局 ☎0880-28-5111)まで連絡してあげて下さい。

よろしくお願いします。

鯉のぼりイラスト

求む!こいのぼり達、です!

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四万十町内の鯉のぼりスポット

一斗俵沈下橋で泳ぐ丸太の鯉のぼり

四万十町内には、ほかにも鯉のぼりスポットがあります。

米奥(よねおく)小学校近くにある、一斗俵沈下橋(いっとひょうちんかばし)で泳ぐ丸太の鯉のぼり達です。

米奥小学校の保護者と地域住民で作る学校運営協議会が2011年から始めた行事で、5月の子どもの日が近づくと子ども達が描いた丸太の鯉のぼりなどを、一斗俵沈下橋や源流大橋周辺に浮かべて四万十川を色鮮やかに彩ってくれています。

丸太の鯉のぼりの見学に来られる方も、感染防止もされてお越しくださいね。

一斗俵沈下橋は、昭和10年に架設された現存する沈下橋でもっとも古い沈下橋です。

澄んだ空気と、深いエメラルドグリーンの色をした川に魅了される、とても素敵な場所にたたずんでいます。

一斗俵沈下橋と近くにある沈下橋・清水大橋のことをこちらで紹介しています。

関連 四万十川の沈下橋で住所も近い2橋を渡り比べよう!四万十町の一斗俵沈下橋と清水大橋

四万十川は全長が196㎞とある長い川です。

はじめて四万十川を訪れる方に、上流・中流・下流とルートを3つ、こちらでご紹介しています。

関連 初めて四万十川へ行くときの高知駅からのアクセス&定番ルート3つを紹介

地元・四万十町内のおすすめ民宿はこちらです。

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