8月29日、東京へ行くことになりました。
せっかく東京へ行くなら、観たいものがあります。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
しかも、その日の昼公演は、ハリーの声を演じた小野賢章さんの出演回です。
「行きたい!」
じつは、チケットの販売開始時に、購入を試みたのですが、すぐ完売しました。
かなりの人気です。
「それでも、行きたい!」
できれば2枚。
立見席は無理。
できれば並び席。
なかなか厳しい条件ですが、
あきらめきれません..
もくじ
戻り席を狙え!
そこで私は、いつものようにAIに相談しました。
AIによると、完売した公演でも、直前になるとキャンセルなどで席が戻ることがあるというではありませんか!
「えっ、そうなの?」
光が見えた気がします。
「8月29日の昼公演、戻り席が出ないか見張れる?」
ここから、私とAIのチケット監視(Web monitoring)が始まりました。
ホリプロ公式を中心に、リセール販売先も確認。
AIからは、定時で報告が入ります。
私も時間があれば、更新ボタンを押しチェックします。
すると8月25日。
本命の手前の公演ですが、午後にS席などが何枚か出ました。
夕方にも、複数の席が出現。
「ほんとに出るやん!」
直前になると、戻り席が出ることが分かりました。
ならば、本命の29日も可能性はある。
でも、出ない
8月26日。
ほかの公演には席が出ます。
でも、私が欲しい29日昼公演は出てきません。
更新。
出ない。
また更新。
出ない。
AIにも状況を聞きながら、ひたすら確認します。
もはや私は、チケットサイトの見張り番です。
そして前日の8月28日。
翌日の公演は、ほぼ完売。
「やっぱり無理かなぁ。」
少し弱気になりました。
「諦めるのは、まだ早いです。」
「これまでの動きを見ると、戻り席は出ています。」
「ここからです。」
AIが私を励まします。
14時55分、A席!
その日の14時55分ごろ。
画面を更新すると、
「あっ!」
A席が1枚。
出た!
慌てて押しました。
でも――
消えた。
瞬殺です。
目の前に現れたと思ったら、もうありません。
「うわー、取れんかった!」
でも逆に言えば、
29日昼公演にも、戻り席は出る。
まだ終わりじゃない。
私は唱えました。
「ルーモス!」
……いや、違う。
「アクシオ!」
来い、ハリポタのチケット、来い!
そこから粘る
更新。
出ない。
更新。
まだ出ない。
そのうち私は、
「守護霊も必要かしら?」
などとAIに言い始めました。
AIはすっかり、チケット争奪戦の相棒です。
AIも、「アクシオ!」で応戦します。(笑)
1時間近く粘っても出ません。
でも、一度出た。
なら、もう一度あるかもしれない。
そう思って、また更新。
「ルーモス!」
「アクシオ!」
今思えば、かなり必死です。
17時過ぎ、来た!
そして17時を過ぎたころ。
画面に突然、
Sプラス席。
1枚。
「出た!」
今度こそ逃すまいと、購入操作に入ります。
焦る。
あれを押して。
これを確認して。
なんとか取らなければ。
そのときです。
なんと、
もう1枚、Sプラス席が出た。
「もう1枚出た!」
家族にも頼み、そちらを取ってもらいます。
私は最初の1枚。
家族は後から出た1枚。
まさかの同時チケット争奪戦。
そして――
取れた。
私の分。
家族の分も、
取れた。
2枚!
しかもSプラス席!
そして、まさかの隣同士
もともとは、
「2枚取れたら、離れていても仕方ないね」
と話していました。
1枚ずつでも取れれば十分。
ところが、座席を確認すると――
隣同士。
「えええっ!」
別々に出てきた2枚が、
まさかの並び席。
そんなこと、ある?
あまりの展開に、笑うしかありませんでした。
出ない。
出た。
消えた。
粘った。
また出た。
2枚取れた。
しかも隣。
「ルーモス! アクシオ!」
ほんとに効いたのかもしれません。
最後に押すのは、人間
もちろん、AIがチケットを買ってくれたわけではありません。
サイトを開き、
更新ボタンを押し、
チケットを見つけ、
購入したのは私たちです。
でも、
戻り席は出るのか?
どこを見ればいいのか?
まだ可能性はあるのか?
そんなことを一緒に考えてくれる相手がいました。
AIは魔法使いではありません。
でも、
情報を集めて、
一緒に考えて、
見張って、
ときどき励ましてくれる。
ちょっとだけ、守護霊には近いのかもしれません。
そして最後に判断し行動するのは、人間。
画面の前で、
更新ボタンを押す執念です。
翌日。
母娘で、無事に舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観ることができました。
つい最近のことですが、
もう、なんだか懐かしい。
でも、あの瞬間だけは忘れません。
画面に現れた、
Sプラス席。
1枚。
そして、もう1枚。
ルーモス!
アクシオ!
ハリポタのチケット、本当に来ました。
以上、この夏のハリポタのチケットゲット顛末記でした。