「1か月で5キロ痩せたい。」
今回の話は、私がAIにそう相談したところから始まりました。
最近、ちょっと体重が気になる。
いや、「ちょっと」かどうかは、この際置いておきましょう。
とにかく、少し痩せたい。
ところがAIに相談すると、
「1か月で5キロは、かなり急です」
さっそく、たしなめられました。
ですよね。
分かってはいるんです。
でも、痩せたいものは痩せたい。
そこで、まずは食事を見直すことにしました。
ご飯を極端に抜くのではなく、量を少し減らす。
野菜を増やして、肉や魚、卵などのたんぱく質もしっかり食べる。
そして、毎日のお弁当も一緒に考えてもらうことにしました。
もくじ
野菜スープが、お弁当のおかずになった
ダイエットといえば、野菜スープ。
とりあえず、人参、キャベツ、玉ねぎを入れて作ってみました。
ところが毎日同じスープを食べるのも飽きそうです。
そこでAIに聞いてみました。
「野菜スープの具だけ、リメイクできる?」
すると、
卵とじ、鶏肉との炒め物、カレー炒め、お好み焼き風……。
いろいろ出てきます。
それならと、翌日、卵とじとカレー味を作ってみました。
これが意外とおいしい。
自分のお弁当だけではなく、家族のお弁当にも入れてみたところ、こちらもなかなか評判がいい。
おや?
ダイエットのために始めた野菜スープが、家族のお弁当のおかずになりました。
次は、鶏むね肉
調子に乗った私は、次の相談を始めます。
「鶏のむね肉で、ローソンのお弁当にあるチキン南蛮みたいな味にしたい。」
するとAIが、鶏むね肉をそぎ切りにして、片栗粉をまぶして焼き、甘酢を絡める方法を教えてくれました。
でも、ここからが我が家の料理です。
「タルタルソース、作るの面倒なんだけど。オーロラソースでもいい?」
「大丈夫です。」
「甘酢の酢、らっきょう酢でもいい?」
「使えます。」
だんだんレシピが、我が家仕様になっていきます。
レシピ通りに材料をそろえて作るのではなく、
家にあるもので、どうにかする。
これが毎日の料理というものです。
AIには、そのあたりの融通も結構ききます。
午前2時半の飯テロ
問題は、この相談をしていた時間でした。
鶏むね肉。
チキン南蛮。
甘酢。
オーロラソース。
らっきょう酢。
そんな話を延々としているうちに、私はAIに言いました。
「お腹が空いて眠れない..笑」
時刻は、午前2時半。
丑三つ時です。
AIからは、野菜スープやゆで卵なら少し食べてもいいと言われましたが、
「いや、やめとく。夜中の2時半、丑三つ時だもん。」
するとAI。
「午前2時半にチキン南蛮の話をしていたら、そりゃお腹も空きます。」
確かに、飯テロとはこのことです。
ダイエット相談をしているはずが、いつの間にか深夜の料理番組になっていました。
そして、また野菜スープ
翌朝、作ったのは、コンソメ味の野菜スープ。
今度の具は、
人参、かぼちゃ、じゃがいも。
またAIに聞きます。
「この具材、リメイクできる?」
今度は、かぼちゃとじゃがいもをつぶして、お焼きにするという。
カレー味とチーズ味。
これはお弁当に良さそうです。
さっそく作ろうと思ったところで気がつきました。
「片栗粉を切らした!卵で代用できる?」
AIの答えは、
「できます。」
ただし、片栗粉とは仕上がりが違い、卵ならお焼きというよりオムレツ風になるらしい。
なるほど。
じゃあ、それでいい。
片栗粉を買いに走る必要はありません。
冷蔵庫にある卵で作ればいいのです。
AIは料理をしない
こうして振り返ってみると、
私はAIから「正しいレシピ」を教えてもらっているわけではないような気がします。
「これがあるけど、何かできる?」
「これはないけど、代わりになる?」
「家族のお弁当にも入れたい。」
そんなことを、その都度聞いているだけです。
AIは料理をしません。
買い物にも行きません。
野菜を切ってくれるわけでもなければ、
フライパンを洗ってくれるわけでもありません。
(本当は洗ってもらいたい..)
ましてや、冷蔵庫の奥でしなびかけた人参を発見してくれるわけでもありません。
実際に料理をするのは、私です。
でも、
冷蔵庫を開けて、
「これ、どうする?」
と気軽に聞ける相手がいる。
すると、昨日の野菜スープが、今日のお弁当のおかずになり、
ダイエットのために作った料理を、家族も一緒に食べられます。
そして、そのやり取りが、今度はブログの記事になる。
考えてみれば、この第二章も同じなのかもしれません。
ブログをリメイクして、
残った野菜をリメイクして、
AIとの会話まで記事にリメイクする。
というわけで、
ここで一句、できました。
リメイクに
本領発揮の
AIと私
おあとがよろしいようで。
【追記】
カレー味のお焼きは、思いのほか家族に好評でした。
このままでは、明日のお弁当の分まで食べられる。
なので、隠しました。
ダイエットおかずのはずが、なぜ私が家族からお焼きを守っているのでしょう…?!
ちなみに、かぼちゃとじゃがいものカレー味お焼きを入れたお弁当はこちらです。
ちょっと不格好ですが、「美味しかったよ」と家族も言ってくれました。

調子に乗ったAI、ひじきまでカレー味にする
カレー味のお焼きが思いのほか好評だったので、私も少し気をよくしました。
そして、どうやらAIも気をよくしたようです。
次に作ろうと思ったのは、ひじきの煮物。
ひじき、大豆の水煮、鶏むね肉。
お弁当にも入れられるし、たんぱく質も取れそうです。
作り方をAIに聞くと、普通のしょうゆ味のひじき煮を教えてくれました。
ところが最後に、余計なひと言。
「少し取り分けて、カレー粉をひとつまみ入れても合います。」
ん?
カレー味のひじき?
初めて聞きました。
「それ、どこかのレシピ?」
と聞いてみると、どうやら特定のレシピを参考にしたわけではないらしい。
鶏むね肉、大豆、人参はカレーと相性がいい。
ならば、ひじきも一緒にいけるのではないか。
AIなりに、材料の組み合わせから考えたようです。
ほう。
AIにしては、なかなか創造的ではないですか。
それなら、やってみましょう。
AIの「たぶん、いける」を食べてみた
もちろん、全部をカレー味にする勇気はありません。
普通のひじき煮を作って、少しだけ取り分けます。
そこへ、例のカレー粉をひとつまみ。
さて、実食。
……。
うーん。
ひじきは、普通のしょうゆ味がいいな。
食べられないわけではありません。
でも、わざわざカレー味にしなくてもいい。
長年食べ慣れた、あの甘辛いひじき煮。
やっぱり、あれがおいしい。
AIの創造的な挑戦。
今回は、残念ながら不採用となりました。
でも、カレー粉に罪はない
とはいえ、このカレー粉。
お焼きだけで終わったわけではありません。
今度は、野菜スープに残っていたキャベツと玉ねぎ。
そこへ牛ロースを合わせて、焼肉風のおかずを作ることにしました。
またAIに聞きます。
「これ、カレー味はあり?」
AIは、しょうゆとみりんで味の土台を作り、最後にカレー粉を加える方法を提案しました。
酒も入れるレシピでしたが、
あいにく、ありません。
まあ、いいでしょう。
しょうゆ。
みりん。
そして最後に、カレー粉。
これが、おいしい。
しょうゆとみりんでコクを出して、カレー粉で味を整える感じです。
なるほど。
カレー粉は、何にでも入れればいいわけではない。
当たり前か。
でも、いつものおかずを少し変えるには、なかなか便利な調味料でした。
AIの提案は、全部当たるわけではない
カレーお焼きは、大成功。
牛ロースと野菜のカレー炒めも、おいしかった。
でも、カレーひじきは、我が家では不採用。
こうして並べてみると、なんだか面白い。
AIに聞けば、何でも正しい答えが返ってくる。
そんなわけではありません。
「この材料なら、こんなのも合うかもしれません。」
AIが考える。
「ほんまか?」
私が作る。
そして、家族と一緒に食べてみる。
おいしければ採用。
いまひとつなら、不採用。
最後に決めるのは、人間です。
考えてみれば、ブログも同じです。
AIがタイトルを考えても、文章を書いても、画像を作っても、
「これは違う」
と思えば、使わなければいい。
逆に、
「これはいい!」
と思ったら、使えばいい。
AIの提案を、そのまま正解にする必要はない。
試して、考えて、最後に決めるのは私。
料理をしながら、そんなことに気がつきました。
ちなみに、AIに
「あなた、カレーが好きだったの? 子どもか!」
と言ったら、
「バレましたか?」
と返してきました。
これからは、「こどもか!」
で、いじってやろうと思います。
今回のカレー粉調理は、
カレーお焼きで一勝。
牛ロースで一勝。
カレーひじきで一敗。
まあ、勝ち越しということで。
こちらも、おあとがよろしいようです。
テケ、テンテンテンテン..ドンドン。