前回の#011では、AIと会話をしながら「四万十お出かけ診断」を作り始めました。
#011 バイブコーディングって、私にもできるの?
プログラミングの知識がほとんどない私でも、質問と選択肢を考えていくと、診断らしきものが画面に出てきました。
「おお、動いた!」
最初は、それだけで嬉しかったです。
けれども、実際におすすめする場所を入れ始めると、だんだん難しくなってきました。
もくじ
「1〜2時間」は、どこから?
診断では、現地で使える時間を、
- 1〜2時間
- 半日
- 1日
の3つに分けました。
でも、ここでふと気づきます。
「その時間は、どこから数える?」
四万十川は、とても長い川です。
窪川駅から出発するのか、江川崎駅からなのか、中村駅からなのか。
高知市方面から来る人もいれば、愛媛県の宇和島方面から来る人もいます。
同じ「1〜2時間」でも、出発する場所によって行ける場所はまったく違います。
窪川駅・江川崎駅・中村駅を起点にすればよいのか。
そう思ったものの、それだけでは四万十川の源流点や、久礼・佐賀方面のかつおの藁焼き体験を案内しにくくなります。
考え始めると、入口がどんどん増えていき複雑になります。
四万十への入口は一つではない
鉄道や車で、愛媛県側から四万十へ来るお客様も少なくありません。
団体旅行では、足摺から四万十川へ入り、そのまま高知市へ向かうような弾丸ツアーもあります。
大河ドラマなどでジョン万次郎が注目されれば、土佐清水や中浜を含めたコースも考えたくなります。
でも、それを全部ひとつの診断に入れ始めると、話が果てしなく広がります。
浮かんできた疑問をAIにぶつけます。
「シンプルな四万十お出かけ診断にしましょう。」
AIの冷静な指摘で、いったんそこへ戻ることにしました。
ジョン万次郎をめぐる旅や団体向けの周遊ルートは、あとで別のおすすめコースとして作ればよい。
まずは、四万十川でどこへ行くかを選ぶ診断にする。
入口も駅だけに限定せず、
- 高知市・須崎方面
- 宇和島・松野方面
- 中村・足摺・宿毛方面
- すでに四万十川流域にいる
- まだ決めていない
という、大きな方向で尋ねてみてはどうかとAIから提案がありました。
何をおすすめするのか?
次に悩んだのが、診断結果として案内する場所です。
沈下橋だけでも、一斗俵沈下橋、上岡沈下橋、長生沈下橋、佐田沈下橋があります。
ほかにも、
- 四万十川源流点
- かつおの藁焼き体験
- しまんトロッコ
- 四万十川の屋形船
- ラフティング
- 四万十町郷土資料館
- ヤイロチョウの館
- 海洋堂ホビー館四万十
- 道の駅四万十大正
- 道の駅四万十とおわ
- 道の駅よって西土佐
- 十和おかみさん市「十和の台所」
など全部で16か所を候補に入れることにしました。
ここで、また悩みます。
景色が見たい人に、どの沈下橋を案内するのか。
雨の日なら、どこまでなら楽しめるのか。
鉄道で来る人に、車がないと行きにくい場所を勧めてよいのか。
家族連れと一人旅では、同じ場所を勧めてよいのか。
「地元の知恵を入れたい」と思ったのに、地元のことを知っているほど、簡単には決められなくなりました。
診断の質問は、これで役に立つのか?
とりあえず、次の5つを尋ねる形にしました。
- 誰と出かけるか
- どちら方面から来るか
- 車か、鉄道・バスか
- 何を楽しみたいか
- 現地で使える時間
質問を増やせば、もっと細かく分けられます。
でも、質問が多すぎると、結果を見る前に面倒になってしまいます。
反対に、質問が少なすぎると、どの人にも似たような場所を勧める診断になります。
簡単であることと、役に立つこと。
その間を探すのが、思った以上に難しいのです。
古い情報のままでは案内できない
診断結果からは、トロッコブログの関連記事へ進めるようにしました。
ところが、リンクをつなごうとすると、今度は記事の古さが気になります。
営業時間、定休日、料金、メニュー、予約方法などなど。
観光施設の情報は変わります。
道の駅四万十とおわの記事では、冷凍の鮎やうなぎ、加工品の販売、食堂のメニュー、天然ナマズを使った料理などを追加しました。
ジップラインの記事も、現在の公式情報と照らし合わせて修正しました。
一方で、診断に入れたいのに、詳しく紹介した記事がない場所もあります。
十和おかみさん市「十和の台所」は、その一つでした。
そこで、地元野菜や手作り弁当、田舎寿司、いも天などを紹介する新しい記事を作りました。
診断を作っているはずが、気がつけば過去記事を修正し、新しい記事まで書いています。
どうやら、診断だけを作れば終わり、という話ではなかったようです。
おすすめが2つでは物足りない?
ようやく16か所の記事をつなぎ、第3版を公開してみました。
ところが、「1〜2時間」や「半日」で実際に診断してみると、結果が2か所だけとなり、少し物足りなく感じました。
せっかく16か所あるのに、選択肢が少ない。
かといって、たくさん出しすぎると、診断した意味が薄くなります。
- 1〜2時間なら3か所
- 半日なら3か所
- 1日なら4か所
くらいがよいのではないかと考えています。
ただし、これは「全部を順番に回るコース」ではありません。
移動時間を含めた旅程ではなく、その人が行き先を選ぶための候補です。
この違いも、画面できちんと伝えないと、初めての人は混乱してしまいます。
そんなこんな考えると、よけいに迷ってきました。
便利かどうかは、使ってみないと分からない
AIは、質問に対する点数の付け方や、診断結果を表示する仕組みを作ってくれます。
けれども、
「この人には、本当にここを勧めてよいのか」
「この道は、初めて来る人でも走りやすいか」
「雨の日に、ここを案内して大丈夫か」
という判断は、地元で暮らしている人の感覚が必要です。
その感覚が正しいかどうかも、実際に読者に使ってもらわなければ分かりません。
おすすめ診断を作ることは、答えを一つに決めることではなく、迷っている人が選びやすくなるように、候補を整理することなのかもしれません。
まだ完成していません。
質問の内容も、おすすめする記事も、これから変わると思います。
それでも、まずは使える形にして、試して、修正していく。
それができるのも、AIと一緒に作るよさなのかもしれません。
AIと相談しながら、少しずつ進めています。
▶ 四万十お出かけ診断
https://shimanto-odekake-shindan.yoseemeyo.chatgpt.site/
次は、診断結果として表示するおすすめの数を増やし、本当に読者が選びやすくなるのかを試してみようと思います。