坂本龍馬を尊敬し、龍馬が京都近江屋で暗殺された時に真っ先に駆けつけ、龍馬とともに襲われ、瀕死の中岡慎太郎から直接に話を聞いたのが、同じ土佐出身の谷 干城(たに たてき)。
彼は生涯をかけて、龍馬の暗殺犯を追ったといわれています。
窪川の偉人、谷 干城
谷 干城(たに たてき)は、幕末、明治を生きた窪川出身の偉人です。
谷 かんじょう という名で地元では、呼んでいます。
天保8年(1837年)に現在の四万十町窪川で生まれた谷は、10歳の時、父親の仕事の関係で高知城下へ移り住みました。
土佐藩士となった谷は、武市半平太と知り合い、だんだんと尊王攘夷の運動へと傾倒していきます。
慶応2年(1866年)30歳の時、長崎で坂本龍馬と出会い、同じ土佐藩出身の龍馬を深く尊敬するようになりました。
そして、倒幕運動へと身を挺していきます。
慶応3年(1867年)龍馬が京都・近江屋で暗殺された時に、真っ先に駆けつけ、瀕死の中岡慎太郎から事の経緯を聞きだしたのが谷といわれ、龍馬の仇と、暗殺犯を必死に追ったとされています。
谷は、新選組こそが犯人と考え、戊辰戦争(1868年)で捕らえた新選組局長の近藤勇を極刑に処しました。
その後、明治政府の一員となった谷は、陸軍少尉、陸軍裁判長、陸軍士官学校校長と華々しく活躍し、政治家に転身。
伊藤博文内閣では、農商大臣として活躍しました。
町民主体の街頭ミュージカル
ドラマチックな幕末時代に、やはりドラマチックに活躍した郷土の偉人、谷干城の生涯をたたえ、11月に四万十町で行われる台地祭りでは、谷干城ミュージカルが行われています。
今年も、11月8日(日)に町民が作って町民が演じる、街頭ミュージカルが開催されます。
「第40回記念台地まつり」について、先日のブログで紹介させてもらっています。
声優古谷徹さんがゲスト!四万十町の地域イベント「第40回台地まつり」よさこい鳴子やミュージカルなど盛りだくさん
11月、龍馬生誕と命日の月、幕末の志士たちに思いを馳せ、ぜひ台地祭りにもいらして下さい。
もちろん、しまんトロッコも7(土)8(日)両日とも運行します。
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