高知県内で「スエコザサ」を鑑賞できる場所3選|貴重植物を間近で撮影できる場所に行ってみた

スエコザサ 『らんまん』トピック
高知県内でスエコザサを鑑賞でkる場所3選

高知県内でスエコザサを鑑賞できる場所に行ってきました。

間近で撮影できる、おすすめの場所を3か所紹介しますね。

スエコザサは、朝ドラ『らんまん』のモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士が、最愛の妻である寿衛子さんにちなんで学名を付けた新種のササです。

苦労をかけた妻の寿衛子さんに

感謝と愛情をこめてスエコザサと命名したんですね。

※ 奥様の名前は、寿衛子が通称、戸籍上は寿衛であったとのことです。ここでは寿衛子と表記しています。(参照文献:MAKINO 高知新聞社編)

スポンサーリンク

高知県内でスエコザサを鑑賞できる場所3か所

スエコザサ
スエコザサ

高知県内でスエコザサを鑑賞・撮影できる場所3つは次の通りです。

  1. 高知市・高知県立牧野植物園
  2. 佐川町・牧野富太郎ふるさと館
  3. 佐川町・牧野公園

①高知県立牧野植物園

牧野植物園のスエコザサ
牧野植物園のスエコザサ

高知県立牧野植物園は富太郎博士の逝去の翌年に開園した施設です。

ここには仙台市野草園より1958年(昭和33年)5月に寄贈されたスエコザサが植えられています。

場所は展示館中庭の牧野富太郎ゆかりの植物エリアです。(参照:まきのQRコード)

スエコザサは常緑ですので、いつでも見ることができます。

名称高知県立牧野植物園
住所高知県高知市五台山4220−6
駐車場※園内駐車場は改修中のため台数制限あり
高知新港の無料臨時駐車場と、無料のシャトルバス利用が便利です
HP高知県立牧野植物園
高知県立牧野植物園の情報

②牧野富太郎ふるさと館(牧野博士の生家跡)

佐川町牧野富太郎ふるさと館のスエコザサ
佐川町・牧野富太郎ふるさと館のスエコザサ

高知県佐川町の牧野富太郎ふるさと館では、入り口付近にスエコザサが展示されています。

この日は雨に濡れたスエコザサが、美しい緑色の姿を見せてくれました。

ふるさと館は、牧野博士生家跡に建てらた資料館で、大正時代当時の牧野博士生家・岸屋の写真を手掛かりに実際の生家跡地に再生されています。

名称牧野富太郎ふるさと館
住所高知県高岡郡佐川町甲1485
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
HPさかわ観光協会 牧野富太郎ふるさと館
牧野富太郎ふるさと館の情報

③佐川町牧野公園

牧野公園のスエコザサ
牧野公園のスエコザサ

牧野富太郎博士が生まれた高知県高岡郡佐川町、生家跡近くの牧野公園にもスエコザサが植えられています。

左手に入っていくと、公園の中腹に分骨で納めれられた富太郎博士と、同じく佐川町出身で幕末に活躍した田中光顕氏の墓があります。

牧野公園は富太郎先生が東京から送ったソメイヨシノの苗を地元有志が青源寺の土手などに植えたことから始まった公園で、高知を代表する花見どころです。日本の桜名所100選にも選ばれています。

施設名牧野公園
住所高岡郡佐川町甲2458
HPさかわ観光協会
スポンサーリンク

スエコザサの特徴

学名Sasaella ramosa(Makino) Makino var .suwekoana(Makino)Sad .Suzuki
和名スエコザサ
分類イネ目 イネ科 アズマザサ属 
分布地本州の宮城県以北
多年草 常緑
花言葉笹の花言葉は「ささやかな幸せ」

スエコザサは宮城県以北の本州に分布するイネ科アズマザサ属のササで、分類上はアズマザサ(東笹)の変種とされています。

平地や低山の林の縁などに稀に生える多年草の日本固有種です。

葉の片方が裏に向かって巻いているところが可愛いらしく、初学者でも見分けやすい特徴です。

葉は長さは10センチほどで、縦にナマコ状の皺があり葉の表裏には白くて長い毛が散在します。

スポンサーリンク

発見時の状況

1927年(昭和2年)65歳で理学博士の学位を受けた牧野富太郎博士は、この年の11月にロシアの植物学者・マキシモヴィッチ博士の生誕百年祭に出席するために札幌市の北海道大学を訪れます。

マキシモヴィッチ博士は、富太郎博士が28歳で苦境におちいり日本での研究に挫折しかけた時、彼を頼ってロシアに行く決意をしていたほど敬愛していた植物学者でした。

北海道大学からの帰り、富太郎博士は植物採集のために宮城県仙台市に立ち寄りました。同行していたのは東北大学の岡田要之助氏らです。岡田氏の案内で三居沢さんきょざわに向かい発見したのが新種のササでした。

このササを見たとき、富太郎博士はしばらくのあいだ動かなかったそうです。牧野博士の心をとらえて放さなかったほど珍しい種類だったのでしょう。

今も発見した場所に、このササが植生しているそうです。
(参照:『MAKINO』(高知新聞社編)

スポンサーリンク

スエコザサと命名した理由

富太郎博士は病床に伏せていた妻・寿衛子の長年の内助の功に感謝し讃えるために、新種のササに彼女の名前から和名と学名を名付けます。

ササを発見した翌年の1928年(昭和3年)2月23日、発表を前に寿衛子さんは54歳で亡くなりました。富太郎博士が66歳の時でした。

研究は寿衛子さんの存在があったからこそ成しえたものであると、亡き妻への感謝と愛情をこめて富太郎博士は彼女の墓碑につぎのような俳句を二句、刻んでいます。

家守りし妻の恵みやわが学び  

世の中のあらん限りやスエコ笹

ひとめ惚れし妻にむかえ、40年の年月を苦楽共に分かちあった恋女房・寿衛子さんへの気持ちが俳句からも伝わってきます。

スエコザサ
牧野博士の妻・寿衛子の名前に因んで付けられたスエコザサ。クルリと巻いた葉が特徴。
スポンサーリンク

高知県以外でスエコザサが見られる牧野博士ゆかりの場所

練馬区立牧野記念庭園

練馬区立牧野記念庭園では、富太郎博士の胸像の周りを囲むようにスエコザサが植えられています。

牧野記念庭園は牧野富太郎博士が、1926年(大正15年)から1957年(昭和32年)に死去するまで約30年間住んだ居宅と庭の跡です。博士の逝去の翌年、1958年(昭和33年)と区立庭園となりました。

施設名練馬区立牧野記念庭園
住所東京都練馬区東大泉6丁目34
HP練馬区牧野記念庭園のご案内
牧野記念庭園情報サイト

その他の植物園

そのほか、仙台市野草園東北大学植物園京都府立植物園などでスエコザサを見ることができます。

スポンサーリンク

まとめ

スエコザサは牧野博士が大変な苦労をかけた妻・寿衛子さんへの感謝の気持ちを残すために命名された新種の植物です。

ササは常緑の植物ですので一年じゅう鑑賞できますが、新緑の5月や梅雨時の6月の頃が若々しく美しい葉が見られます。

スエコザサを見にぜひ足を運んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました