【2024年度】予土線しまんトロッコの時刻・運行日・予約方法・見どころを地元ガイドがご紹介します!

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しまんトロッコ写真大 おすすめの観光

こんにちは!
JR四国・予土線しまんトロッコで、沿線のガイドをしている地元グループ(四万十ART)の、よしみと申します。

私たちガイドグループ・四万十ARTは、しまんトロッコ2号において、江川崎駅から土佐大正駅まで約50分間の車窓案内を不定期でおこなっています。

初めてのかたにもなるべく分かりやすいよう下記のしまんトロッコ情報をご紹介しますね。

  • 時刻表
  • 運行日
  • 料金
  • 空席情報
  • 予約の方法
  • 座席
  • 車内の様子
  • 見どころ
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しまんトロッコとは?

しまんトロッコは、JR四国の予土線・宇和島駅ー窪川駅を走っています。

予土線の魅力は、沿線のどかな風景と四万十川の雄大な自然です。

とくに、トロッコ乗車区間は列車がスピードを落とすので、四万十川の風をまじかに受けながら走ります。

四万十川を渡るしまんトロッコ
四万十川を渡るしまんトロッコ

しまんトロッコには、上り便と下り便があります。

トロッコの乗車区間は下記のとおりです。

  • 上り便=2号(宇和島⇒窪川)トロッコ乗車可能区間は江川崎ー土佐大正
  • 下り便=1号(窪川⇒宇和島)トロッコ乗車可能区間は土佐大正ー江川崎

トロッコ乗車区間以外は、前車両の牽引車に乗ります。

★悪天候や新型コロナウィルスの影響で、急に運行が中止されることもあります。
JR四国さんのHP、Twitter等でお知らせされますので、乗る前に確認してくださいね。

参考 JR四国・列車運行情報

参考 Twitter:JR四国列車運行情報

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2024年度時刻表

各駅の発車時間とトロッコ乗車区間、時刻表はこちらです。

注:毎年3月中旬に時刻が改正されます。

宇和島発ー窪川行き定期列車+しまんトロッコ2号(上り便)

駅 名発車時刻
宇和島(うわじま)9:33
伊予宮野下(いよみやのした)9:51
近永(ちかなが)10:09
松丸(まつまる)10:19
吉野生(よしのぶ)10:23
江川崎(えかわさき)10:45 ⇩ここからトロッコ乗車可能区間⇩
土佐大正(とさたいしょう)11:42 ⇧ここまでトロッコ乗車可能区間⇧
打井川(うついがわ)11:50
窪川(くぼかわ)12:11
参照:YODOSEN FUN FUN TRAINS

窪川発ー宇和島行きの定期列車+しまんトロッコ1号(上り便)

駅 名発車時刻
窪川(くぼかわ)13:21
打井川(うついがわ)13:43
土佐大正(とさたいしょう)13:57 ⇩ここからトロッコ乗車可能区間⇩
江川崎(えかわさき)14:51 ⇧ここまでトロッコ乗車可能区間⇧
吉野生(よしのぶ)15:09
松丸(まつまる)15:14
近永(ちかなが)15:23
伊予宮野下(いよみやのした)15:41
宇和島(うわじま)16:00
参照:YODOSEN FUN FUN TRAINS

※当日の天候や状況によって、運行が中止されたり時間が若干変わることもあります。

台風の日や大雨の時などはご注意ください。

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2024年運行日

4月~12月

4月6、7、13、14、20、21、27、28、29
5月3~6、11、12、18、19、25、26
6月運転なし
7月6、7、13~15、20、21、27、28
8月3、4、10~18、24、25、31
9月1、7、8、14~16、21~23、28、29
参照:YODOSEN FUN FUN TRAINS
10月5、6、12、13、14、19、20、26、27
11月2、3、4、9、10、16、17、23、24、30
12月
参照:YODOSEN FUN FUN TRAINS

JR四国press発表を参考にしています。

参考 JR四国HP「2024しまんトロッコの運転日」

※例年、6月(梅雨時)と1月2月(寒い時期)のトロッコの運行はお休みです。

【追記】私たち四万十ARTのガイド乗車予定日(江川崎駅ー土佐大正駅)

2024年9月は、7、14.15.16,21.22.23、28

2024年10月は、5、12.13.14、19、26

2024年11月は、2.3.4、9、16、23、30

おもに土曜日と連休に乗車しています。
やむをえない事情でガイドが乗車できない日があります。ご了承ください。

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料金

江川崎駅に停まる、しまんトロッコ

料金は、通常の乗車券に加え、トロッコの座席指定券として大人 530円 小児 260円 が必要です。

青春18きっぷや、JR Rail Pass (ジャパンレールパス=海外から日本に観光に来る外国人の方が利用)も、トロッコの座席指定券の購入をして乗れます。

※ただし、40席しかないので予約か、席が空いてる時になります。

それと、予土線の「窪川~若井(わずか1駅間)」は、予土線と土佐くろしお鉄道の両線が走る区間で、JRではなく「土佐くろしお鉄道」管理の路線ですので、青春18きっぷやJR Rail Passご利用の方は、別途料金(210円)が必要となります。

トロッコ車両は、普通料金にプラスして別途、指定席の料金(大人530円・こども260円)がかかりますので、注意してくださいね。

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空席情報

しまんトロッコの空席情報は、JR四国のHPに掲載されてます。

直接、駅へお電話で問い合わせをして、聞くことができます。

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予約の方法

しまんトロッコ座席


しまんトロッコは、乗車日の1カ月前の朝10時から予約可能です。

四国外などの方で、お電話での予約&購入する場合は、
JR西日本予約サービス 電話番号 0088-24-5489 (にし ごよやく)
また、お近くのJRみどりの窓口でも、予約&購入が可能です。

しまんトロッコの発着駅
JR宇和島駅0895-22-0175
JR窪川駅0880-22-0156 に直接お電話で予約をしてもOKです。

しまんトロッコ1号でしたら、発車駅の窪川駅へ電話して予約するのが便利ですよ。

当日、空席があれば、駅で購入できます。

車内で車掌さんから買うこともできますが、事前に駅で購入されることをおすすめします。

座席と車内の様子

しまんトロッコ車内
しまんトロッコの車内(テーブル10個、席40席)

トロッコの座席と車内の様子をご紹介します。

車内は、定員40人。

4人掛けのボックスシートが左右に5つづつ並んでいます。

午後の便、しまんトロッコ1号は、宇和島行きなので、進行方向(牽引車)に向かって
・右側の前から偶数席2,4,6,8,10番のテーブル、
・左側の前から奇数席1,3,5,7,9番が並んでいます。

午前の便、宇和島発ー窪川行きのしまんトロッコ2号は、牽引車が反対側につきますので、進行方向に向かって、左側が偶数席、右側が奇数席となります。詳しくは予約時にお確かめ下さいね。

ボックスシートはそれぞれA.B.C.Dの席があり、
・窓際がA席とD席、
・通路側の席がB席とC席になります。

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お知らせ

ごめんなさい!車内にトイレはないです

車内にはトイレはありません


予土線車内には、トイレがありません。出発の駅でお手洗いを済ませて下さいね。

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見どころ

風景が良く見えるのは、どちら側の席ですか

と、よくお客さんに聞かれます。

土佐大正駅から江川崎駅までの間はどこに座っても四万十川も景色もよく見えます

川が右側、左側と変化するように流れているからです。

土佐大正ー江川崎間が、しまんトロッコの見どころ・おすすめ区間です。

ただ、一番後ろの席は風がびゅーびゅー吹き込んできますので、めっちゃワイルドです!(笑)

トロッコ車内の様子

トロッコにお客様が乗るとこんな感じです。

窓はありません。まさに、吹きっさらしです!(笑)

四万十川の風を思いっきり体感していただきます。

くれぐれも帽子や切符を飛ばされないよう気をつけて下さい。

トロッコ後ろ

午前の便のしまんトロッコ2号が窪川駅へ着くと、前についている牽引車をいったんトロッコから外して、反対側へつける作業を駅員さんがしています。これをみるのも、ちょっと楽しいですよ。

絶景ポイント

しまんトロッコ1号からの見どころ、たくさんあるのでまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

関連 【特集】予土線絶景ポイント~しまんトロッコ1号沿線の風景~

しまんトロッコ1号と2号の違い

江川崎駅停車中のトロッコ

しまんトロッコは1号と2号があります。

「1号と2号って、どういう違いがあるの??」とよく聞かれるので、こちらにまとめました!

ヒントは愛媛県と高知県です。
関連 JR四国予土線観光トロッコ列車しまんトロッコ「1号」と「2号」の違いは?

日本で初めての観光トロッコ列車

しまんトロッコは、日本で初めて走り始めた観光トロッコ列車です。

予土線は、昭和49年に予土線が全線開通しました。その開通から10年後の昭和59年に、豊かな四万十川の沿線の風景を多くの人に見てもらいたいと、当時、国鉄に勤めていた職員さんたちが考えついたそうです。

それから30年以上、トロッコ列車は、この予土線を走っています。

現在の山吹色のしまんトロッコにリニューアルする前は、赤い屋根の緑のお顔、「清流しまんと号」という名前でした。

素朴な感じの可愛いお顔でしたよ。

清流四万十号
リニューアル後のしまんトロッコ
リニューアル後のしまんトロッコ

平成25年の10月に、鉄道デザイナーの三戸岡鋭治さんにより、現在の山吹色のしまんトロッコにリニューアルされました。

鮮やかな山吹色は、四万十川の緑の山や碧い川にも映えて、地元の子供たちも人気のトロッコ列車です。

ワイルドなトロッコ列車

線路と半家バイパス


無蓋貨物に簡易なイスとテーブルを取り付けたトロッコなので、座っている椅子からダイレクトに揺れが伝わります。

よく、乗り鉄さん鉄道マニアの方に乗って頂きますが「これは、揺れがすごいな!」とびっくりされます。

それと、線路をきしみながら走る音、ディーゼルの音が大きくて騒々しいです。ワイルドです!

このあいだ乗ってくれた小さな男の子が言ってました。「うわー、森の中を走ってるみたい!」と。

確かにそうですね、私たちはいつも見慣れている光景ですが、森林の面積が土地のが8割以上を超える四万十川沿いですので、山の中、森林の中を進んでいるトロッコ列車です。これもワイルドです。

ガタンガタンという揺れと、うるさいくらいの音の中で、私たちガイドがマイクを持ってしゃべってるので、余計うるさいです。乗ってるお客さんも疲れるだろうなーと思います。

始めのうちはワクワクしていても、揺れと疲れで寝落ちするお客さんは多いです。

きっと、長旅でお疲れなんだろうなーと思います。気にせず、トロッコの揺れにまかせて寝落ちしちゃって下さい(笑)

北海道から高知の四万十川へ

しまんトロッコのロゴマーク
しまんトロッコのロゴマーク

実は、このトロッコ列車、高知県の予土線に来る前に、北海道で貨物として仕事していました。

リニューアルした、しまんトロッコのロゴマークに、とら45000とあります。

これが北海道で走っていた時の名前です。

「トラ」というのは、国鉄時代の貨物で、屋根のない無蓋貨車のことをさすようです。北海道から四国の四万十へ、はるばる来てます!

おすすめの季節

車窓から見える四万十川


おすすめは、暖かくなった春から川面がまぶしい夏、そして山々が深い秋色に染まる季節です。

夏、吹きっさらしの貨物列車を改造したしまんトロッコでは、「ミーン、ミーン」という山の木のセミたちの声が聞こえます。

トロッコは山の中を走り抜けるので、ときどき、大きなセミが、車内にボタッと飛び込んできます。

窓のないトロッコは、風が勢いよく吹き込んできますので、帽子を飛ばされないように気を付けて下さいね。

鉄道橋の上や、トンネル出口が一番風が吹くところです。

ガイド仲間も、トンネルの出口付近で、ゴーッという風に帽子を飛ばされて、下の川原へ飛んでっちゃいました。もう取りには行けません!

吹きっさらしのトロッコに乗るには、あたたかい季節が良いです。

冬は・・さ、さ、寒くて、寒くて。

しかし、冬は四万十川が一番透明度が高い時期です。

水温が低くなると、藻の発生や微生物もグッと少なくなり、川底までまっすぐ透き通って見えます。

朝晩の寒暖の差も大きく、水温と外気の温度差が大きい時に発生する川霧は幻想的です。

川霧は早朝によく見られる光景で、私も一番好きな四万十川の景色です。

予土線の線路とトンネルと

予土線はトンネルが多い路線です。

トンネルの中は、どんなに暑い夏の日でも、ひんやりとして気持ちがいいです。

秋や冬の寒い時期には、上着や羽織るものがあると便利です。

JR四国さんが車内用のブランケット(ひざかけ)を貸してくれるので、遠慮なく言って下さいね。

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地元住民の沿線ガイド

コスモスとしまんトロッコ


2011年から地元住民グループ「四万十ART(しまんとあーと)」の私たちが、しまんトロッコの中で沿線のガイドをすることとなりました。

少しでも予土線の利用につながるよう、地元の私たちでも何かできることはないかということで始めたのが、地元ガイドによる沿線ガイドです。

ガイドといっても、地元に住む普通のおばちゃん達です。

トロッコに乗って下さるお客様に、うまくお伝えできているかは分かりません。

少子高齢化が進み、だんだんと人が減り子供の人数が目に見えて減る田舎のまちですが、予土線は通勤通学の大事な足です。

高校生や車を持たない方の大事な公共交通です。

赤字路線の予土線で、地元のかかわりはどうあればよいのか、悩み考えあぐねているのが今の正直な思いです。

しまんトロッコに乗っていただくお客様からのご意見も、お聞かせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

四万十川の美しさや雄大さ、素朴な田舎の良さを、あらためて感じている今日この頃です。

トロッコから見える四季折々の四万十川の光景を、一緒に楽しみませんか?

待ってます!

高知県や四万十川周辺の、観光おすすめスポットをご紹介しています。

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