四万十市 あじさいの名所「安並(やすなみ)水車の里」場所や見頃 藩政の歴史とのつながり

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水車とあじさい 観光

田園が広がる四万十市安並(やすなみ)の用水路沿い約1kmに、十数基の水車がガッタンゴットンと音を立ててまわっています。

毎年6月になると水路沿いにあじさいが咲き誇り、四万十市の名所になっています。

2022年5月23日現在の安並水車の里の紫陽花の様子と開花情報です。

5月23日の安並水車の里の紫陽花の様子です。蕾が付き始めた株がほとんどで、開花や色づきは、まだこれからという状況でした。
青や紫に色づいている花は、わずかでした。これから徐々に開花していくのが楽しみですね。この日は、公園管理公社の皆さんが、紫陽花の水路や東屋周辺の草刈りをしてくださいました。
周辺が整備されると、紫陽花の美しさが際立ちますね。お手入れありがとうございます。次回の開花情報を楽しみにお待ちください。

参照:四万十花まつり 開花情報

2022年の今年も関係者の皆さんのお手入れのお陰で素敵なあじさいを見ることができます。

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四万十市 安並(やすなみ)水車の里

高校時代、四万十市(旧中村市)の学校へ通っていた私は、

おや? 安並(やすなみ)に水車なんてあったっけ?


と思ったのですが・・

どうやら水車はその昔、藩政の時代と深いつながりがあるようです。

四万十市 安並(やすなみ)水車の里の場所や駐車場、歴史、あじさいの見頃をご紹介します。

四万十市中村駅までのアクセス

安並(やすなみ)水車の里は、高知県西部に位置する四万十市(旧・中村市)にあります。

最寄駅は土佐くろしお鉄道「中村駅」です。

【中村駅までのアクセス】

高知IC⇒四万十町中央ICまで約50分、そこからは国道56号線を西へ、中村駅まで約1時間です。松山市からは国道441号⇒西土佐経由439号で2時間30分(注:439号はところどころ狭い道です)または四万十町窪川経由で3時間30分
列車高知駅⇒中村駅まで特急で約1時間45分、窪川駅⇒中村駅まで特急で約40分

中村駅から水車の里までのアクセス

「安並水車の里」場所・駐車場

安並水車の里

住所高知県四万十市安並
アクセス中村駅から車で約10分、自転車で20分、徒歩40分
駐車場有り
トイレ有り

あじさいが見られる時期

6月の梅雨に入ると、あじさいが元気に咲き始めます。

レンタサイクルで行ける!

晴れた日はレンタサイクルが便利です。

中村駅近くに四万十市観光協会があり、自転車の貸し出しをしています。

【四万十市観光協会】

住所四万十市駅前町8-3
電話0880-35-4171
種類電動アシスト自転車、シティサイクル、マウンテン
四万十市観光協会HPhttp://www.shimanto-kankou.com/
レンタル料看板
四万十市観光協会のレンタサイクル料の看板、電動アシスト自転車やマウンテンバイクなどの自転車があります

(レンタル料2017年5月現在)

安並水車の里 紫陽花のまつり

あじさいの花


あじさいの見頃に、地域の物産販売をしたり、お茶の接待所で野点を楽しんだりできるイベント「安並水車の里 紫陽花のまつり」が開催されています。

水車の手作り実演もあって、昔の人は水田に水を汲みあげるために、こうやって工夫してたんだなーと感心します。

【追記】2020年度の紫陽花まつりは開催が中止となっていました。

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復活された水車群

私は「なぜ安並に水車なんだろう?」と不思議に思っていたのですが、駐車場にあった案内看板に、その答えがありました。

今から四百年ほど前の藩政時代、安並をふくむ四つの村の水田に水を通すために、土佐藩家老 野中兼山(のなかけんざん)が、灌漑用の分水路を作ったのが、四ヶ村溝(しかむらみぞ)とよばれる用水路です。その溝から水田に水を汲み上げるために、当時、多くの水車があり、明治の頃までは50基の水車があったようです。

現在、本当に農業用水を汲み上げている水車は数基のみのようですが、当時を偲んで観光用にこうして地元の人が管理し設置しているそうです。

ここは、生田斗真さんと真木よう子さん主演のドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」でも、撮影現場になってましたね。

看板のそばには、休憩所、駐車場、トイレもあり、きれいに整備されています。

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土佐藩 野中兼山の功績

野中兼山の看板
出典:「安並水車の里」案内看板より

それにしても、土佐藩の野中兼山(のなかけんざん)は、県内あちこちで水田や堰の工事を行っています。春野の用水路しかり、野市の父養寺の用水路しかりです。

広い田園と用水路沿いに咲くあじさいを見ると、野中兼山の功績が生活の中でしっかりと受け継がれていることがよく分かります。

と同時に、兼山(けんざん)亡きあと、宿毛(すくも)に40年間幽閉された、妻や子ども達の悲しい末路が思いおこされます。

ここ「安並の水車の里」から車で35分、宿毛市文教(すくもし ぶんきょう)センターの宿毛市立宿毛歴史館では、幽閉された野中兼山家族がどのように生き、どのように亡くなっていったかを、兼山の四女である婉(えん)が語るドラマ仕立ての映像があります。心に深く残る映像でした。

野中兼山のことをもっと知りたい方は、ぜひ宿毛市(すくもし)の宿毛歴史館へも行ってみてください。

安並(やすなみ)水車の里から車で約35分です。

【宿毛市立宿毛歴史館】

住所高知県宿毛市中央2丁目7−14
電話0880-63-5496
休館日毎週月曜日(祝日の場合は開館して翌日休館 年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間AM8:30 ~ PM5:00(PM4:30までに入館)
入場料小中学生100円、高校生以上200円

野中兼山にも思いを馳せながら、高知県内のあじさいの名所をたずね歩くのもいいかなと思います。

県内のあじさいの名所をご紹介しています。

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