四万十名称の由来、上流の四万川川(しまがわかわ)から下流の十川(とおかわ)までを結ぶから

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四万十川

四万十川の全長は196キロメートル、その長さは四国で第一位。

たくさんの支流が合わさってできています。

支流の数は、大小合わせて70の第一次支流と、200以上の第二次支流、そして支流へ流れ込む小さな谷川も含めると、319を超えます。

もともと「四万十川」という呼び名は、たくさんの支流の総称でもあったようです。

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四万川から十川まで流れる川

四万十川の上流にある檮原町(ゆすはらちょう)

坂本竜馬脱藩の道として有名な、文化の香る町です。

ちなみに、檮原という字の略式表記が梼原となり、両方使われてます。

 

檮原町の四国カルスト・大野ヶ原のふもとに、四万川(しまがわ)という地域があります。

昔は、四万川村という名前の村だったそうです。

ここを流れる四万川川は、現在でも梼原町の豊富な水源の一つとされています。

四万川川は、梼原川という第一次支流に流れ込み、大正で本流の四万十川に合流します。

檮原町の四万川から、下流の四万十町十川(とおかわ)までを結ぶから四万十川になったという説です。

四万川の四万という字と、十川という字を合わせ、四万十川という説は、とても有力な説だと私も思います。

ところで、下流の十川(とおかわ)という地域は、日本で初めてこいのぼりの川渡しを始めた地域です。

予土線が全線開通した、昭和49年、地元の体育指導員さんを中心に始められました。

それから41年、毎年4月中旬から5月中旬まで、地元のボランティアさんの力で、四万十川の上を500匹のこいのぼりが泳ぎます。

それはそれは、迫力があります。

こいのぼりの川渡し発祥の地として、有名な十川。

しまんトロッコも、十川駅を通過します。

トロッコの中で、こいのぼりの川渡しも紹介しながら、四万川から十川を結ぶから、四万十川となったという説を皆さんにお話しさせていただいてます。

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たくさんの支流を集める四万十川は、上流の山々が保たれ、谷川や支流がきれいだからこそ、中流域や・下流域も環境が保たれているといえます。

昔から、川のほとりに住む人々は、上流から下流までとうとうと流れるこの川を、とても大事にしてきました。

川は、木材を流す大事な流路でもありました。

四万十川という名前の由来、木材を川に流すことから付けられたという説を、次回ご紹介したいと思います。

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