本日(10/16)開催の、2016「第22回四万十川ウルトラマラソン大会」は、昼過ぎから雨がポロポロと降って、午後は大降りになってしまいましたが、全国や海外からもたくさんのランナーの方が、エネルギッシュに四万十川沿いを走り抜いていかれました。私も陸上部の娘と一緒に監察スタッフで100キロコースの沿道に立っておりました。やっぱり、みんないい顔してますね。
四万十川ウルトラマラソンの定員に対する倍率
さて、今年の四万十川ウルトラマラソンの倍率や気になる結果(リザルト)を調べてみました。四万十川ウルトラマラソンは、通年2.7倍くらいの倍率です。今年2016年に関しては、少し減っています。
100キロコースは、定員1,650に対して、応募エントリーは4,002、抽選の倍率が、2.43倍でした。
60キロコースが、定員550に対して、エントリーが1,412、抽選倍率が、2.57倍でした。前夜祭でお話したランナーにも「四万十川ウルトラマラソンは、応募してもなかなか入れなくて、今回やっと来ることができたよ」という方もいらっしゃいました。ランナーの年齢は、20代から70代と層が厚いです。女性も65歳以上の方が、100キロ、60キロそれぞれいらっしゃいます。前向きですよね。ホント、凄いですね。
【追記】2016 結果(リザルト)
100キロ優勝は、愛知県の大林僚さん、6時間55分48秒。初優勝されました。
女子の部100キロは、兵庫県の山口みゆきさん、8時間19分49秒で2連覇です。山口さんは、なんと私と同じ50代。勇気もらいますね。
100km男子上位20(敬称を略させて頂きます)
1大林僚 6:55:48 男子30~34歳
2原良和 6:58:26 男子40~44歳
3外池快太郎 7:03:02 男子30~34歳
4吉田隆太 7:08:57 男子35~39歳
5冨高一成 7:13:15 男子29歳以下
6外池翔太郎 7:42:52 男子29歳以下
7曽我部拓磨 7:45:48 男子30~34歳
8鳰原岳 7:48:54 男子40~44歳
9田中秀和 7:48:54 男子35~39歳
10市坪和也 7:52:14 男子30~34歳
11田中実 7:53:10 男子45~49歳
12福原雄一 7:55:20 男子35~39歳
13仲西宏 7:56:55 男子40~44歳
14安孫子亮 7:58:56 男子40~44歳
15花岡尚賢 8:00:41 男子40~44歳
16大林剛 8:00:50 男子29歳以下
17池田一久 8:08:42 男子40~44歳
18宮城要 8:14:02 男子45~49歳
19池内雅裕 8:14:53 男子29歳以下
20羽野明百 8:15:38 男子45~49歳
白バイやパトカーの先導車に続いて走られていたトップのお二人はしのぎを削りながらも、堂々とした王者の風格がありました。大会6連覇を狙う原さん(原さんのお名前はもちろん、地元でも有名です)ぴったりと並走していた大林さんが40キロ地点を超えたところで、リードしそのまま差をつけて、初優勝されました。私たちの前を風のように走り抜けたトップ20くらいのランナーの走りは、記録を狙いにいってるという感じで、惚れ惚れします。ですが、全てのランナーの方が、表情が豊かで生き生きとして清々しいと思いました。
それぞれのランナーの結果速報は、RUNNETのHP ランナーズアップデートで確認できます。これ、便利ですね。私も友人のゴールをこれで確かめました。このランナーズアップデートは、大会当日に利用できます。ちなみに、トップを走っておられた方は、お昼過ぎにはすでにフィニッシュされてました。さすがです。
四万十川ウルトラマラソン2016 ランナーズアップデート
また、当日は、四万十市役所のHPでインターネット中継があり、61.5キロ地点のレストステーションがある西土佐カヌー館とゴール地点の2ケ所に、Liveカメラがありランナーの様子を見ることができます。(四万十市役場HP)
100キロコースの完走率は、例年7割を超えています。60キロは8割以上の完走率です。今年は、スタートから前半、昼までの天候は曇り、その後、後半は雨によってずいぶん苦しめられたランナーも多かったのではと思います。
【追記】
2016年の100k完走率は、75.3%(男子76.05%、女子69.66%)、60k完走率は88.26%(男子89.16%、女子85.90%)でした。いや、ホントに凄いです。こんな過酷なレースなのに。
応援する側も、ついつい力(リキ)入ってます!
私は見てるだけなので、「頑張って下さい!」とか「ファイトです!」とかしか言えないんですが、「はーい、ありがとう!」とか、手を挙げて応えてくれたり、目で「うん」と答えてくれたりのランナーも多かったです。「ファイトですって、言わないで~(泣)」という方もいて、あー、凄く頑張ってらっしゃるんだから、これ以上頑張れというのもどうかなーと思いつつ、、、何てお声がけしたら良いかなーと考えながらも、ついついこちらも力が入って応援してました。
「300メートル後ろに、転倒してケガしてるランナーがいるよ、見てあげて。」と言われて、ランナーに逆行して走って行くと、「あと200メートル先!」「あと、100メートル!」と行き交うランナーが教えてくれました。私もこのくらいなら走れました(笑)ここ数か月続けている朝と晩のジョギングしてて良かったです。ケガの具合は、大事には至らなかったようで、続行して走れそうでしたので良かったです。こんなケースが私が立ってるところで、2回ありました。最難関と言われる峠を越え、けっこう足にも体にもきている地点でしたし、長丁場のマラソンは、ちょっとしたことでもバランスを崩し、ケガに結びついてしまうのですね。本当にランナーの皆さん、気をつけて下さいね。
完走請負人フィニッシュサポーターやチャレンジャー
それと、今回気がついたのが「14時間」と印刷されたゼッケンのような紙を付けて走ってる方、見かけました。公式に募集された100キロコースのフィニッシュサポーターというペースランナーのグループが、専用のビブスを着て、ランナーの完走をサポートするために、12時間とか14時間での完走をするために、時間配分を決めランナーの目標達成の目安となってスタートからフィニッシュまで実際に走ってました。完走請負人というのが、いいですね。
おそろいの黄緑色のTシャツは、「四万十川ウルトラマラソンチャレンジャー」の方々で、練習から励ましあいながら完走をめざしているグループでした。練習は孤独でレースは過酷ですが、こうやって励ましあいながら自分を鼓舞して、今日のレースを迎えられたんですね。
忍者風のコスプレや、ドラゴンボール風に亀と背中に書いてる方、ドラえもんのタケコプター付けてる方、弟子のピカチュー連れてる方、草履で(ぞうり)で走ってる方(←これの方が走りやすいのかな?)もいたりして、皆さんそれぞれでした。
やっぱりウルトラマラソンは人生に似てますね。挑戦している姿は、本当にカッコよかったですよ。
地元では、ウルトラマラソンをはじめフルマラソンの四万十川桜マラソン大会や、山の斜面を走る面白いトレイルランニング(トレラン)もあります。ぜひぜひ参加してください。そうそう、遠足と豪語して242キロを走破する「土佐乃国横断遠足」という大会もあります。未知の領域です(笑)
【特集】四万十川ウルトラマラソンなど、人気上昇中のマラソン大会