文旦の皮で作る甘くてほろ苦い文旦ピール の作り方

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文旦チョコピール レシピ

文旦王国・高知に住んでいながら、文旦の皮がこんなに美味しくなるなんて知りませんでした!文旦さん、ごめんなさい。

 

初めは「文旦の皮?そんなのいつも捨てるし。おいしいの?」と思ったけど、文旦ピールは作り方も簡単で、意外な美味しさが人気です。工夫次第で見た目もお洒落になり、チョコをからめたらバレンタインやおやつ、お茶うけにもグッド。罪ほろぼしに、うちのご近所でも文旦ピールを広めたいと思います(笑)

 

でっかくてジューシーな果物・文旦。中身はもちろん甘酸っぱくてさわやかです。その文旦のいつもは捨ててしまう皮を使った、人気の文旦ピールの作り方です。

 

美味しく作るコツは
1、厚い皮を頑張って剝いで、一晩から一日水にさらす
2、何度か湯こぼしをして、独特の苦みを取ること
3、白い綿のような部分(アルベド)を自分の好みの厚さにすること

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今が旬の高知の文旦

水晶系文旦
文旦は主に冬から春先にかけてできる果物で、ハウス物の水晶文旦から露地物の土佐文旦と、品種ごとに美味しい旬が切れ目なく続きます。

 

今回は、水晶(すいしょう)系文旦で作ってみました。10月上旬から12月中頃までが旬の、高知の水晶文旦は、希少で贈答品として高価な果物です。1月に入ると、それより少し小粒な水晶系文旦が、1個200円~300円ぐらいで数個入った袋入りで出始めます。私も5個入りで1,000円を買ってきました。

 

水晶系ですので皮もつるつるとして、そのあとに出てくる土佐文旦より表皮も多少薄めです。それでも、皮はガッツリとして固いので、どんなに力持ちでも手で文旦を割ることはできません。包丁か専用のツール・ムッキーちゃんが必要です。

 

まずは、子どもと一緒に専用のムッキーで文旦の皮はぎをしました。皮を剥いでいると、ジューシーでさわやかな香りが部屋中に広がります。

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文旦ピールの作り方

【材料】
・文旦の皮1個分:今回は約200グラムです。
・砂糖:文旦と同じ量約200グラム(お好みで調整して下さい)上白糖を使いました。
※白い綿の部分を取り除くと、皮の総量も少なくなるので砂糖をもっと減らすと良いかも。
・塩:少々、文旦の皮を洗う時に使いました。

文旦の皮1個分

文旦1個分の皮、今回は重さ約200グラム

 

【作り方】
1、文旦の皮を塩で洗う。
※なるだけ無農薬が良いですが、完全無農薬は少ないと思うので、気になる場合は、表皮を塩で洗います。
2、適当な大きさに切る。今回は4分の1にカットしました。
3、水に漬けて、えぐみや苦みを取る。何度か水を変え一晩~1日、水に漬ける。

 

4、翌日たっぷりのお湯で、湯こぼしの作業を3,4回行う。
※文旦の皮は苦みやえぐみが強いです。湯こぼしも最初のうちは、えぐい匂いがしますが、だんだんとさわやかな香りに変わります。少しかじってみて、舌に苦みが残らなければOK。
5、ザルに上げて、水分を切ります

6、皮の白い部分を、包丁やスプーンを使ってそぎ落す。

【追記】白い綿のような部分を簡単に取り除くには(^^♪
・剥いですぐの生のままよりも、湯こぼし作業のあとで削ぐと力も要らず簡単です。
・包丁やスプーンで削ぐように白い部分を除くと、好みの適度な薄さにしやすいです。
※白い綿の部分(アルベド)にも苦みがあります。
※なるべく薄くすると、香りがさわやかで薄くて硬いピールに仕上がります。しかし、白い部分(アルベド)を削ぎ過ぎると、乾燥した時に固くなり歯にくっつきやすくなります。お好みですが、多少白い部分を残し気味にするとソフトに仕上がります。自分好みの皮の厚さを究めると、私はソフトな仕上がり派です。

7、適度な長さに切ります。形もお好みです細長サイズや②ひと口大の扇形サイズがおすすめです。

 

8、鍋に切った皮を入れ、ひたひたになるぐらいの水を入れます。
9、お砂糖も適量入れて、弱火で煮ます。
※焦げないように気をつけましょう。
10、皮が透明になり、味見をして柔らかくなったらOk.
※何度か火を止めたり付けたりしながら、じっくりと仕上げます。
11、粗熱が取れたら、クッキングシートの上にのせて自然乾燥させます。

12、自然乾燥またはオーブンで低温で焼く。
・そのまま冷蔵庫に入れても乾燥させる方法。
・またはオーブンで120度くらいの低温で様子を見ながら20分ほど、乾燥させる程度に焼くのもよしです。

・乾燥した寒い昼間、外に干すと2時間くらいで乾きます。虫が来ないようにネットやザルをかぶせると安心です。

◎充分甘いとは思いますが、お好みでグラニュー糖を振ってもOK.チョココーティングしたら、バレンタイン用にもなります。私は友チョコ、職場チョコにします。

【写真で説明】
細長サイズ

文旦の皮を水にさらす

たっぷりの水に漬けます。途中何度か水を変えながら一晩漬けます。

文旦の皮を湯こぼし

湯こぼしの作業を何度かします。エグイ匂いから、さわやかな香りに変わります。

文旦の皮を細くカット

①細長サイズは5mmくらいにカットします。

文旦の皮と砂糖

皮と同量の砂糖(お好みで)を入れて、たきます。

煮詰める様子

弱火でぐつぐつ。途中火を止めたり付けたりしてじっくり。

あめ色になった文旦の皮

皮が透き通りあめ色になってきました。焦がさないように!

仕上がり状態

味見をしてOKなら、火を止め粗熱をとり、その後クッキングシートに並べて乾燥させます。

 

【写真で説明】
ひと口大の扇型サイズ
※三角の形も可愛く出来ました。文旦1個分の皮で作りました。

三角扇型サイズの文旦の皮

②ひと口大の扇形サイズに切り、一晩~1日水にさらす。水は数回変える。

湯こぼし作業

湯こぼし作業を3、4回。食べて苦みが気にならない程度でOK.

アルベドを削ぐ作業

白い綿のような部分(アルベド)は、剥いてすぐの生のままより、湯こぼしのあとが削ぎやすく好みの厚さにしやすいです

砂糖を加える

砂糖(皮の重さ50%-100%の量でお好み)を加え弱火で煮詰める ※私は砂糖100%甘党派です!

煮詰めた文旦の皮

あめ色になったら出来上がり

乾燥した文旦の皮ピール

天日で干すかオーブンの低温で乾かす、冷蔵庫で乾燥させる

文旦の皮チョココーティング

グラニュー糖を振る。チョコスプレーや、テンパリングしたチョコをディップ、ナッツを乗せるなどお好みでデコる

文旦ピールチョコ

♪出来たぜ(^^♪イエイ

 

◎やはり、コツは皮の苦みを上手に取ることです。一晩水に漬け、湯こぼしが数回必要ですが、意外と簡単です。ぶきっちょな私でも出来ました。

 

文旦ピールはそのままでも十分甘くて美味しいですが、これにチョココーティングしたら喜ぶかなと思い、チョコっとやってみました。「お、うまそ!」とうちの旦那さんがつまみ食いして味見するので、乾燥する前に減っていってます。お茶受けにも、2月のバレンタインにもいいと思うので、きれいに見えるサイズやチョココーティングをもう少し研究してみたいと思います。さわやかな中身の文旦を食べたあと、ほろ苦く甘い文旦ピールも是非作ってみて下さい。

 

私も大好きな文旦の、ユニークでダイナミックな食べ方(剥き方)と、意外に美味しい皮レシピの紹介です。
【特集】文旦の食べ方 皮レシピ!ジャム(マーマレード)やピールもイケます

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