冬になると、高知では大きな黄色い柑橘「土佐文旦」がたくさん店頭に並びます。
ところで、
- 文旦(ぶんたん)
- ボンタン
- ザボン
って、結局何が違うのでしょうか?
実はこれ、地域や呼び方の違いはありますが、同じ「ブンタン類」の柑橘です。
高知では「文旦(ぶんたん)」
九州では「ボンタン」
和名では「ザボン」と呼ばれることがあります。
この記事では、
- 文旦・ボンタン・ザボンの違い
- ボンタンアメとの関係
- 高知の文旦文化
- 土佐文旦の旬や種類
を、高知県民目線でわかりやすく紹介します。
「へぇー、そうだったのか!」
と思える、文旦雑学の記事です。
| 呼び方 | 主に使われる地域 |
|---|---|
| 文旦(ぶんたん) | 高知など |
| ボンタン | 九州地方 |
| ザボン | 和名・古い呼び方 |
基本的には、どれも「ブンタン類」の柑橘を指します。
この記事で分かること
- 文旦・ボンタン・ザボンの違い
- ボンタンアメとの関係
- 土佐文旦の特徴
- 高知の文旦文化
- 文旦の旬と種類
- 文旦の食べ方やレシピ
もくじ
ボンタンアメはおばあちゃんの味

はい、これ食べや


あー、懐かしいですねー このボンタンアメ、
昔っからありますよねー。
オブラートでくるんでて、あっさりした甘さで、このちょっと歯にくっつく感じが何とも言えない。
うちの祖母が大好きでした!いただきまーす。

そやろー、私も好きやねん、このぶんたんの飴

ん!?ボンタンと、ぶんたんって同じなんですか?

そやでー、九州ではボンタンって言うし、ザボンとも言うよ

確かに「ボンタンアメ」と書かれた箱には、漢字で文旦飴とあります。文旦(ぶんたん)は、別名ボンタン、和名がザボンと言うそうです。
そういえば、長崎名物にザボン漬けという柑橘の皮の砂糖菓子があります。
ボンタン、ザボンと地域によって名前が変わるんですね。
懐かしいい味のボンタンあめ、私も時々恋しくなります。
昔は駄菓子屋に行けばボンタンアメも手に入りましたが、最近はスーパーでも置いてるお店が少ないようです。
そんな時は通販で、まとめて手に入ります。
文旦はどこから来たの?

高知でもいろんな品種がある文旦ですが、もともとはどこから来たのでしょうか?
柑橘系なのでやっぱり温かいところ。室町時代に東南アジアから鹿児島へやって来たという説があります。
ボンタンアメも鹿児島県のお菓子屋さんです。
また、江戸時代に中国から日本に入ってきたという説もあり、文旦という名前は中国語で、「旦」は俳優を意味し、文という俳優さんの庭園に見事なぶんたんがあったことからこの名が生まれたという言い伝えもあるそうです。へぇー。
高知の文旦の種類と旬

文旦つまりボンタン、ザボンとも同じブンタン類。その品種は多く、大きさや味、収穫の時期などそれぞれの品種によってさまざまです。
全国の文旦の生産量のうち90%を占める高知県では、”ぶんたん”と呼んでいて、特に、水晶文旦や土佐文旦という品種を生産しています。
高知の文旦は大きく分けて3種類、それぞれ旬が違います。
1、水晶文旦:
9月から12月が旬 ハウス(温室)物で1個1,000円くらいするめっちゃ高級品。味は保証付き。
2、土佐文旦:
11月から2月が旬のハウス(温室)ものが先に出回り、その後に露地物が出回る。
※露地物の土佐文旦は、店頭に並ぶ2か月ほど前から収穫されています。収穫の時期は10~12月。採れたての土佐文旦は酸味が強くてまだ食べられません。なので、数か月寝かせて追熟させ、味が落ち着く2月から4月が、土佐文旦の美味しい時期になります。
3、夏文旦(正式名は河内晩柑):
6月から8月が旬、希少種で数が少ない。
県内では、水晶文旦と、1月終わりから店頭に並ぶ土佐文旦が一般的です。他県では、鹿児島県の阿久根(あくね)文旦、熊本県の晩白柚(ばんぺいゆ)という有名な品種があり、これまた大きなブンタン類です。
※露地物の土佐文旦は、収穫してすぐ食べる果物ではありません。
採れたては酸味がかなり強いため、「むろ」などで一定期間寝かせて追熟させます。
酸味が落ち着き、香りと甘みがなじんだ頃が、土佐文旦の本当の食べ頃です。
高知県民の中には、「少し皮がやわらかくなった頃が美味しい」と言う人もいます。
文旦の食べ方や、いろんなレシピ

外皮の分厚い文旦は普通のみかんみたいに手で、もぎもぎは出来ません。
剥ぐのにちょっとコツが要ります。
包丁や専用のムッキーちゃんで切り込みを付けて剥ぎます。
めんどくさいんですけどね、美味しいものを食べるためには仕方ありません。
文旦の食べ方・皮の剥き方、食べ頃をこちらで詳しく紹介しています。
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分厚い外皮をもいだら、そのままバクッと食べてもいいですし、果実をサラダに入れたり寒天ゼリーにするのも美味しいです。
外皮はジャムやマーマレードやシロップ漬け、内皮の白い部分(アルベド)もお砂糖で漬けて食べられますよ。
ただし、皮には「ナリンギン」という苦み成分が多く含まれているので下処理が必要です。
苦味を取るのはめんどくさいのですが、出来上がりはとっても美味しいです。
文旦の皮を使ったレシピはこちらです。
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土佐文旦は通販サイトで買えますよ。