高知の特産・文旦(ぶんたん)の皮のむきかたや食べ方、旬や食べ頃をご紹介します。
文旦にはいろんな種類があり、それぞれ旬がありますので、美味しい見分け方といっしょに紹介します。
「食べたことないけど、食べてみた~い!だけど、どれが美味しいのかわからない!!」という文旦初心者のかたには、BASEショップで色や形、味のよい土佐文旦を厳選してご紹介しています。
文旦のむきかた
まずは文旦をむいてみましょう。
文旦の皮はとても厚いので、どんな力持ちの人でも素手でもぐことは難しいです。
「これ、どうやって食べるの?」と私もよく聞かれます。
専用のむき器「ムッキーちゃん」を使うと簡単にむけますよ。
ムッキーちゃんを使ったむきかた
ムッキーちゃんとは、柑橘類の硬い皮をむく時にとても便利な、ちっちゃな皮むき器のことです。
文旦だけでなく、八朔(はっさく)や甘夏みかんの皮むきにも使えます。
昔は、包丁で皮に切り目を入れてむくのが一般的でしたが、最近はムッキーちゃんのお陰で、文旦の皮むきもより簡単になりました。
値段も手ごろで100均ショップでも売ってます。
ちっちゃいので油断すると「あれ?どこにしまいこんだかな?」ということがしばしばあるので、気をつけてください。
それでは実際に、ムッキーちゃんを使って皮をむいてみましょう。
【写真で説明】
うちの子どもと一緒に短い動画も撮影してみました。
【動画】
包丁を使った剥き方
次に、包丁を使ったむき方です。
包丁の場合、上から縦方向に四等分に切り込みを入れて剥くのが一般的です。
うーんと皮が厚い文旦は、上下を切り飛ばしてから切り込みを入れると剥きやすいです。
高知の文旦の種類
高知の文旦の種類は、大きく分けると2つあります。
- 水晶文旦
- 土佐文旦
水晶文旦
水晶文旦はハウス物で、甘みがあるよう改良されまろやかな味が特徴です。
温室ハウス育ちなので外皮は薄く、見た目は水晶という名前の通りぴっかぴかで緑がかった色をしています。
数も少なく値段は路地物より高いです。(1個1,000円くらい)味はもちろんお値段どおり保証付きです。
贈答品として喜ばれます。
緑がかった色をしていますが、水晶文旦は十分熟れている状態で市場に出回ることが多いです。
9月から1月初め頃に出荷されます。
土佐文旦
土佐文旦は、ハウスものと露地物(ろじもの)があります。
露地物の見た目は水晶文旦のようにきれいではありません。
ぶっきらぼうで武骨、ゴツゴツとした感じです。
外皮も厚く内側の白い綿状の部分も厚いので剥ぐのが大変です。
しかし香りが半端なく強く、その実は弾力があって食べごたえがあります。
甘酸っぱくてさわやかな味がお口いっぱいに広がります。
やみつきになる味です。
(2月発送予定ご予約品)土佐文旦訳あり自家用L/2L 中玉/約5kg(約13-16玉)高知県・沢村さんが栽培 訳あり 土佐文旦 無農薬 文旦 農薬不使用
他にも、夏文旦というみずみずしい種類がありますが、数が少ない希少種です。
美味しい文旦の見分け方
土佐文旦は、ずしっと重くて実が詰まってへたの周りがなだらかなものが良いと言われます。
露地物は、へたが茶色に変わり「しわをつかんだ方が美味しい」と言われるので、熟し具合で味が変わります。
見てくれが悪くても案外、味が良かったりもします。
生産される山や木の違い、日当たりや雨量、追熟加減によっても文旦の味は変わります。
安くて美味しい文旦に出会うと「ラッキー♡」と思ったりします。
文旦は奥が深いです。
水晶文旦は、高級ですので食べ頃で市場に出荷されることが多いです。
文旦の収穫時期と旬
水晶文旦と温室の土佐文旦、露地物の土佐文旦はそれぞれ出荷時期と旬があります。
- 早い時期(11月末~1月初め)市場に出るのが水晶文旦
- それから、温室の土佐文旦が市場に出回り
- 露地物の土佐文旦は、1月終りから春先の3月4月頃までが旬です。
路地物の土佐文旦が出回りだすと、どーんと大きな袋や箱で10キロ、15キロと入れられて、店先を占領して売られます。
見てくれが少々悪くても、露地物は安くて味がいいので人気があります。
文旦の食べ頃サイン
1つの文旦を剥くのに私は約2、3分かかります。
食べるまでにけっこう手間がかかります。
こうまでして食べないといけないのかと思うと、私はめんどくさがりなので家に文旦があっても、それを剥ぐ人がいないといつまでも減りません!
すると、うちの文旦はだんだんと皴(しわ)がついてきて、いい加減に剥いで食べないとなーとなってしまいます。
しかし、露地物の文旦はしわをつかんだ頃が美味しいのです。
「しわをつかむ」って分かりにくいですね。
土佐弁それも田舎の言葉ですが、外皮がよれっとして柔らか~くなった感じです。
露地物の土佐文旦は、へたの部分が緑色から茶色に変わり、へたがぽろっと落ちる頃が食べ頃です。
ただし、中がスカスカに乾燥してしまっては元も子もありませんよ。
露地物は木から収穫されたあと酸味が抜けて甘味が出るまで1~2か月、藁(わら)や室(むろ)の中に保管し追熟させる工程があります。
文旦は12月までに収穫され、室の中で藁などをかぶせ追熟させ旬を迎えます。
じゅうぶん追熟されていることが美味しさの秘訣です。
寒い時期から早春まで、旬を迎える高知の文旦をぜひご賞味くださいね。
【送料無料】高知産 土佐文旦 ”宿毛文旦” 訳あり L〜2Lサイズ 約8〜10kg【予約 2月以降】
「食べたことないけど、食べてみた~い!だけど、どれが美味しいのかわからない!!」という文旦初心者のかたには、BASEショップで色や形、味のよい土佐文旦を厳選してご紹介しています。
文旦の実は、もちろんそのまま食べてもフレッシュで美味しいですが、お塩をちょっとふる食べ方や砂糖漬けにする食べ方があります。
つぎに、サラダやゼリーなど文旦をおいしく食べるレシピをご紹介します。