こんにちは。
四国・高知県の四万十川沿いを走る、観光トロッコ列車しまんトロッコ1号旅ガイドのよしみです。
暑い日が続いています。
四万十川沿いも、10日以上の真夏日が続いていると、ニュースでもいってました。
皆さん、体調は大丈夫ですか?
トンネルを越えるとそこは大雨だった!
暑い日が続き、
「このままだと、四万十川が湯だって、鮎が大変なことになります!」
「そろそろ、まとまった雨が欲しいですね。鮎は、暑さに弱いんです。」
と、トロッコの中でお話していると、なんだか湿気っぽい匂いがしてきました。
それに遠くで雷の音が。
ゴロゴロ、、ゴロゴロ、、
「いやー、でも雨が降っても大丈夫。このトロッコには秘密兵器がありまして、ビニールシート下して、雨の中でも濡れずに行けるんです。」
そうです。鉄道デザイナーの三戸岡鋭治さんのリニューアルで、しまんトロッコには、雨よけ・風よけのビニールシートがつけられています。
普段は、シートを上げて、ゴーゴーという風を受けながら走りますが、大雨の時や寒い時には、シートを下ろして走ります。
今日もお天気だったのでシートを上げて全開。
四万十川の風を思いっきり受けながら、トロッコは走っていました。
ですが、何やら前方の山々が白くて怪しい。。
風に乗って、湿っぽい匂いが、、これは雨の匂い?
20秒後、土佐大正駅を過ぎ、三島のトンネルを超えたとたん、
ジャンジャン降りで、かみなりがドッカーン!
せっかくの雨よけのビニールシートを下ろす間もなく、トロッコの車内はダダ濡れ状態となってしまました。
車掌さんが慌てて来て、お客様にも手伝っていただいてビニールシート下ろしましたが、全員びっちゃびちゃでした。
ほんと、皆さんごめんなさい!
前車両の牽引車に少しの時間、お客様に移動してもらって雨を過ごし、10分後。
四万十町から四万十市に入る、半家(はげ)バイパスの辺りで日が差してきて、雨が止みました。
四万十川最大の中州・三島の中州
今日はビニールシートを下ろす作業で必死で、ご案内どころではなかったのですが、雷雨で見えなかった四万十最大の中州、三島(みしま)の中州をご紹介します。
ここは、中州を挟んで沈下橋が2つ、抜水橋が1つ、そして鉄道橋と4つの橋が架かっている珍しい場所です。
(三島の全景写真は、「高知県の観光情報サイト よさこいネット 三島キャンプ場」から引用掲載しました http://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=15)
中州の全周は約5キロ。
春は菜の花が咲き、秋は稲穂が実る、とても美しいところです。
奥にキャンプ場があり、手前の沈下橋近くはカヌー体験やラフティングの出発地点となっています。
たくさんの支流を集める四万十川は、大雨で増水するとあっという間に暴れ川と化します。
この中州も明治の頃の大雨で浸かったこともあり、三島神社という川の安全を祈願するお宮も流され、現在は近くの駅、昭和駅の近くに移されています。
今は、ホントに便利な世の中ですね。
雨に降られた後、スマホで雨雲ズームレーダーを見ると、確かに三島の中州から半家(はげ)までは、真っ赤で大雨の予報が出ていました。
これからお天気が怪しい時は、びちょぬれになる前に、雨雲ズームレーダーをチェックしようと思います。
テヘッ(*゚ー゚)>
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