南海トラフ 地震はいつ?100年に1回起こる地震と四万十川の秘密

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四万十川中流域 四万十川

夜中、いわゆる丑三つ時、
ガタガタガタと不気味な揺れと音で目が覚めました。
2時52分頃、大分南部を震源としたマグニチュード5.7の地震で、四万十川沿いのこの辺りも震度3でした。100年に一回、必ず来るという南海トラフ地震。この南海トラフと四万十川は、密接に関連しているのだそうです。

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四万十川の流れを大きく変える窪川・高南台地

増水中の沈下橋

四万十川の源流は、つの町いらず山(標高1332m)
いらず山の標高1200m付近を発した四万十川は、東西に蛇行しながら、中土佐町、四万十町へと南下しながら流れてきます。そして、海岸線まで8kmのところまで近づきます。そこで高南台地の山々と固い岩盤に行く手を阻まれた四万十川は、進路を大きく西へ変え、高知県西部の内陸部のへと向かいます。

 

高南台地といわれる、窪川地域の標高は210から230m。
「土佐湾を押す海側からの力、つまり南海トラフから加わる力によって、窪川の高南台地がぐっと上がり、ここで行く手をを阻まれた四万十川は海へ流れることができず、低いところ低いところを求めながら高知県西部の山間地を流れるようになります。これが、四万十川が196kmと蛇行しながら、高知県西部を流れている理由です。」と、高知大学の岡村教授が、地元中学校の防災講演会で仰っていたことがとても印象に残っています。

そして、岡村教授はこう仰ってました。
「南海トラフ地震は、100年に一回必ず来ます。海側から押す力が、100年に1回リリースされる、それが南海トラフ地震です」と。

このお話を聞いたとき、めっちゃ怖~!
と思いましたが、これが自然の摂理なのでしょう。いつ起こるとも知れない南海地震。それでも100年に一度という確かな確率で起こっています。

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南海トラフって何?

南海トラフとプレートの構造 (出典:坂出市ホームページ 南海地震発生のメカニズムより引用掲載)

地震大国日本。よくテレビや新聞でも、プレートやトラフという言葉を目や耳にします。そもそも南海トラフとは何なんでしょうか?知ってるようでよく分からないので、私も調べてみました。

 

プレートとは、地球の表層部にある厚さ100キロ前後の板状の岩盤、岩板のこと。日本は4つのプレートの上にのっかてます。
トラフはプレートとプレートがぶつかりあう部分になります。そして、四国の海底にある水深4000m級の深い溝(トラフ)が、南海トラフです。その長さは、静岡県沖とその内陸部から東海道、土佐湾沖を含む四国の広い地域と九州の日向灘沖までと、非常に広範囲です。
日本の国が乗っかているユーラシアプレートの下に、フィリピン海プレートが長い時間をかけて沈み込んでいき、ちょっとづつたまった負荷が、どうしようもなくなってリリースされる力が、南海トラフの地震となります。

 

細かくA~Eの5つのブロック(セグメント)に分けていますが、1つのブロック(セグメント)で地震が起きると、ほかの部分にも影響し、「連動」し別の地震を引き起こす可能性があると言われています。
そして、東海地震、東南海地震、南海地震の3つに震源地に分けるようです。専門家によると、2013年から先30年間の間に、マグニチュード8から9のレベルの地震が、この南海トラフで発生するであろうと言われ、連動型の地震が心配されています。

 

海溝で起こる地震は周期性があり、また連動性があると言われています。これまで起きた地震の記録を見ていくと、およそ100~200年に一度のペースでこの南海トラフにおいて巨大地震が発生しているといえます。

 

実際どんな地震になるのでしょうか。

 

古文書には「約1時間位にわたる長い振動が続いた」という記述があるようですが、もしも連動型の地震となると長時間に渡る可能性もあるかもしれません。ひとたび南海トラフ地震が発生すれば、連鎖的に長距離の震源域でも地震が引き続き起こり、大きなな被害をもたらす可能性があると言えます。

 

と、改めていろいろ考えると、怖くなってきました。いつ起こるとも知れない、ですが必ず起こる南海トラフ地震。
私は毎日の生活でついつい忘れがちになってしまうことがあります。大事な家族や友人、隣人と、仲たがいせず、気持ちよい毎日を過ごそうと思うことです。その思いは、2011年の東日本の震災で、みなが痛感したこと。そのことを忘れないようにしようと、ことあるごとに思います。

 

地震の予測は難しいけど、その備えは出来ます。家でも職場でも心がけたいと思います。

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