うなぎの蒲焼きをおいしく食べるには、たれが大事です。
香ばしく焼いたうなぎに、甘辛いたれをからめると、それだけでご飯がすすみます。
今回は、郷土料理の達人に聞いた、家庭で作りやすいうなぎのたれの作り方を紹介します。
基本は、濃口醤油とみりんを1:1で合わせること。
そこに砂糖と酒を加え、最後に塩をひとつまみ入れるのがコツです。
うなぎの骨や頭があれば一緒に煮ると、さらに旨味が出ます。
でも、骨がなくても大丈夫。
家にある材料で、甘辛くておいしいうなぎのたれが作れます。
この記事でわかること
・家にある材料で作るうなぎのたれの基本
・醤油とみりんの割合
・甘めに作る時の分量
・うなぎの骨や頭がある場合の使い方
・最後に塩を入れる理由
・四万十川の天然うなぎ関連記事
もくじ
うなぎのたれの基本は醤油とみりんが1:1

うなぎのたれの基本は、濃口醤油とみりんを同じ割合で合わせることです。
つまり、
濃口醤油:みりん = 1:1
です。
ここに、砂糖と酒を加えて甘辛く仕上げます。
甘めが好きな方は、砂糖を多めに。
すっきりした味が好きな方は、砂糖を少し控えめにするとよいです。
家庭で作るたれなので、好みに合わせて調整できるのが良いところですね。
材料
作りやすい分量はこちらです。
・濃口醤油 300cc
・みりん 300cc
・酒 100cc
・砂糖 200g〜300g
・塩 少々
甘めが好きな場合は、砂糖を300gくらい入れてもよいです。
我が家では、甘めのたれが好きなので、
醤油:みりん:砂糖 = 1:1:1
くらいの感覚で作ることもあります。
うなぎの骨や頭がある場合は、一緒に煮ると旨味が出ます。
ただし、家庭では骨や頭が手に入らないことも多いので、なくても大丈夫です。
準備するもの
・小鍋
・菜箸
・保存容器
たれは少し多めに作っておくと便利です。
うなぎの蒲焼きだけでなく、焼きおにぎりや照り焼きにも使えます。
うなぎのたれの作り方
1. 醤油とみりんを鍋に入れる
まず、小鍋に濃口醤油とみりんを入れます。
基本は1:1です。
この割合を覚えておくと、分量を増やしたい時にも便利です。
2. 酒と砂糖を加える
次に、酒と砂糖を加えます。
砂糖の量は好みで調整してください。
甘めが好きなら多めに。
あっさりした味にしたいなら、少し控えめにします。
火にかけると焦げやすいので、混ぜながら弱火から中火でゆっくり加熱します。
3. うなぎの骨や頭があれば一緒に煮る
うなぎの骨や頭がある場合は、一緒に鍋へ入れて煮ます。
骨や頭から旨味が出て、たれに深みが加わります。
ただし、骨がない場合でも、この分量で十分おいしいたれになります。
うなぎを蒲焼きにする時に、焼いたうなぎをたれにくぐらせることで、うなぎの旨味が少しずつたれに移っていきます。
4. 最後に塩をひとつまみ入れる
仕上げに、塩をほんの少し入れます。
甘いたれに塩を入れると、味が引き締まります。
お汁粉を作る時に、最後に塩を少し入れるのと同じですね。
甘さがぼんやりせず、たれ全体の味がまとまります。
この「ひとつまみの塩」が、郷土料理の達人に教わった大事なコツです。
地元の塩を使うと味に深みが出る
塩は普通の塩でも大丈夫です。
でも、地元の塩を使うと、たれの味が少し変わります。
私の近くでは、「山塩小僧」という天日干しの塩があります。
山の中でじっくり天日で干して作る塩で、普通の塩より値段は少し高いですが、塩なのにどこか甘みを感じる不思議な味です。
地元のおばちゃんたちは、料理の隠し味にこの「山塩小僧」を使うことがあります。
ほんの少し入れるだけで、料理の味に奥行きが出るんですよ。
うなぎのたれにも、こうした塩を少し入れると、甘辛さが引き締まっておいしくなります。
骨なしでも家庭で作りやすいうなぎのたれ
本格的に作るなら、うなぎの骨や頭を一緒に煮るとおいしいです。
でも、家庭ではなかなか手に入りません。
その場合は、無理に骨を用意しなくても大丈夫です。
醤油、みりん、酒、砂糖、塩。
この基本の材料だけでも、十分おいしいうなぎのたれになります。
市販の蒲焼きを温め直す時にも、手作りのたれを少し足すと、味がぐっと良くなります。
白ご飯に少したれをかけるだけでも、おかわりしたくなる味です。
四万十川で獲れる天然うなぎ

四万十川では、昔から天然うなぎが獲れてきました。
天然うなぎは、お腹が黄色っぽいと言われることがあります。
味は養殖とはまた違い、風味があり、身もしっかりしています。
四万十川では、はえ縄漁や、コロバシという仕掛け筒でうなぎを獲ることがあります。
ただし、うなぎを獲るには地域ごとのルールや鑑札が必要です。
勝手に獲ることはできません。
川の恵みをいただくには、川のルールを守ることが大切です。
うなぎの餌や漁法もおもしろい
うなぎを獲るための餌には、ミミズや川の小魚、川エビなどが使われます。
地元では、ハヤゴやカンタローと呼ばれる大きなミミズの話も聞きます。
また、うちの主人は小さいころ、コオロギでうなぎを釣っていたそうです。
ちょっと驚きますよね。
こうした話も、四万十川の川漁文化のおもしろいところです。
家庭で作る基本のうなぎだれを楽しもう
うなぎのたれは、難しそうに見えて、基本を覚えれば家庭でも作れます。
濃口醤油とみりんは1:1。
そこに酒と砂糖を加え、最後に塩をひとつまみ。
うなぎの骨や頭があれば一緒に煮ると、さらに旨味が出ます。
骨がなくても、家庭用の基本だれとして十分おいしく作れます。
蒲焼きにたっぷりかけてもいいですし、白ご飯に少しかけてもおいしいです。
手作りのうなぎだれで、うなぎの蒲焼きをさらに楽しんでみてください。
四万十川のうなぎ関連記事
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▶ うなぎ釣りの時期は初夏から秋の暖かい時期、天然うなぎの旬は秋から冬
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四万十川のうなぎは、食べるだけでなく、漁法や道具、たれの作り方まで含めて、地域の食文化なのだと思います。