うなぎ釣り餌のおすすめは、ハヤゴにミミズに、え?コオロギ!

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観光

5月に入ると、四万十川でも本格的な鰻漁(うなぎりょう)の季節をむかえます。

川漁の漁師さんは、今、餌(えさ)の収集に余念がありません。

どんな餌をよく使うのかを聞いてみました。

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うなぎ釣りの餌

ハヤゴ

オイカワ
延縄漁(はえなわりょう)でうなぎを釣る時、ハヤゴで釣るという人は多いです。

ハヤゴはハヤンボとも呼びます。

おもにイダやオイカワ、ウグイなど動きの速い中型の魚のことをさします。

四万十川でも最も多くいる魚がハヤゴです。

ハヤゴは鮎ほど美味しくはないので、もっぱら、うなぎ釣りの餌にされます。

はえなわ漁は、ハヤゴをぶった切って針につけて仕掛けるので、見た目がちょっとコワい漁法です。

でも大きなうなぎを獲るには、一番食いつきがいいそうです。

NHKの子ども向け番組で、四万十川でのはえ縄漁とコロバシ漁を紹介する映像がありました。

水深の深い下流域での様子ですが、上流や中流域でも同じように行われています。

参考サイト NHK for school 「四万十川のウナギ漁」(NHK)

ミミズ

つぎに、よく使うのがミミズです。

コロバシ漁の餌に利用されます。

この時期になると、みんな畑に行ってミミズを取ります。

ちょっとグロイ気がするけど、そんなこと言ってたら、天然の美味しいうなぎは食べられません。

そういえば私も小さい頃、釣り好きの父に「ミミズ取ってきたら100円で買うよ」と言われました。

弟や男の子たちは100円に釣られて、バケツとスコップを片手に畑にミミズを堀りに行ってましたね。

ミミズの中でも、日本で一番大きい大ミミズ、シーボルトミミズ(通称カンタロー)を餌に使う人もいます。

カンタローは、体長20センチから30センチあります。

さすがにそれはちょっと嫌だという漁師さんもいました。

なぜかと言うと、大きすぎてめっちゃグロイから。

うなぎをさばいた時に、そんな大きなミミズがお腹にいたらさすがに、、、という方もいます。

でも、シーボルトミミズ(カンタロー)はうなぎの好物のようです。

ミミズ苦手な人は閲覧注意ですが、シーボルトミミズのことをこちらの記事で紹介しています。

関連 閲覧注意! 大ミミズのシーボルトミミズ、別名カンタロー今年はどこへ?

「コロバシ漁」は別名「地獄漁」と言われます。

「地獄漁」ともいうなんともおどろどろしい名前ですが、その仕掛けの中に入ったら、二度と外には出られないからその名前がついてるそうです。

「コロバシ」という名前の方が可愛い名前ですね。

川の中にコロッと転ばすから「コロバシ」です。

夕方仕掛けを川に転ばし、早朝、川の中からコロバシをザンと揚げる。

その時、ずしっとした重さがあれば、うなぎが入っている証拠です。

コロバシの中でうごめくうなぎの感覚と、筒を逆さにした時に勢いよく中から出てくるあの感覚は独特です。

関連 うなぎの仕掛け、筒でとる漁法 ころばし漁

コオロギ

コオロギ

うちの旦那さんは、子どもの頃はよくコオロギでうなぎを釣ってたそうです。

「えっ?コオロギ?」と私もびっくりしたのですが、うなぎは何でも食べる雑食です。

竿の先の針に付けた虫にも食いつくんだとか。

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四万十川の天然うなぎ

うなぎの習性

うなぎは匂いにとても敏感です。

うなぎ獲りの名人いわく、小魚で釣る時も、うなぎがいるその川で獲れた魚を餌に使うそうです。

うなぎは微妙な匂いをかぎ分けて、不自然な匂いを警戒するからです。

夜行性のうなぎは、昼間は岩の下でじーっとしていて、日没になると餌を求めて穴から出てきて、浅瀬に上がってきます。

うなぎが釣れる場所を見つけるのは、容易ではありません。

だから、漁師さんはどこで獲れるかはたいてい秘密にします。

もちろん、四万十川でうなぎを獲るためには、監察(漁業権)が必要です。

天然うなぎの特徴

天然うなぎの特徴は、お腹が黄色いことです。

生きてるうなぎのお腹は、黄金色にギラギラしてます。

先日、

「はえ縄で天然のうなぎが獲れてねー、開いたら7センチくらいで、ぷりぷりして脂が乗ってたよー」

と、トロッコガイド仲間のAさんが写真を見せてくれました。

これは、どでかい天然うなぎです。

「開いて7センチ?サバみたいに大きいね。」

と、私もびっくりしました。

めったにこんな大きいサイズにはお目にかかれません。

あったかーいご飯の上に手作りのたれと一緒に、どーんと乗っかったうなぎはめっちゃ美味しいです。

鰻どんぶり

手作りのうなぎのたれの作り方を教えてもらったので、こちらで紹介しています。

レシピ うなぎの たれ 作り方 は簡単!コツは甘ものには塩をちょっぴり

天然うなぎを食べたいかたへ

四万十川の天然うなぎを食べてみたいというかたへ。

うなぎを獲るための監察と販売の許可証を持っているトロッコ仲間のTさんが、うなぎ漁の夏の間だけ獲れた天然うなぎをさばいて通信販売しています。

タレも自家製です。

タレはうなぎの骨を焼いて出汁をとり、砂糖のほかに地元の日本ミツバチの蜂蜜(はちみつ)も入れる秘伝の味です。

タレだけでご飯がすすみます。

よだれが出てきそうなほど、美味しそう。

数量は限定。

購入したいかたは、Tさんまでメールで連絡をとってくださいね。

Tさんメール

ttt3-kkk7★docomo.ne.jp

★を@に変えてください。

Tさんが、はえ縄漁で獲って来たうなぎの写真ををちょっとだけ紹介します。

獲れたて四万十川の天然うなぎ

獲れたての四万十川の天然うなぎ

 

天然うなぎのお腹は黄色い

天然うなぎのお腹は黄色いのです

さばく前のうなぎ

さばく前、これが「まな板の上のうなぎ」

うなぎを開いたところ

うなぎを開いたところです。こんなにきれいに開くのは難しいのですよ。

 

うなぎの他にも四万十川では、鮎も獲れます。

天然の鮎は香ばしく、塩焼きのほかにも一夜干しや鮎飯(あゆめし)、うるか(塩辛)などいろんな食べ方があります。

関連 鮎の塩焼き内臓 (はらわた)食べる派?実は珍味 鮎の内臓の塩漬け「うるか」とは

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