予土線に、またまたおもしろ列車がお目見えしました。
名前は「海洋堂ホビートレイン かっぱうようよ号」です。予土線3兄弟の真ん中の次男坊にあたります。
7月2日(土)にセレモニーがJR窪川駅で行われ、翌3日(日)から、毎日予土線を4往復します。
「かっぱうようよ号」の運行時間と予土線時刻表
営業運転開始は、2016年7月3日(日)より。1日4便。
ただし、たまーに車両点検などで普通のキハ形が代わって走る時もあります。そん時はごめんなさい。
(青字は下り便、茶色は上り便)
江川崎(6:40発)→ | 宇和島(7:54着) |
宇和島(9:39発)→ | 窪川(11:45着) |
窪川(13:24発)→ | 宇和島(15:34着) |
宇和島(21:10発)→ | 江川崎(22:20着) |
【予土線の時刻表】
2016年7月現在、予土線は上下7本づつ走っています。
でも、2016年12月25日以降は、窪川ー江川崎間の上り便下り便線が1本筒減便になります。
予土線の時刻表は、予土線促進協議会の「四万十川の鉄道 よどせん」さんのHPが分かりやすいです。
予土線3兄弟の時間もばっちり分かります。
参照 予土線 窪川ー宇和島間時刻表
「海洋堂ホビートレイン」の変遷
今回で3度目のリニューアルとなる「海洋堂ホビートレイン」その歴史とコンセプト、JR窪川駅でのセレモニーの様子や、「かっぱうようよ号」のおもしろポイント、ところで「なんで、かっぱなん?」という素朴な疑問(笑)にお答えします。
キハ32形車両を使用する「海洋堂ホビートレイン」は、2011(平成23)年7月に、高知県西南部にあるJR窪川駅と愛媛県南部のJR宇和島駅を結ぶ予土線で運行を開始しました。
沿線の、四万十町打井川にあるガレージキットやフィギュアで知られる海洋堂の「海洋堂ホビー館四万十」とのコラボレーションで誕生しました。
車内には恐竜のフィギュアなどがたくさん展示されていました。
2013年7月にリニューアルされた2号機も、幻想的な「SFラッピング」の車体がカッコよかったです。
そして、2016年7月、今回で3号機目となる「かっぱうようよ号」。
外観のラッピングはもちろん、かっぱがうようよ、車内には親子かっぱが座ってます。
もちろん車内の展示ケースの中も、かっぱがうようよです(笑)
かっぱうようよ号のコンセプト
コンセプトは「かっぱの世界」です。
って、そのままじゃん!
車窓から見える四万十川を楽しむかっぱの親子。
かっぱと一緒に写真が撮れるように工夫されてます。
「かっぱと一緒に楽しめる空間」が、かっぱうようよ号のおもしろポイント。
なんでもこのかっぱ君(ちゃん?かもしれませんが)近づくとしゃべるんです。
20種類ぐらいしゃべる言葉も変わるそうです。
えいね~。可愛いね~。
なんでかっぱなん?
そもそも、なんでかっぱなのか・・?
四万十川には、本当にかっぱがいるのか?
いや、いないと思いますけど、でも伝説はあります。
四万十町大正の昔話には、かっぱが子どもに化けて力士と相撲を取るお話が残っています。
投げ飛ばしても投げ飛ばしても、「相撲取ろう、相撲取ろう」とすっと近づいてくるかっぱ。怖くなった力士は、思いっきり遠くへ投げ飛ばして、全速力で逃げたというお話です。
だからけっして、子どもだから思って、気軽に相撲を取っていけません(笑)
日本各地に残るかっぱ伝説は、ここ四万十川沿いにも昔話として今も語り継がれています。
海洋堂かっぱ館には、全国から「かっぱはこんな姿に違いない!」と想像されて作られたありとあらゆるかっぱのフィギアがたっくさん展示されています。
私もさすがにかっぱは見たことはないのですが、可愛いかっぱ、おどろおどろしいかっぱ、ちっちゃなかっぱ、魔神のようにでっかいかっぱと、色々います。
あなたも、きっとお気に入りのかっぱが、そこで見つかると思いますよ。今度、ぜひ遊びに行ってみて下さい。
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かっぱ館のずーっと奥にある小さな神社「馬之助神社」にまつわるお話はこちらです。
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以上、海洋堂ホビートレインかっぱうようよ号の時刻表と、そのよもやま話でした。
のどかな四万十川沿いを走るちょっと変わった予土線かっぱうようよ号にぜひ乗りに来てくださいね。