朝ドラ『らんまん』第2章にキンセイランという、鮮やかな黄色い花が登場します。
万太郎と学友の祐一郎は、師匠の池田蘭光に連れられて一泊の旅に出ます。
山深い峠に咲いていた花こそ、金星蘭/金精蘭(キンセイラン)でした。
書物で知りえた貴重な植物に会えた万太郎は、心が震える経験をとおして、学問の真の意味を知るのです。
キンセイランの特徴や開花時期、花言葉など紹介しますね。
キンセイランの特徴
学名 | Calanthe nipponica |
和名 | キンセイラン(金精蘭・金星蘭) |
分類 | ラン科エビネ属 |
分布地 | 北海道、本州、四国、九州の山地 |
開花時期 | 6~7月 |
花言葉 | 熱烈な愛情、誇り高き心 |
ラン科エビネ属のキンセイランは、エビネの女王と呼ばれる美しい姿形と、鮮やかな黄色の花が特徴です。
ラテン語の学名は、calos(美しい)anthos(花)の造語で、nipponica(日本の)という意味合いがあります。
エビネ(海老根)は、ラン科エビネ属(Calanthe)に含まれるものの総称です。
高知でもエビネを育てることが昔、流行ってました。^^
キンセイランは、山地の林内に生えるラン科の多年草です。
花茎の長さは20~40cm、細くやせており、エビネ類としては小さい部類に入ります。
地下には球茎(バルブ)が連なり、春になると3~5枚の葉を出します。
近年、乱獲によって数が激減し、多くの地域で絶滅危惧種に指定されています。
開花の時期と見頃
四国での開花の時期は6月末~7月です。
花期になると、茎の上部に5個前後の花を咲かせます。
キンセイランの花言葉
花言葉は、「熱烈な愛情」「誇り高き心」
まとめ
朝ドラ『らんまん』に登場するキンセイランについて紹介しました。
第2章の「キンセイラン」の章で、主人公・万太郎は心震える経験をとおして学問の真の意味を知り、金の星の道、植物学の道をまっすぐに歩んでいきます。
万太郎の今後のゆくえがとても楽しみです。
『らんまん』のモデルとなった牧野富太郎博士ゆかりに地をぜひ訪れてみてください。