牧野富太郎博士出身の町・佐川町のおすすめ観光スポット

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佐川町の青山文庫庫舎 観光
佐川町の青山文庫庫舎

植物学者・牧野富太郎博士の生まれ育った町、高知県佐川町さかわちょうを紹介します。

NHK朝ドラ『らんまん』のロケ地であり、今、大注目の町です!

神木隆之介さんや浜辺美波さん達も訪れています。

名前の由来もふくめて、私も大好きな佐川町の魅力や観光スポットを紹介します。

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佐川町はどんな町?

朝ドラ『らんまん』ロケ地の佐川町
朝ドラ『らんまん』ロケ地の佐川町:牧野公園の物見岩から撮影(2023年2月)

佐川町は「さかわちょう」と読みます。

高知県の中西部に位置し、山々に囲まれた盆地の小さな町です。

人口は現在13,000人ほどです。

牧野富太郎博士が生れたころは、5,000人ぐらいだったそうです。

高知市から車では40分(約27km)、JR土讃線を利用すると高知駅から佐川駅までは特急列車で約30分です。

高知県内の中では、比較的アクセスのよい町だと思います。

町のホームページには、目指すべきビジョンが掲げられています。

「チームさかわ まじめに、おもしろく。」

参考:佐川町公式HP

同じ高知県民の私から見ても、佐川町は歴史がありながらも、先進的で面白い町だと感じます。

果物も美味しいし、お酒も美味しいし、乳製品も有名です。

それに佐川の人は優しくて親切です!

名前の由来は逆川

仁淀川
高知県仁淀川(によどがわ)

佐川の名前は、「逆川=さかがわ」に由来します。

たしかに佐川町内を流れる川は南の方向に流れず、いったん北へ向かい仁淀川に合流します。

それから南の太平洋の海へと注いで行きます。

山に向かって逆さに流れる川だから、逆川(さかがわ)⇒ 佐川(さかわ)という地名になったということです。

なるほど^^

名前の由来は、地元の町歩き観光ガイド・くろがねの会のガイドさんに教えてもらいました。

○○の町 佐川

佐川町は「○○の町 佐川」と、〇〇に入る言葉がいくつもあります。

例を挙げてみましょう。

  • 地質の町 佐川
  • 化石の町 佐川
  • 歴史の町 佐川
  • 文教の町 佐川
  • 酒蔵の町 佐川

どれもが朝ドラ『らんまん』のモデル・牧野富太郎博士と切っても切れない大事な要素です。

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地質の町 化石の町 佐川

佐川は日本でも有数の太古の地質がそのまま残る町です。

とくに古生代から中生代の「化石の宝庫」と言われています。

マジにどっさり、化石が採れます!

地質の町そして化石の町・佐川を体感できるのが「佐川地質館」と「佐川ナウマンカルスト」です。

「佐川地質館」

名前佐川町立 佐川地質館
住所〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲360番地
TEL0889-22-5500
観覧料一般300円、小・中・高生100円
団体割引等あり、龍馬パスポート参加施設
開館時間AM9:00~PM5:00(入館はPM4:30まで)
休館日月曜日(祝日と重なる場合は翌日)
駐車場あり
アクセス高知市から車で50分、JR佐川駅から車で3分(徒歩で15分)
HP佐川地質館
佐川町立 佐川地質館

「佐川地質館」は平成4年(1992)に開館した町立の施設です。

エントランスを入ると、世界最大の肉食恐竜・チラノサウルスの模型が来館者を歓迎してくれます。

高知県佐川町立佐川地質館
佐川地質館エントランスにあるチラノサウルスの模型:ダイナミックに動きます!叫びます!

館内には佐川町で発見された化石や、高知県内の地形・地質に関する資料などが豊富に展示されています。

私が好きなのは、古代の大陸がどのように動き変化してきたか見られる大陸装置です。

約2億5000万年前に存在した超大陸・パンゲアの分裂・移動する様は壮大です!

大陸が分裂・移動する様子が見られる大陸装置

夏休みなどには、グループ・団体等を対象に、佐川町内で行われる化石発掘体験も開催されます。

これがまた面白い!

うちの子どもたちも、この化石発掘体験に喜んで参加してました。

私も参加してみました。

本当に、2億5千万年前の貝の化石がゴロゴロ出てくるんです!

佐川町で採掘した貝の化石
佐川地質館のパンフレットと、化石発掘体験で実際に採れた貝の化石を並べてみました。
化石は私が掘ったものです^^

町立の施設ということもあり、観覧料が安いというのも嬉しいですね。

子どもからお年寄りまで楽しめる施設が「佐川地質館」です。

「佐川ナウマンカルスト」

名称佐川ナウマンカルスト
住所〒789-1201 高岡郡佐川町甲柴円
アクセスJR佐川駅から徒歩20分
駐車場公園の数百メートル手前に有り
HPさかわ観光協会「佐川ナウマンカルスト」
佐川ナウマンカルスト

JR佐川駅から歩いて20分。

佐川には、「唐岩谷」と呼ばれた、めっちゃ不思議な光景が広がる山があります。

佐川ナウマンカルスト
佐川ナウマンカルスト(2023年2月撮影)冬の時期は草も少なく登りやすい

ここ「佐川ナウマンカルスト」は、朝ドラ『らんまん』のロケ地にもなりました。

少年時代の主人公・万太郎(子役の小林優仁君)と、師匠の池田蘭光(寺脇康文さん)たちの撮影が行われました。

実際に、牧野富太郎博士が少年時代に合戦ごっこをして、遊んだ場所です。

朝ドラ『らんまん』高知県佐川町内のロケ地・唐岩谷

まるで羊の群れのように岩が並んでいます。

異国にきたかのような雰囲気ですね。

このゴツゴツした岩は、水に溶けやすい石灰岩の台地を、雨水などが浸食して残ったもの、つまりカルストです。

町の指定文化財に指定され、公園として整備されています。

明治時代にドイツの地質学者、エドムンド・ナウマン博士が、佐川を2度ほど訪れ、佐川の名前を一躍世界に知らしめました。

ナウマン博士の業績を顕彰し、町はこの場所を「ナウマンカルスト」と命名しています。

巨大なナウマン象の親子の石像
巨大なナウマン象の親子の石像

ここいる巨大なナウマン象の親子の石像がすっごい迫力です!

デカッていう感じです!

親ナウマンの石像は全長9.2メートル、高さ5.5メートルもあります。

佐川ナウマンカルスト
佐川ナウマンカルスト

春から夏、秋にかけては、マムシ(毒蛇)が出没するため、草むらに入るのはおすすめできません。

冬は湿気もなく、草もあまり生えていないので比較的大丈夫かなと思いますが、虫などには気をつけくださいね。

ゴツゴツしたカルストの岩々と、ナウマン象親子の石像を見に「佐川ナウマンカルスト」にぜひ行ってみてください。

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歴史の町/文教の町・佐川

佐川町の上町地区
朝ドラ『らんまん』ロケ地・高知県佐川町上町地区

佐川町の上町(うえまち)地区は、江戸時代の領主・深尾家(土佐筆頭家老)の城下町として栄え、おもに商人が居を構えていたところです。

伝統的な商家住宅や酒蔵などが、今も風情あふれる街並みとして受け継がれています。

造り酒屋・岸屋の跡取りだった牧野富太郎博士も、ここ上町のいっかくに住んでいました。

「旧浜口家住宅」

名称旧浜口家住宅
住所高岡郡佐川町甲1472番地1
電話0889-20-9500(さかわ観光協会)
定休日月曜日(年末年始:12月29日から1月3日)
※祝日の場合は開館、翌日休館
アクセスJR佐川駅から徒歩8分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「旧浜口家住宅」
旧浜口家住宅
佐川町の旧浜口家住宅
佐川町の旧浜口家住宅

「旧浜口家住宅」は、江戸時代の中期から佐川で酒造業を営んでいた浜口家の建物です。

平成25年( 2013 )に改築し、観光客を迎える施設として整備されました。

現在、さかわ観光協会がカフェ、お土産販売所として運営をしています。

ゆったりとくつろげるお店です。

☆神木隆之介さんの「2023-2024カレンダー」の撮影場所です。

佐川町・旧浜口家住宅の中にあるカフェスペース
旧浜口家住宅の中にあるカフェスペース

「竹村家住宅」

名称竹村家住宅
住所高岡郡佐川町甲1301
問合せ0889-20-9500(さかわ観光協会)
一般公開日毎月第2日曜日 10:00〜15:00
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「竹村家住宅」
国指定重要文化財の竹村家住宅
佐川町竹村家
佐川町竹村家

国指定重要文化財の竹村家住宅も、かつて土佐藩筆頭家老の深尾家のもと、酒造業で栄えた商人の家です。

店舗部分は(東棟)は安永9年(1980)頃、座敷部分は天保9年(1838)の建築と言われています。

竹村家は「黒鉄屋(くろがねや)」の屋号を持ち、名字帯刀を許された家柄でした。

見学は毎日はできません。

毎月第2日曜日 10:00〜15:00が一般公開日です。

「旧竹村呉服店」

名称旧竹村呉服店(現・キリン館)
住所高岡郡佐川町甲1300
問合せ0889-22-9100(キリン館)
定休日火曜日
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「旧竹村呉服店」(現・キリン館)
国登録文化財:旧竹村呉服店(現・キリン館)
佐川町の旧竹村呉服店、現在は雑貨キリン館
1777年に創業した旧竹村呉服店、現在は雑貨キリン館でカフェも併設されてます。

重要文化財の竹村家住宅の西隣りにある建物が「旧竹村呉服店」(現在・キリン館)です。

竹村家から分家した初代安右衛門が質屋を営なみながら呉服店と雑貨店をするようになり、三代目の安七の時代には、土佐西部で唯一の絹物商として栄えました。

現在は、キリン館として雑貨販売と喫茶とが営なまれています。

ものすごーくお洒落なお店です!

建物は国登録文化財です。

☆神木隆之介さんの「2023-2024カレンダー」の撮影場所です。

「名教館(めいこうかん)」

名称名教館(めいこうかん)
住所高岡郡佐川町甲1510
問合せ0889-22-1110(佐川町教育委員会)
見学無料
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「名教館」
佐川町の名教館
名教館の正面から撮影

「名教館」(めいこうかん)は、佐川を治めた深尾家が創設した学舎です。

家臣の子ども達が通う名門校でした。

牧野富太郎博士は商人の子どもでしたが、11歳になると伊藤蘭林の私塾で漢学や算術などを教わり、その後、蘭林が教授をしていた名教館めいこうかんで学んでいます。


幕末まで数多くの人材を輩出し、文教の町・佐川の名を大いに高めた「名教館」の業績は、はかり知れません。

佐川町の名教館の内部の様子
名教館:佐川の偉人たち

明治に入ると、廃藩置県・学制が発令され「名教館」から「佐川小学校」へと改名されました。

校舎は中本町に佐川尋常小学校として建築され、玄関が移設されました。

平成25(2013)年、現在の上町地区へ移築されています。

時代を見据え、先取りする精神は屋根瓦にも表れています。

正面、屋根瓦にも注目してくださいね。^^

名教館の屋根瓦
名教館の屋根瓦、梅の花の模様の近くには何が見える?
野球のバット?グローブ?ダンベル?バスケットボール?

現在、牧野富太郎博士が佐川小学校時代に夢中に見ていた植物図(レプリカ)が展示されています。

植物図のレプリカ
佐川町の名教館に展示されている植物図のレプリカ

「佐川文庫庫舎(旧青山文庫)」

名称佐川文庫庫舎(旧青山文庫)
住所高岡郡佐川町甲1473
問合せ0889-22-1110(佐川町教育委員会)
見学無料
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「佐川文庫庫舎(旧青山文庫)」
佐川文庫庫舎(旧青山文庫)
佐川町の青山文庫庫舎
佐川町の青山文庫庫舎

上町地区にある白い建物は、高知県最古の木造洋館の「佐川文庫庫舎(旧青山文庫)」です。

めっちゃお洒落な建物ですよね!

神木さんのフォトブック「かみきこうち」の撮影場所にもなりました。

☆神木隆之介さんの「2023-2024カレンダー」の撮影場所です。

佐川文庫と言ったり、旧青山(せいざん)文庫と言ったり、庫舎を付けたりとして呼ばれてます。

佐川町の旧青山文庫
もと須崎警察署佐川文署

もともとは、須崎警察署の佐川分署です。

その後、私設図書館の青山(せいざん)文庫、佐川文庫、そして民具館と用途を変えながら、平成21年(2009)に、現在の場所に移築されました。

名前や用途は変わりながらも、佐川の皆さんに愛されてる建物なんですね。

現在、町指定文化財です。

建物の中も、すごくお洒落です。^^

佐川町の旧青山文庫内部
佐川文庫庫舎(旧青山文庫)の前に建つ廣井勇の像
佐川文庫庫舎(旧青山文庫)の前に建つ廣井勇の像(日本を代表する土木工学者・佐川出身、日本の近代化に大きく貢献した人物です)

明治時代の二等客車を展示する「うえまち駅」

名称明治時代の二等客車を展示する「うえまち駅」
住所高岡郡佐川町甲1473
問合せ0889-22-9500(佐川町観光協会)
見学無料
開館時間9:00~17:00
休館日月曜日
※祝日の場合は月曜日も開館し、翌日は休館
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「佐川文庫庫舎(旧青山文庫)」
明治時代の二等客車を展示する「うえまち駅」
佐川町のうえまち駅(観光施設)
うえまち駅(観光施設)

佐川文庫庫舎のすぐとなりに、対照的な黒いモダンな建物があります。

佐川町や上町(うえまち)地区の魅力を発信する「うえまち駅」という観光施設です。

建物の中にデーンと展示されている「ロ481号客車」は、かつて青山文庫(現佐川文庫庫舎)のそばで、資料閲覧室として活用されていました。

今も、「町民の宝物」として大切に保管・展示されています。

佐川町の「ロ481号客車」外観
「ロ481号客車」外観

客車の中は、アンティークなホテルのような雰囲気です。

☆神木隆之介さんの「2023-2024カレンダー」の撮影場所です。

「ロ481号客車」中の様子
「ロ481号客車」中の様子

「佐川町立青山(せいざん)文庫」

名称明治時代の二等客車を展示する「うえまち駅」
住所高岡郡佐川町甲1453-1
問合せ0889-22-0348
料金一般400円 中高生200円 小学生100円
開館時間9:00~17:00
※最終入館時間は16:30
休館日月曜日、年末年始(12/29~1/3)
※祝日の場合は月曜日も開館し、翌日は休館
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HP佐川町立青山文庫
佐川町立青山文庫

牧野公園へ行く途中にある風情ある立派な建物が、「佐川町立青山(せいざん)文庫」です。

ここには江戸時代に佐川を治めた土佐藩筆頭家老の深尾家の資料、坂本龍馬や中岡慎太郎、武市瑞山らの貴重な資料が展示されています。

佐川町出身の元宮内大臣・田中光顕(みつあき)が収集した、幕末の志士たちの書状や画、近世・近代の歴史資料も収蔵されています

まさに幕末・明治維新の、ザ・博物館です。

佐川町立青山文庫(博物館)
佐川町立青山文庫の入り口
佐川町立青山文庫の庭
佐川町立青山文庫の風情ある庭と池

町並み模型を展示する「地場産センター」

名称地場産センター
住所高岡郡佐川町甲1532
電話0889-22-7708(佐川町産業建設課)
定休日火曜日
開館時間9:00〜16:00
併設の喫茶店
「梅花黄蓮」の営業時間
8:30~14:00(梅花黄蓮)
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
入館料無料
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「地場産センター」
町並み模型を展示する地場産センター

上町地区には伝統的な商家住宅や酒蔵など残っていますが、武家屋敷は残っていません。

明治維新後の廃藩置県によって、武家の力を示す建物は残されなかったからです。

しかし深尾家の武家屋敷をはじめ、酒蔵やお寺など昔の佐川の建物の姿を精巧に復元した模型の数々が、地場産センターに展示されています。

「深尾家の屋敷」模型

佐川町の模型作家、栗田眞二さん作成の町並み模型です。

栗田さんは約10年ほど前から、佐川町の国の重要文化財「竹村家住宅」や「旧青山文庫」、今は見ることのできない「深尾家の屋敷」など、実際の大きさの1/20サイズの模型を作られています。

びっくりするほど精巧で、圧巻の光景です!

司牡丹酒造模型
模型の説明をするくろがねの会ガイド

地元の町歩き観光ガイド・くろがねの会のガイドさんが、それぞれの模型を詳しく教えてくれました。

地場産センターでのアニメビデオ上映

地場産センターで上映されている「牧野富太郎博士のアニメ」もすごく面白くて勉強になりました。

無料で開放されていて、ゆっくりと時間を過ごせる私の好きな施設です。

生まれた家の跡地に建つ「牧野富太郎ふるさと館」

名称牧野富太郎ふるさと館
住所高岡郡佐川町甲1485
電話0889-20-9800
定休日月曜日、年末年始:12月29日~1月3日
※祝日の場合は開館し、翌日は休館。
開館時間9:00~17:00
入館料無料
アクセスJR佐川駅から徒歩8分
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
※混雑時は駐車できない場合もあります
HPさかわ観光協会「牧野富太郎ふるさと館」
町並み模型を展示する地場産センター
生まれた家の跡地に建つ「牧野富太郎ふるさと館」
生まれた家の跡地に建つ「牧野富太郎ふるさと館」
牧野富太郎博生誕の地の碑

牧野富太郎博士が生まれた家の跡地には、現在「牧野富太郎ふるさと館」という資料館が建っています。

生家はもう残ってはいませんが、入り口付近に展示されている「岸屋」の模型から、当時の様子を伺い知ることができます。

きっと大きな商家だったのでしょうね。

岸谷の模型
岸屋の模型

受付にいる地域のかたが、いつも親切に対応してくれます。

神木隆之介さんや浜辺美波さんも訪れた場所で、お二人の直筆の芳名録も紹介してくれました。

博士の遺品や直筆の手紙、原稿等が展示されています。

リニューアルした館内に、牧野博士幼少期の部屋が再現されています。

牧野富太郎博士の部屋を再現
再現された牧野博士の部屋

書物や描きかけの植物図などが散らかっていて、「チョット、裏山マデイッテキマス」という走り書きが置かれています。

少年時代に番頭さんの大切にしていた時計を分解してしまったという有名なエピソードがありますが、机の上の木箱には、バラバラになった懐中時計が入っています。

本当に、こんなお部屋だったのかもしれませんね。^^

牧野富太郎博士の部屋の再現
少年時代に分解して壊してしまったという時計も

金峰神社(きんぷじんじゃ)

名称金峰神社(きんぷじんじゃ)
住所高知県高岡郡佐川町甲1896
駐車場・佐川郵便局西隣にある観光客用無料駐車場
・地場産センター無料駐車場
HP佐川町観光協会「金峰神社」
金峰神社の情報
金峰神社の鳥居
イカオウレンが自生する高知県佐川町の金峰神社。少し急な階段ですが、真ん中に手すりがあります。

金峰神社は午王様(ごおうさま)と呼ばれていた神社です。

牧野博士が小さい頃に遊び場にされていました。

バイカオウレンが植生する、とても素敵なところです。

バイカオウレンが咲くのは2月の寒い時期です。

でも常緑の植物ですので、夏の暑い時期でも可愛いらしい5枚の葉をもつバイカオウレンの姿が見れます。

☆神木隆之介さんの「2023-2024カレンダー」の撮影場所です。

夏のバイカオウレン
夏のバイカオウレンの様子

青源寺(せいげんじ)

名称青源寺
住所高岡郡佐川町甲1460
アクセスJR佐川駅から徒歩10分
紹介HPさかわ観光協会「青源寺」
青源寺正面の石畳
青源寺

金峰神社の近くにある青源寺。

朝ドラ「らんまん」では、主人公が通った学問所・名教館として登場します。

名教館学頭の池田蘭光を演じる寺脇康文さん、主人公の祖母タキ役の松坂慶子さん、主人公の槙野万太郎の子役・小林くんらが撮影をしています。

青源寺は臨済宗妙心寺派のお寺で、慶長8(1603)年に佐川領主深尾家の菩提寺として創建された由緒ある寺院です。

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酒蔵の町

佐川町はお酒の町、酒蔵の町としても有名です。

江戸時代、佐川一万石を与えられた深尾氏は、お抱えの酒造り職人達を連れてきました。

仁淀川の伏流水によって、清らかな水に恵まれた佐川は酒造りの町として繁栄してきました。

牧野富太郎博士の実家も、もとは酒蔵と雑貨商を営む商家でした。

司牡丹(つかさぼたん)酒造株式会社

名称司牡丹酒造株式会社
住所高岡郡佐川町甲1299
電話0889-22-1211
アクセスJR佐川駅から徒歩5分
HP佐川町観光協会「司牡丹酒造株式会社」
司牡丹公式WEBサイト
司牡丹(つかさぼたん)酒造株式会社
司牡丹の杉玉
司牡丹の大きな杉玉:「良いお酒ができるように」との願いを込められています。

上町地区を歩くと、風情ある酒蔵が並び、酒麹の香りがします。

江戸時代に建てられたものから最近のものまで、酒蔵がたくさん並んでいます。

大きな煙突は延長85mもある日本有数の長さです。

現在では、伝統を受け継ぐ司牡丹酒造株式会社が、芳醇な香りの酒造りを続けています。

司牡丹の酒タンク
司牡丹の商品説明

「酒ギャラリーほてい」では、お酒の試飲もできますよ。

老舗蔵元の雰囲気をたっぷり堪能してみてください。

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植物の町 佐川

最後に、植物の町 佐川の「牧野公園」と「まちまるごと植物園」を紹介します。

「牧野公園」

所在地〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲2458
電話0889-20-9500(佐川町観光協会)
アクセスJR:佐川駅から徒歩10分
車:高知市から国道33号経由で約42分
  公園内車両進入不可
開館時間園内自由
休園日なし
入館料無料
HP佐川町観光協会 「牧野公園」
牧野公園
牧野公園の看板


牧野公園は「日本の桜名所100選」にも選ばれ、牧野博士にちなんだ四季折々の山野草が楽しめる公園です。

1920(明治35)年、牧野博士が東京から「ソメイヨシノ」の苗を佐川町に送り、地元の有志たちが青源寺の土手などに植えたことにはじまります。

当時は奥の土居と呼ばれていました。

戦後、奥の土居を復活させようと、地元の商工会を中心に1000本以上の桜の苗木が植えられました。

博士の没後1958(昭和33)年に牧野公園と名付けられました。

現在、古木となった桜の再生事業をはじめ、「牧野博士ゆかりの植物」を中心に地域住民が種から育てた苗を植栽していく活動がおこなわれています。

地元の人たちが大切に整備をされている、本当に素敵な公園です。

佐川公園内のバイカオウレン
佐川公園内のバイカオウレン

牧野公園の中腹には分骨された牧野博士のお墓と、同じく佐川町出身の偉人・田中光顕氏のお墓があります。

牧野公園の案内碑
この写真の左手に入っていくと、牧野博士のお墓と田中光顕氏のお墓があります。

「まちまるごと植物園」

名称まちまるごと植物園
内容佐川町内で植物に関わる活動を、町全体で植物園に見立て、人々がつながりあう“植物のまち”を目指した取り組み
町HPまちまるごと植物園

佐川町では町ぐるみで植物に関わる「まちまるごと植物園」活動がされています。

植物学者・牧野富太郎博士のふるさとで、植物を通じて人々がつながりあう“植物のまち”を目指した取り組みとのことです。

民家のお庭や軒先など、町のあちらこちらに「まちまるごと植物園」のロゴプレートが掲げられ、素敵な植物が植えられています。

道ゆく人の目を楽しませてくれる、素敵な取り組みです。

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ガイド案内

ガイドグループ

ガイドをお願いするのもおすすめです。

佐川町には2つのガイドグループがあり、それぞれ、1時間~1時間半ほどのコースです。

佐川町観光協会のHPで申し込みができます。

多言語対応音声ガイド

同じく佐川町観光協会では、町の観光名所12箇所を音声で案内してくれる、多言語対応音声ガイドのマップとヘッドフォンセットの貸出をしています。

私もお借りして、上町地区を歩いてみました。

日本語音声は、佐川町出身の人気声優・小野大輔さんです。

小野Dの案内で佐川の町歩きが楽しめますよ!

さかわ観光協会の多言語対応音声ガイドマップ
さかわ観光協会の多言語対応音声ガイドマップ
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まとめ

以上、佐川町の観光スポットを紹介しました。

佐川の魅力はもっともっといっぱいあります!

イチゴ、りんご、梨などの果物、乳製品も美味しいです。

林業も盛んです。

私も佐川の友人知人がいますが、真面目で楽しい人ばかりです。

佐川町は高知市から車では40分(約27km)、JRを利用すると高知駅から佐川駅まで特急で約30分ほどとアクセスのよい所です。

朝ドラ『らんまん』のモデルとなった牧野富太郎博士の生まれ育った佐川に、ぜひ足を運んでみてください。

「らんまん』ロケ地をこちらで紹介しています。ぜひご覧ください。
  ↓
朝ドラ『らんまん』ロケ地一覧

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