初夏の果物・枇杷(びわ)のコンポートレシピを紹介します。
- 長期保存もOK!
- 特別な材料はいりません!
- お砂糖と水だけで作るシンプルなレシピです。
びわは生だと傷みやすい果物ですが、コンポートだと1年ぐらい保存ができます。
コンポートのシロップ漬けにしておくと、ゼリーや寒天、シャーベットにも応用できてとっても重宝です。
なんといっても、びわには女性にうれしいアンチエイジング効果も!
びわのコンポートの作り方
材料と準備しておくもの
【材料】
びわ | 適宜 |
水 | 適宜 |
レモンまたはポッカレモン | スライス1枚または適宜 |
砂糖(白砂糖・グラニュー糖) | 適宜 |
【準備するもの】
- 鍋(なべ)
- 煮沸消毒したビン
長期保存(1年)は煮沸消毒したビン。すぐに食べる場合はタッパでもOKです。
調理時間の目安
びわ500~600g(30~35個くらい)
時間 | 作業 |
5分 | びわを縦に割る |
30分 | 皮をはぎ、中の種などを除く |
20分 | シロップを作り、びわを煮る(コンポートする) |
下準備
下準備の工程は3つです。
- びわを縦(たて)に割る
- 皮を剥ぐ
- 種となかの薄皮を除く
下準備に少々時間がかかってしまいますが、これさえ出来ればあとは煮るだけです。
ちょっとめんどくさい下準備ですが、3つの工程を短い動画(約2分)にしてみました。
1びわを縦(たて)に割る
写真で説明すると、こんな感じです。
食べやすいように、びわを縦(たて)二つに割り、種なども除きます。
びわの実・縦(たて)方向に包丁で切り込みを入れ、キュッと廻して二つに割り、水に漬けます。
皮を剥ぐと、びわはすぐに黒ずんでしまいますので、
- レモン汁をかける
- または、水に漬ける
で色変わりを防ぎます。
2皮を剥ぐ
3種となかの薄い皮を除く
皮を剥いだあと、種と種の周りをおおっている薄い皮を取り除きます。
めんどくさい作業ですが、薄皮をのぞいたほうが食感がよいです。
この作業が、一番手間と時間がかかります!
小さめのスプーンを使うと、取りやすいです。
これで下準備ができました。
さっそくコンポートしていきましょう。
ところで、コンポートとシロップ漬けはどう違うのでしょうか?
調べてみると
- コンポートはフルーツをシロップで煮たもの
- シロップ漬けはフルーツをシロップ(=砂糖液)につけたもの
煮るか煮ないかの違いのようです。
なるほど (^^)
シロップの材料
シロップ(砂糖水)の材料です。
水 | びわが、ひたひたになるくらい |
グラニュー糖または白砂糖 | お好みですが、砂糖が少なすぎると保存がききません |
レモンまたはポッカレモン | お好みですが、スプーン小さじ1/2~1杯 |
今回は、お湯に砂糖を溶かして、シロップを作りました。水の代わりに白ワインを使うと大人っぽい味になります。(沸かすので、アルコールは飛びます)
コンポート
コンポートの方法はシンプルです。
- 水を沸かす
- 砂糖をとかす
- びわを入れて一煮立ち
- 仕上げにレモンで酸味付け
約20分くらいで出来上がります。
冷めたら、ビン等に入れて冷蔵庫で保存します。
コツや注意点
【コツ】
- 水の量は、びわがひたひたになるくらい
- ただし、水の量が少な過ぎて、お湯がかぶらないと、びわが茶色く変色します
- アクをとりのぞく
- 味を見ながら砂糖の量を調整
- 仕上げにレモンの酸味をプラス
【注意点】
びわは、タンニンを含んでいるため、皮を剥ぐとすぐに色が茶色くなります。
皮を剥いだらすぐに水に漬けて、変色を防ぎます。
爪の先や指先が茶色くなってしまいますが、2,3日で色は取れますよ。
まとめ
びわはビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが豊富に含まれ、アンチエイジングや疲労回復などに良く女性にはうれしい果物です。
雨の少ないカラ梅雨の年は甘味がギュッと凝縮され、美味しさが倍増します。
特に、潮風が当たる海沿いに実るびわは絶品です!
高知県内ではたわわに実るびわを、あちらこちらで見かけます。
北海道に住む友人に聞くと寒い地方にはならないらしく、「びわのコンポートなんてぜいたくな食べ方だなー」と言ってました。
びわは、やわらかい皮をはいで、がぶっと食べるのが一番の食し方ですね。
ですが種が大きすぎて、きれいに実を食べられない・・・
なんか悔しい~!と私はいつも思ってました。
旬もあっというまです。
生のままでは保存期間が短く、すぐに痛んでしまうのも難点です。
気づいた時には黒ずんで、小さなショウジョウバエが飛んでる!
なんてことも多々 ( ノД`)シクシク…)。
コンポートにしておくと保存が可能です。
ゼリーや寒天、シャーベットなどのデザートにも応用できます。
びわがたくさん手に入ったら、ぜひ試してみて下さい。