地元・四万十町の知人が、アオリイカを釣るとき用のエギを開発しました。
私はエギングをしたことがないのですが、知人の開発したエギの何がどうすごいのかを調べてみました。
世界初!『本体回収機能付き光るエギ』アロンザ
根掛かりやロスト対策
エギングでイカ釣りをするとき、根掛かりやエギのロストには多くの人が困っているようです。
例えばこちらのように、ロストを回避するために皆さん試行錯誤されています。
参考 エギングで避けられないエギ餌木の根掛かりとロスト対策について
アオリイカ釣りを楽しむすべての釣り人が、同じ悩みを抱えている。
この悩みを解消できる手立てはないものか!
と開発されたのが四万十町に住む宮本さんの『本体回収機能付き光るエギ・アロンザ』です。
エギ本体を回収する
『アロンザ』は、カンナと言われる掛け針が根掛かりした時、カンナを切り離して本体を回収する仕掛けがほどこされています。
※カンナとは、エギの後方に付けられているイカ針のことです。
スペアのカンナをつけ替えれば、エギをそのまま再利用することができる点が『アロンザ』のすごいところです。
地元のエギンガー3名によるプロトタイプのテストでは、本体の回収率は7割以上との高評価が出ています。
1つが1,000円前後するエギですから、根掛かかりしても本体が回収できれば、経済的に大助かりですよね。
光るエギ
夜間早朝は、本体の内部に発光体のケミホタルを挿入することで、背部の穴から光りが漏れてイカを誘います。
エギンガーはエギの位置が確認でき、安心して釣りを楽しむことができます。
これなら夜釣りの初心者でも、どこにエギがあるかひと目で分かります。
本体回収機能付きで光るエギ、それが『アロンザ』です。
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本体にケミホタルを入れると、背中の5の穴が光り アオリイカを誘います。 エギの位置が確認出来るので安心してシャクルれます #釣り好きな人と繋がりたい #釣り #四万十町
イカを誘うダートな動き
『アロンザ』の魅力は、まだまだあるようです。
イカを誘うダート(左右)な動き、エギが沈む時イカが抱きつく確率が1番高いと言われる理想の角度の45度に設定されています。
注:ダートとはエギが左右に動くことをさします。
ダート(左右の動き)だけではありません。
上下の動きもよく、テンションフォールは水平以上45度未満。
本体の表面は布張りではなく塗装仕上げなので、海水中は軽いシャクリでシャープに動きます。
大手メーカーと比べても、その動きに遜色がないことが、開発者・宮本さんのインスタ動画からも分かります。
開発のきっかけ
開発のきっかけなどを、宮本さんに聞いてみました。
『アロンザ』を開発するきっかけは何ですか?
宮本さん
私も釣りが好きながやけど、釣り仲間でエギを1日に何本もなくす人がおってね。こりゃ、可哀そうなと思うたがよ。もともと手先が器用なほうやき、手作りでエギを作り始めたのがきっかけながよ
宮本さんのアンケートでは、1日8本ほどエギを使うという結果がでたそうです。
開発にかかった時間はどのくらいですか?
宮本さん
そうやねー、家業の板金業をしながらやき、ここまで来るのに3年くらいかかったねー
「根掛かりさえ無ければ、エギングは楽しい。」
「海のゴミを少しでも減らし、環境に優しいエギングを楽しめる。」
そんな思いから宮本さんはこの製品を作ったそうです。
私が宮本さんのことを知ったのは、2017年の四万十町のビジネスコンテスト、通称ビジコンのブラッシュアップセミナーに参加した時です。
ビジコンは町内の活性化や地域課題をジブンゴトとしてとらえる人と、そのアイデアを積極的に支援するために、四万十町が主催しているコンテストです。
趣味の釣り好きが高じて、環境に配慮する新しいエギを開発し、釣りをもっと楽しくしたい。
将来、四万十町の雇用促進にもつながる事業にしていきたいとの思いで挑戦されていて、すごいなと思いました。
イカを釣る極意
では、イカを釣る極意とは何でしょうか?
開発者の宮本さんにお聞きしました。
宮本さん
そりゃあ、イカのおるところで釣ることよ。
「イカのいるところで釣れ!」
「当たり前だろ!」と突っ込まれそうですが、エギンガーならその真意は明らかです。
どんな高価なエギであろうと、反対に100均ショップで手に入る安価なエギであろうと、イカのいないところでは釣れません。
「イカのおるところで釣らんと、イカんぞね。」
ということです。^^
まとめ
『アロンザ』でエギング釣りをしてみたい!
さらなる品質向上のために、使用した感想をシェアしたい!
そう思われるかたは、この機会にぜひ宮本さんのショップでお買い求めください。