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クマタカ、サル、ヤイロチョウ、カンタロー、四万十川沿いに住む生き物たちのサークルオブライフ

四万十町十和
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森の王者クマタカ

森林性の猛禽類、クマタカ。

人がめったに見ることができないクマタカは、日本に生息するタカ科の中でも大型で森の王者ともいわれています。

生息数は、環境省の発表では1800羽程度ともいわれていますが、実際はこれ以上多いとも。

国のレッドデータブックでは「絶滅危惧1B類」、そして「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」では「国内希少野生動植物種」に指定されています。

四万十川沿いの山々には、クマタカが生息します。

生きているクマタカに遭遇することはまれですが、町内では民家の ニワトリ小屋を襲い、住民に捕獲、保護されたケースや、シカ避けのビニールネットに絡まって死んでいたりするケースがたまにあります。

私も数年前の秋、三島のキャンプ場で、何ものかに胸をえぐられ、こと切れてしまったばかりの若いクマタカに遭遇しました。

鋭い口ばしと足の爪、特徴のある羽の色が印象的でした。

エサを獲ろうとして反撃されてしまったのでしょうか。

クマタカは、数年に一羽しか子供を産まないそうです。

まだ若く小型のクマタカが死んでしまったのは、とても残念なことだと思いました。

クマタカとヤイロチョウ

クマタカが生息する山には、ヤイロチョウが多く生息するといわれます。

クマタカがいることによって、鳥の卵を好むサルが恐れをなして住みつかないため、ヤイロチョウが安心して子育てができるからだそうです。

ヤイロチョウもまた、環境省のレッドリスト絶滅危惧IB類に指定されています。

ヤイロチョウは、5月の初夏の頃マレーシア・ボルネオ島などから飛来し子育て行い、寒くなる頃また南下していく渡り鳥です。

その鳴き声には特徴があり、私も5月の早朝、ヤイロチョウの鳴き声を聞いたときは感動しました。

 

ヤイロチョウが好んで食べるといわれるのが、この辺りではカンタローと呼ばれる大型のミミズ、シーボルトミミズです。

このミミズ、たまに大量発生します。

去年の秋にそれはそれは、カンタローがびっくりするくらい出てきて、山沿いの道路を集団移動してました。

カンタローが多い年は、雪が降り寒くなると、昔の人がよく言いますが、たしかに、去年の冬は寒かったです。

クマタカがいると、ヤイロチョウがいる。そして、ヤイロチョウがいるとカンタローがいる。

たまーに、サルが愛媛県の滑床(なめとこ)付近から、迷い込んできますが、すぐにいなくなるのは、どうやらクマタカのせいなんでしょうね。

四万十川沿いのサークルオブライフ、命の輪なのかなと思います。

しまんトロッコからも、川沿いを飛ぶいろいろな種類の鳥を見ることができます。

トロッコと同じ高さを飛ぶ鳥や、川で魚をじっと狙う鳥など、ぜひ見に来て下さいね。

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