透き通った美しい青・仁淀ブルーで有名な仁淀川へ、鮎の友釣り体験に行ってきました。
女性で初心者の私でも、ぜんぜん大丈夫!
リピーターでまた行きたい!と思うほど大満足の体験でした。
体験をおこなっているのは、西脇さんご夫婦がされている「鮎屋 仁淀川(あゆや によどがわ)」です。
- 初心者にも親切・対寧・なんといってもおしゃべりが楽しいガイドさん付き
- 3時間(いや、それ以上)のびっちり充実の体験時間(釣れるまで帰れまテン⁈)
- 道具はすべてレンタル、あとは濡れてもいい服装・帽子の簡単な準備だけ
- 遊漁券(1日券)と、おとり鮎が2匹付いてるリーズナブルな体験料
- 釣った鮎を、急速冷蔵し発砲スチロールに入れてくれるというサービスも付いてる
自然を満喫できる鮎の友釣り体験を紹介します。
「鮎屋 仁淀川」鮎の友釣り体験
概要
体験場所 | 仁淀川支流の土居川(友釣り専用区) |
体験時間 | 3時間程度(午前の部と午後の部あり) |
期間 | 6月1日~9月30日 |
料金 | 大人:8,000円、高校生以下5000円 |
予約 | 050-3703-2426 注意:川漁の時は出られないので折り返しとのこと |
HP | 鮎屋 仁淀川 |
地図
【いけがわ439交流館と土居川】
予約
予約は「鮎屋 仁淀川」さんのHPにある予約フォームや電話からできます。空きがあれば前日までの予約が可能です。
折り返し予約可能かどうかの返事があり、名前や連絡先、時間、靴のサイズ(川足袋用)などなど必要事項をお知らせします。
私達は3週間ほど前に、女子2名で予約をしました。
天候や川の状況によってはできない場合もあるため、日にちを決めるのはホント難しいですね。
当日がお天気でコンディションが良いことを祈るばかりです!
料金
料金は大人1人8,000円、高校生以下は5,000円です。
川足袋などの装具、釣り竿、おとり鮎、当日の入漁券、保険料、レクチャー代、釣った鮎の持ち帰り準備も含めての料金ですので、とてもリーズナブルと思います。
当日の様子
場所と駐車場
当日の集合場所は、仁淀川町にある「いけがわ439交流館」です。
ここで待機していると、集合時間の5分前にガイドさんから携帯に電話があり、無事ご対面です。
今日はよろしくお願いします!
駐車場は「いけがわ439交流館」のすぐ下にある公園の駐車場をお借りしました。
釣り場はすぐ横を流れる土居川ですので、駐車場から歩いて行ける距離です。
4WD車なら釣り場の川原まで行けるそうです。
このあたりは友釣り専用区となっており、下流には友釣りのお客さんがけっこう来ていました。
服装・準備物
服装は安全面を考えて、長袖・長ズボンの濡れてもいい恰好です。
暑さ対策に帽子をかぶりましょう。
着がえはやはり必要ですね。
最低でもひざの部分までは水に入りますので、ズボンはびっちゃびちゃになります。
もし尻もちついたら全身ずぶ濡れです。(笑)
体験が終わった後に、車中や川原近くまたは駐車場近くの公衆トイレで着がえられます。上下の着替えと、下着も準備しておきましょう。
帰りに温泉に行く人もいるそうですよ。温泉にゆったり浸かるのもいいですね!
近くには素敵な温泉宿「中津渓谷ゆの森」があります。
足元は濡れてもいいリバーシューズが理想的ですが、現地で川足袋(かわたび)に履き替えるので普通の運動靴でもOKです。
熱中症・日焼け対策はお忘れなく!
暑さ対策に私は首に小さなアイスノンを巻いて行きました。(すぐ溶けたけど)
日焼け止めはバッチリして行きました。
手袋はあったほうが日焼け対策になります。もちろん素手でも大丈夫です。
川面はキラキラと光ってまぶしく、偏光サングラスがあると目への負担が軽くなります。
メガネの上からできる釣り用のオーバーサングラスをガイドさんにお借りしたので、川の中の鮎が見やすかったです。
体験中はペットボトル(飲料水)や貴重品などを、ポシェットか腰に巻くタイプのウエストポーチを準備して入れておくと便利です。
スマホは水の中に落としたり岩にぶつけて壊さないように注意してくださいね。
私はどうしても動画や写真を撮りたくて透明のスマホケースを買い首から吊ってましたが、友釣りしながらのスマホはうまく使えずじまいでした。(悲しい)
安全面からも釣りに集中したほうがいいです。
3時間の体験中に、ときどき休憩して水分を補給し、友達どうし写真を取り合いっこするとよいですね。
体験
いざ友釣り体験へ出陣です。
川原に着くと、レンタルに含まれている膝サポーター、川足袋(かわたび)を身に着けます。
モンベルのサポーターがかっこいいです。
帽子の後ろ側の見えるところに、今日1日の遊漁券(監察券)を付けます。
釣れた鮎をキャッチするタモも貸してもらい、いっちょ前に腰に付けます。
おー、なんだか川漁師らしくなってきました。
ガイドさんから鮎の生態や仁淀川のことやレンタルの鮎用の竿一式について簡単に説明を受けます。
竿は長さ6.3メートル「トライキット リバーストーン」という鮎の友釣り初心者向きの竿です。
上級者は9メートルほどの竿を使いますが、こちらはそれより短くて軽く色もカラフルです。
では、さっそく川の中に入りましょう。
「うわ、冷たくて気持ちいい!」
この日は快晴、最高温度も30度と夏日でしたが、さすが支流だけあって川の水温は低めで太陽の暑さもそれほど気になりません。
水温が低すぎると鮎が動かず釣れにくいそうですが、午後になって水温が上がってきており、風もありません。
コンディションばっちりの状況です。
土居川は仁淀川の支流の一つで、上流には昔から紅葉で有名な安居渓谷、そして仁淀ブルーの象徴的なスポット・にこ淵があります。
川は青く透き通っており、川底まで見えます。非常に透明度が高いことがひとめで分かります。
水深はあまり深くないようにも見えますが、じつは思ったより深く、体験時も膝上や腰のあたりまで水に浸かることもあります。
川の中には大きな岩が多く、鮎が好きそうな茶色いコケのついた石がたくさんあります。
川原に目をやるとカラフルな美しい石が多く、とくに青系の石が多いことが印象的でした。
仁淀川が美しいブルーをしているのは、水質がきれいであることはもちろん峻厳な地形とがあいまって起こる「チンダル現象」や地質にも関係するそうです。
参考:https://www.facebook.com/niyodogawa/posts/1153883308004280/
自然の恵みを実感しながらの友釣りです。
さて、釣れるかな~?
友釣りとは
友釣りは縄張り意識の強い鮎の習性を利用した釣り方です。
別名、友がけ(友掛け)とも言います。
鮎は石の苔を食(は)んで大きくなります。
自分が食んでいる苔のある場所や自分の縄張りに入ってきた他の鮎を追い払うとする習性を利用したのが、この友釣りです。
まず鼻かんという仕掛けで針の先に、おとり用の生きている鮎を付けます。
竿で操作しながら、おとり鮎をうまく泳がし、縄張り荒らしをしに来たやつだと思わせ、体当たりしたりちょっかいを出してくる野鮎(のあゆ)を、イカリ型の針で掛ける(引っ掛ける)という日本独特の釣法です。
・・・と頭では理解していても、おとり鮎の付け方も知らないし、友釣りの竿を持つのも初めての私です。
生きている鮎を手で握ることもできるかどうかさえ怪しい。
(大丈夫か?ワタシ)
大丈夫です!
ガイドさんがおとり鮎を付けてくれて、竿の動かし方、鮎のいそうなポイントまで丁寧にレクチャーしてくれます。
???な私でも、野鮎がおとり鮎にちょっかいを出してツンツンとくる感覚が、竿から伝わってくるのがちゃんと分かりました。
釣り経験者ならすぐにコツをつかむでしょうから、自分でおとり鮎を付けたり、いろんな友釣りの方法を力量に合わせてガイドさんが教えてくれるでしょう。
ツンツン、ツンツン、ツンツン、、、グググーっと竿先が曲がったら野鮎がかかった証拠です。
「おっと、掛かったみたいだけどどうしたらいい?」と思っても焦らず、ガイドさんのアドバイスどおりに、ゆっくりと竿を立て手前に引くと、おとり鮎のすぐ下に掛かった野鮎が見えてきます。
すかさずガイドさんがタモを構え、鮎をキャッチしてくれます。
めでたくゲット!パチパチ
こちらは、相方が鮎を釣ったときの動画です。(25秒)
釣果
3時間すこしの体験時間で4匹の釣果でした。
大きなもので20センチくらいです。
仕掛けごと切れたのが1回ありましたが、初めてにしてはまずまずかな?
なんせガイドさんが、「今夏、1匹も釣れてない人はいませんから、釣れるまでやりましょう!」と必ず釣らせます感がすごかったです。(笑)
いっしょに行った相方は9匹ゲットしており、今夏の記録タイとのことでした。おー!
持ち帰り
釣った鮎と、おとり鮎(ガイドさんが前日に釣っている野鮎)は氷水で絞めて急速冷蔵し、持ち帰り用に発砲スチロールに入れてくれます。
私達は県内なので帰ってすぐ食べられるよう冷蔵にしてもらいました。
家に戻って中を見ると、氷も残っておりキンキンに冷えてました。
県外の方なら冷凍で送るサービスもあるそうです。
まとめ
注意点
自然相手の鮎釣りですので、天候や川の状況(増水や渇水)にも左右されます。
台風などで体験が中止される場合もあります。急きょ中止になる場合は、「鮎屋 仁淀川」さんから連絡があるそうです。
また、もし自分たちの都合がつかなくなったら早めに連絡をいれましょう。
体験には保険もかけてくれてはいますが、川の中は滑りやすく水温も低い場合もあります。
ケガのないよう、また体調にも十分気をつけて参加されるようにしてください。
感想
初めての友釣り体験は、最高に楽しかったです。
川に3時間も入りびたったのは、中学生のとき以来でしょうか!(40数年ぶり?)
ガイドさんいわく「友釣りは、おとり鮎が元気に泳ぎ回って、鮎のいるポイントに入れば簡単に釣れるよー」と言われてましたが、いやいや教え方がうまいからこそ初心者の私でも楽しめたのです。鮎釣りの魅力をあますことなく教えていただいて本当に感謝です!
次回は、鼻かんという仕掛けをおとり鮎に付けるとこまでステップアップしたいです。(笑)
ふだん四万十川の近くに住んでいる私ですが、遊漁券を買って竿など釣り具を準備してまで、川漁をすることはありません。
「行きたい気はするけど、いろいろ準備がかかるもんねー」と諦めていたところ、仁淀川で友釣り体験をやっていることを知りました。
たとえば1日だけ体験教室はあっても、漁期のあいだ体験をずっとしているところは全国的にも少ないそうです。
四万十川でも、こんな体験ができたらいいなーと思ったことでした。
「初心者だけど鮎を釣ってみたい」と思う方におすすめしたい「鮎屋 仁淀川」さんの友釣り体験です。
ぜひ仁淀川の魅力を満喫してみてください。
予約 | 鮎屋 仁淀川 |
期間 | 6月1日~9月30日 |