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四万十川桜(さくら)マラソン大会のコースをマップ 写真で紹介

春になると、四万十川沿いの桜のつぼみが、あたたかな陽気に誘われて1日1日とふくらんできます。毎年、3月最後の日曜日に行われている 四万十川桜マラソン大会は、「桜は満開だろうか?」「お天気はどうだろう?」と、いつも地元の私たちがヤキモキする大会です。せっかく走りに来てくれるランナーに、お天気の良い桜の花が咲く並木道の下を、四万十川の雄大な景色を見ながら走ってもらいたいからです。

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四万十川桜マラソンのコース紹介

マラソンコース引用:四万十川桜マラソンHP
コースはスタートからゴールまで東から西へと緩やかに下る、ワンウェイの42.195キロです。四万十町の窪川(くぼかわ)を出発し、大正(たいしょう)を通り、十和(とおわ)の昭和という地域にあるキャンプ場・ふるさと交流センターがゴールになっています。

 

肝心の桜の花の咲き具合はどうかというと、過去8回の桜マラソン大会では、桜が咲いてちょうどのお天気の日もあったし、はたまた全部桜の花が散ってしまい葉桜(はざくら)マラソンとなった年もありました。桜の咲き具合がぼっちり(ちょうど)だったのは、半々ぐらいの確率でしょうか?なかなか、うまい具合に咲かないな~(苦笑)

 

2011年の震災の年は中止となりましたが、それ以外の年は、天候不順で沈下橋が通れずコースが変更になったことが一度だけ、あとは、ほぼお天気がもちこたえて、毎回開催することができています。

 

第8回の四万十川桜マラソン大会のコースをマップや写真で紹介したいと思います。桜が咲いていればもちろん最高ですが、四万十川沿いを走るこのコースの景観は、個人的にはピカ一だと思っています。

(前半)スタート地点から

スタート場所の学校

それでは、コース前半の紹介です。スタート地点は、JR窪川駅からは、歩いて10分くらいの窪川(くぼかわ)小学校です。
【窪川小学校】

小さなマラソン大会とはいえ、参加定員は1,500人なので、小学校前の道路いっぱいになってのスタートになります。

 

スタートして1キロ、四万十川の本流が見えてきます。窪川は、四万十川の上流域になり、マラソンコースは西へ西へ流れる四万十に沿って、組まれています。田んぼでは、ぼちぼち、田植えの前の農作業がはじまったところで、これから、田んぼに水を張り、稲を植えていきます。

 

窪川地域は、朝晩の寒暖の差が激しく、山や川の水蒸気による霧が多く、ふっくらとして、キラキラ光る仁井田米(にいだまい)という美味しいお米がとれることで有名です。

若井沈下橋

工事中の橋

補修工事をしていた時の若井沈下橋の様子

緩やかな下り坂を4キロほど走ると、川の中に最初の沈下橋・若井沈下橋(わかいちんかばし)が見えてきます。大雨が降ると、川の中に隠れ、水が引くと顔を出すという性格の沈下橋ですが、ここ若井沈下橋は数年前の台風の影響で壊されました。冬の渇水期に補修工事が行われたのですが、この復旧作業も、増水するたびに作業用の砂利が流され、作業を何度も中断されていました。やっと完成し、向こう岸とつながりました。

 

若井の沈下橋は、抜粋橋がすぐ横に出来て以来利用されることはなかったのですが、現在は地元の人が、夏のお盆の迎え火や送り火を焚き、地域の風物詩として利用しています。

 

若井沈下橋を過ぎたら、第1給水所があります。そして、大向(おおむかい)の峠を超えると、再び四万十川が見えてきます。緩やかな登りと下りを繰り返しながら、田園風景と四万十川をずーっと左に見ながら走って行きます。桜の並木道と、キラキラ光る川面の様子がきれいで、見慣れている私でさえ、その美しさにはっとします。
若井沈下橋全景

(中盤)窪川地域から大正地域へ

モクレンの咲く国道まもなく弘瀬トンネルに入ります。左側に見えている四万十川がそびえる山に当たり、その進路をぐっと左に変えて、蛇行します。トンネルを超えると、大正地域に入ります。蛇行した四万十川が再び眼前に現れます。桜並木と光る川、緑の山々に青い四万十川桜マラソンの登り旗が映えて、とてもきれいです。

 

コース12キロ地点の北ノ川にある、うす紫色のモクレンの花は満開になると見事です。おうちの人に聞くと、このモクレンの木は、30年以上前、国道381号線が出来た年に植えられたそうです。毎年、大きな花を咲かせています。メジロという鳥たちが、花の蜜を吸いにやってきます。

 

さて、中盤12キロ地点、少しづつ疲れが出てくる頃です。あと1キロ弱走ると、コース最初の沈下橋・上宮沈下橋(じょうぐうちんかばし)が見えてきます。ここまで国道381号線をずーっと走ってきますが、北ノ川という地点で、左下に見える坂道へ入って行きます。

上宮沈下橋42.195キロの道中で渡る沈下橋は2つ。その一つが、上宮(じょうぐう)沈下橋です。大雨で川が増水し、沈下橋を渡るのが危険な場合は、コースが変更になります。でも、上宮沈下橋はわりと高い橋なので、少々の雨では浸かりません。うちのすぐ近くの沈下橋で、川向こうに住む友達の遊びに行くのに、しょっちゅう通ってました。ちなみに、渡り終えるあたりの右下は、夏は子どもが泳げる遊び場で、私もよくここで、友達と泳いで遊んでました。流れが速いところがあって、面白いです。上宮橋(じょうぐうばし)は子供たちの通学路ですし、夏は川遊びの場所です。

 

冬の渇水期は水量も少なく、沈下橋の下は、大きな岩がゴロゴロしてます。危ないので、けっして飛びこまないで下さい(笑)もしも、飛び込んでしまっても、安心してください。沈下橋下には、地元のカヌー隊がひかえてます。でも、今まで沈下橋から落ちたランナーはいません。

 

沈下橋はどこもそうですが、橋へ降りていく坂道と、渡った後のこれまた上り坂が、ランナー泣かせです。上宮沈下橋も、国道381号線から左に降りる急な坂道と、橋を渡ると右手の緩やかに見えながらやっぱり急な坂道をのぼらないといけません。橋の向こうは、上宮(じょうぐう)という地域です。なぜか、この上宮は、宮脇さんという名字が多いです。私の友達も宮脇さんだらけ。お宮の脇に住むから、宮脇さんなんでしょうかね?

 

スタートから、13.8キロ。お宮の近くに第3給水所があって、地元ボランティアにまじって、中学生たちが、ここと2キロ先の第4給水所とで、お手伝いをしています。きっと、子ども達もトップランナーの力強い走りとそのスピードにびっくりすることでしょうし、自分のペースで確実に走る、全国から来ているランナーの姿に、感動すると思います。

 

お宮の上の山には、この地域の田んぼの水をまかなう、ため池がいくつかあります。昔、よく友達と釣りに行ってました。上宮は広い田んぼと畑が広がる、桃源郷みたいなのどかなところです。田んぼが広がり、スプレー菊やイチゴのビニールハウスが並び、その向こうに四万十川が大きく蛇行して流れています。上宮に住んでいる幼なじみは、「毎日、四万十川を見ながら呑めるぜ」と自慢してます(笑)

 

スタートから、15.8キロ第4給水所は、JR打井川駅の手前です。コース(町道)のすぐ上を、予土線の単一線路が、走っています。駅をまっすぐに行くと、打井川という地域で、海洋堂ホビー館四万十と、海洋堂かっぱ館とがあります。マラソンが済んだら、ゆっくり観光にきて下さい。ランナーは右手の抜粋橋を渡り、国道381号線を進みます。

 

丸みを帯びた美しい沈下橋

上岡沈下橋と菜の花

国道381号を桜並木を見ながら、川を眺めながら走ると、上岡というところで、遠くに丸みのある小ぶりの沈下橋が見えます。その形は、とても美しく、あたりの景色に溶け込み静かにたたずんでいます。通称・上岡沈下橋(正式:向山橋)私の大好きな沈下橋です。その形が丸みを帯びているのは、この辺りが流れが激しく急であるため、少しで水の抵抗を少なくするために、丸みをつけたそうです。

 

以前、NHKのこころ旅で紹介されてました。

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ゴーゴーと轟く音が川から聞こえる、轟(とどろ)

鉄道橋と川四万十川に沿って、しばらく国道を走って行きます。古い鉄道橋(仁井田川橋)が見えてきました。その下をくぐります。鉄道橋の周辺は、険しい岩がゴロゴロたっていて、趣きがあって私は大好きです。ここで、ドローン(Go-proつき)を飛ばして、ゴーゴーと白いしぶきを立てて流れる激しい川の流れを撮ってみたい!といつも思ってます。

 

川向こうに、リバーパークという、小さなキャンプ場が見えます。この辺りの地名は瀬里(せり)や、轟(とどろ)という地域。そのゴーゴーという川の音から来ているのだと思います。昔、木材を川に流して運んでいた頃、瀬里(せり)轟(とどろ)は、その流れが強く難所とされ、木材はここでいったん陸路で運んでいたそうです。

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この辺りが、コースの中間地点精神的にもしんどいところだと思います。頑張って下さい。

鯉のぼりの旗がはためく轟(とどろ)地域

国道沿いのこいのぼりちっちゃな鯉のぼりの旗が、たくさん見えてきました。桜マラソンのランナーを応援しようと、ガソリンスタンドの向こう側のタバコ屋さんが、個人で飾っている、ちっちゃな鯉のぼりたち。年々、その数も増えています。ガソリンスタンドのお兄ちゃんたちも、鯉のぼりの飾りつけをお手伝いしてます。ここのガソリンスタンドの人たちも、けっこう走るのが好きです。鍛えてます!

大正道の駅でのおもてなし

小さな鯉のぼりの応援のあとは、地元子どもたちの和太鼓の応援です。大正道の駅で、ランナーが通る度、どんどん太鼓が響きます。「結(ゆい)太鼓」という地元で十年以上活動しているグループの、小学生チーム「結子ども太鼓」です。ランナーは、子どもたちの威勢の良い太鼓の音に、元気をもらえると思いますよ。大正道の駅は、地元のご婦人グループが提供する美味しい食事が自慢です。走り終えたら、また寄って下さい。

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フルマラソン初参加の友人は、「ここ道の駅大正まで走ってこられるかなー?」「このまま、自分ちへ帰りそう・・!?」なーんて心配してましたが、大正道の駅を過ぎると、まもなく関門地点(25キロ)です。ここが頑張りどころです。関門の手前の折り返し地点のスタッフになっているSさんが、「ここまで来てね~。待ってるよ~。」と言ってます。

折り返し地点は24キロ、関門は25キロ付近です

関門の橋関門までの制限時間は、3時間30分。
天候が良好の正規コースの場合、国道から見える吾川大橋を渡り切ると、右手に折り返し地点が見えてきます。折り返しに向かうランナーと、折り返してくるランナーとが交差するところですね。悪天候で、沈下橋が浸かって渡れなくなれば、距離が要るため代替コースとなり、折り返し地点は大幅に変更になります。沈下橋、浸かることなく、お天気、もって欲しいです!

 

関門25キロ地点を、3時間30分以内で通過すれば、一気に四万十川が大きくなります。さっき渡った吾川大橋の下を流れる、第一支流の梼原川が合流するからです。風のない日は、川の碧さに山々のシルエットが映ります。

(終盤)大きく蛇行する四万十川とともに走る

蛇行する川

いよいよ終盤です。25キロの関門を過ぎて100メートル、第6給水所で鋭気を養ったら、再び国道沿いへと出て、眼下に四万十川を臨みながら走ります。スタート地点の窪川を出てからというもの、どんどん山へ向かって走っているため、川も山へ登っているような、「なんだか川が逆流しているみたいだ。」と、町外からの方によく言われます。見慣れている自分たちは、「言われてみれば、そうかも、、」です。

 

スタート地点の標高が、海抜206メートル。関門付近の標高は、海抜125メートル。なので、確かにちょっとづつ低くなってます。四万十川の平均河床勾配は0.61%です。特に、関門のある梼原川合流点(標高125m)から河口までの106kmは0.12%と、とても緩やかなです。傾きがあまりにも緩やかなので、まるで逆流しているように感じるのでしょう。

 

山へぶつかる度に、大きく蛇行する四万十川に沿い、国道、町道、国道、町道という具合にコースを走って行きます。後半部分は、国道の長いトンネルは通りませんが、1か所、津賀手前の短いトンネルを通ります。監察スタッフが、トンネル入り口と出口に立っているので、まずコースを間違えることはないですが、近道だからといって通ってはいけないトンネルを通ると、失格になります。

最大の難所、300メートルの上り坂道

茅吹手沈下橋

スタートから28キロ、浦越(うらごし)という小さな集落を過ぎて、里川大橋という抜水橋を渡ります。大橋と並行するように、古い沈下橋・浦越沈下橋が下に見えます。お天気が良好の場合、浦越大橋を渡ったら、山沿いに川を右手に見ながらしばらく小さな町道を走り、この先にある、茅吹手(かやぶくて)沈下橋を目指します。ただ、悪天候の場合は、沈下橋が渡れないため、コースが若干変更になります。

 

通称:茅吹手(かやぶくて)沈下橋、正式名称は、新谷橋(しんたにばし)は、風光明媚な四万十川のおすすめスポットです。広い川原で、夏はキャンプを楽しむグループをよく見かけます。その穏やかな光景がイメージにぴったりということで、JRフルムーンポスターに採用された橋です。ここにも、万が一のために、カヌー隊が控えてますが、水温はめっちゃ冷たいので飛び込みませんように。

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予土線が橋のそばを通るので、しまんトロッコからも橋の様子がよく見えます。

 

84メートルの長さがある茅吹手(かやぶくて)沈下橋を渡ったら、このコース最大の難所と言われる、300メートルの急な坂道を、上の国道めがけて上らなければなりません。何度も桜マラソンを走っているベテランランナーも、この坂だけはキツイ!と言います。登り切ったところに、第8給水所があります。そこまで頑張って下さい。ここまで来ると、ゴールまであと9キロです。ここから峠の緩やかな下り道が続きます。

コースも後半部分、あとは自分ペースで

三島鉄道橋と沈下橋峠を走りすぎると、再び、左手に四万十川が見え、四国電力の津賀発電所の横を通ります。小さな発電所ですが、右手の山の頂上にある津賀ダムから落ちてくる水力を使い発電しています。

 

そして、左手には、四万十川最大の三島の中州と、鉄道橋、沈下橋が見えてきます。中州の全周は約5キロ。田んぼや畑のある三島を挟んで、国道側に第一沈下橋、左側には抜粋橋ともう一つ第二沈下橋があります。

 

三島にはキャンプ場もあり、まもなくラフティングやカヌーの姿が見られる気持ちの良い季節になります。

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ここまで来ると、あと5キロ。三島トンネルには入らず、その左手の町道に入り、四万十川に沿ってぐるーっと走って行きます。最後の給水所、第10給水所を過ぎたら、40キロ地点、41キロ地点と、ゴールまでのカウントダウンが始まります。もう少しです。

 

三島トンネルの出口横につながっているので、国道が見えたら、ゴール会場の昭和・ふるさと交流センターまで、あと1キロ。沿道の声援を受けて、そのままゴール会場までラストスパートです。ゴール会場では、毎年元気にランナーを迎える、J君がマイクもって、「ゼッケンナンバー ○○さん、お帰りなさいー!」と叫んでます。余裕があったら、ハグしてあげて下さい。喜ぶと思います(笑)
【ふるさと交流センター】JR昭和駅から歩いて10分くらいです。

ゴール会場からは、スタートした窪川までシャトルバスが出ていますので、ランナーの皆さんは利用できます。予土線の臨時列車も出ています。JR昭和駅からJR窪川駅まで、走ってきたコースを振り返りながら、道路からとはまた違った景色を楽しんで下さいね。

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四万十川と言えば、観光だけでなく最近は色んなマラソンでも人気が上がってきました。澄んだ空気、目にも優しい空と山と川の色。そこで行われる自分の限界にあえて挑戦するマラソン大会。ウルトラマラソンをはじめフルマラソンや、山の斜面を走る面白いトレイルランニング(トレラン)もあります。
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