去年の8月、増水で壊された若井沈下橋(わかいちんかばし)
JR予土線と土佐くろしお鉄道の列車が通る若井駅近くにあります。
国道からよく見える橋です。
すぐ横に抜水橋がありますので、こちらの古い沈下橋には車止めを設置して、歩行者のみの通行がかろうじて可能でした。
以前は、お盆の迎え火の松明を焚いて、とても風情ある光景を見せてくれていました。
去年8月の増水で、中央部の橋桁4枚(総長24・1メートル)と橋脚3本が流されてしまいました。
今もその残骸が川下(かわしも)に残っていて、水の破壊力を見せつけています。
本流に21橋、支流に26橋の計47の沈下橋
四万十川には、支流・本流合わせて、管理者のわかっている沈下橋が47あります。
この47の沈下橋は「四万十川沈下橋保存方針」に入っていて、増水で壊された場合は修理されます。
しかし、残念ながらここ若井沈下橋は、47のうちに入っていません。
廃道となっていて、町の道路台帳からも外れています。
若井沈下橋のように、管理者がなく「四万十川沈下橋保存方針」に含まれていない橋、また、自分ちの家に前の谷川にかかるマイ沈下橋などを入れると、四万十川沿いには60ー70ほどの沈下橋があるようです。
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