しそ(紫蘇)の花は食べられるお花です。
咲き始めの花穂は茎(くき)の部分もやわらかく生のまま食べることができるので、お刺身のあしらいなどにすると素敵です。
しかし花穂が少し長くなってくると、茎がじょうぶになり生では食べにくくなります。そんなときは、天ぷらにしてみましょう。
しその花の天ぷらの作り方(レシピ)と、美味しく作るコツを紹介します。
美味しく作るコツ
しその花の天ぷらを美味しく作るコツが3つあります。
- 花穂の長さ10cm~15㎝くらいが収穫時期
- 衣(ころも)はゆるめに作る
- 油の温度は160度から170度
コツを押さえると、美味しくいただけますよ。
収穫時期
夏の終わりに、しそは小さな花を咲かせます。
花が咲き始めの頃、茎の長さが10㎝未満のしその穂はとてもやわらかく、生のままパクッと食べることができます。
お刺身の付け合わせや飾りにするとお洒落ですね。
もう少し穂が長くなり(約10cm~15㎝)、花が1、2輪残っている頃が天ぷらにするちょうどの時期になります。
油で揚げることで、茎の部分もやわらかくなり食べやすくなります。
材料と準備するもの
しその穂 | 10本 |
天ぷら粉 | 100g(1カップ弱) |
水 | 150ml |
氷 | 製氷機の氷1個 |
油 | 300g |
衣を作るボール | 中くらいを1つ |
天ぷら用なべ | フライパンでも可 |
天ぷら用敷紙 | キッチンペーパーで代用可 |
作り方
水洗い
しその穂は、水でじゃぶじゃぶと洗い、よく水を切っておきます。
衣を作る
ふだん天ぷら粉と水の比率は1:1が基本と言われますが、しその穂の天ぷらは少しゆるめに作るのがこつです。
- 分量の粉と水をボールに入れ、さくっとまぜる
- そこに製氷機で作っている氷を1個入れる
※氷をいれることでグルテンのねばりが出ることを防ぎ、カラッと揚げられます。小さな氷1個分が溶けるくらいがちょうどです。
水気を切ったしその穂を入れて、軽く衣をつけます。
油で揚げる
葉物を天ぷらにする時は、160度~170度が適温とされています。
私は温度でよく失敗をするのでクッキング温度計を使ってます。便利ですよ。
温度計がない場合は、衣をつけたしそを入れた時のジュワ―っという油の音が目安にしましょう。
一度にたくさん入れるとくっつきやすいので、適度に間をあけて入れてくださいね。
衣に色が付いたら出来上がりです。(約1、2分)
出来上がったら、お塩を少し振る、または天ぷらつゆでいただきます。
あったかいうちに食べると美味しいですよ。
まとめ
しその花穂の天ぷらを作るコツ
- しその花が咲いて10cm~15㎝くらいが収穫時期
- 衣(ころも)はゆるめに作る
- 油の温度は、160度から170度が最適
香りを楽しみながら、しその花穂を食べてみてください。
そのほかのレシピ
ほかにもしその穂を使ったレシピとして、佃煮や塩漬け・醤油漬け、味噌炒めなどがあります。
日持ちがして、いろんな食材のトッピングにできるので重宝です。
ぜひ作ってみてください。