高知 四万十川の不思議。トンネルを越える度に右に見えたり左に見えたり

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予土線の線路とトンネルと アクセスや情報

しまんトロッコ1号は、窪川駅を出ると西へ西へと走る列車です。窪川駅から土佐大正駅までは、四万十川が列車進行方向の右側に見えていますが、土佐大正駅を出ると、トンネルを越える度に、四万十川が右に見えたり左に見えたりと方向が変わります

それはなぜでしょうか?
と、エラそうに言ってますが、ガイドするまで私も全然知りませんでした(笑)

 

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トンネルを出る度に変わる四万十川の流れ

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土佐大正駅を出て最初のトンネルを越えるとすぐに鉄道橋を渡ります。その鉄道橋の下を流れる川は、四万十川の第一支流・梼原川です。この川の上流には四万川という地域があります。四万川??、そうです、四万川という地名は、四万十川という名前の由来の一つになっています。

四万十川名称の由来、上流の四万川川(しまがわかわ)から下流の十川(とおかわ)までを結ぶから

 

梼原川を越えて、次のトンネルを越えると、四万十川本流が、見えてきます。川の流れは、進行方向に向かって左から右へと流れています。でも、次のトンネルを越えると、今度は右から左へと川が流れます。そして、次のトンネルを越えると、また流れが反対になります。え??なんで、こんなにどんどん変わるの?と言うくらい、トンネルを越える度に、川が右に見えたり左に見えたりと変化します。

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四万十川を串刺しにして走る予土線

実は、大きく蛇行して流れる四万十川を、予土線が串刺しにするように走っているため、川が右に左にと変化するように見えるのです。トンネルの多い予土線でとりわけ大正駅ー江川崎駅までの間は、なるべくまっすぐに線路が敷かれています。土佐大正駅を出て、トンネルを3つ越えたところ、浦越の辺りで列車の前後を見ていただいたら、まっすぐに線路が約2キロほど伸びているのが分かります。

 

トンネルを越え、鉄道橋を渡る度に流れを変える四万十川、山に当たって大きく蛇行す四万十川、そして、川を串刺しにするように走る予土線。列車から見える予土線の風景の中でも、最も風光明媚な場所だと思います。ぜひ、この流れの変化と雄大な川の姿をお楽しみいただきたいです。

 
【特集】予土線 絶景ポイント ~しまんトロッコ1号 沿線の風景~

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