「チンチン!」という、昔なつかしい音を鳴らしながら、高知市内を走る「とさでん路面電車」は、高知駅から南へ、そしてはりまや橋からは東西へと走る、とてもシンプルな路線です。
1駅、2駅くらいなら1分もかからないので、電車に乗らずに歩いてもいいくらいの距離なんですが、あの騒々しいエンジン音と、運転手さんがシフトを変える度に前にのめり込むように揺れること、町の風を受けて走る感じがいい!
外国を走っていたカラフルで特徴ある車両も何台かあり、見るだけでも楽しく、風情があり、私は大好きです。
今日、2月1日は、路面電車が日本で初めて走った日。明治28年(1895年)、京都で走り始めたのが始まりとか。昔は全国で、67ほどあった路面電車も今では17に減っているようですが、四国では、愛媛、香川、高知の路面電車が今も健在です。
そして、これは高知の県民性を反映してか、飲んで食べて歌って楽しむ、貸切のおきゃく電車が人気で、よく高知市内を走っています。
おきゃくとは、宴会、飲み会のことですね。
と言うと、飲み会に行く、またはうちで飲み会をするということなので
と返します。
宴会好きの高知県民、電車の中でおきゃくするのも、いたって自然。通勤帰りの車の横を、ワイワイガヤガヤと、おきゃく電車が走って行きます。「うわ、楽しそう!」とうらやまし気に電車を見る人の視線を浴びながら、路面電車で高知市内を走るのもありです。おきゃく電車の、乗車時間は100分もありますので、じゅうぶん飲んで楽しめます。
【とさでんお客電車の概要】
詳しくは、とさでん交通HP イベント・貸切案内まで
画像は、とさでん交通株式会社HPより引用掲載http://www.tosaden.co.jp/train/event.php)