愛媛県にほど近い四万十川沿い、大きなトラックの荷台に旬のみかんをいっぱい積んで愛媛県から行商のみかん屋さんが定期的に来ます。
私も家族もみかん類が大好きです。
2月から3月は、ふつうの愛媛みかんは終わり、ポンカンもそろそろ終わりです。新しい種類のみかんが、楽しみな時期になりました。
「今日は、何がおいしい?」と、いつもの行商のみかん屋さんに聞くと、
「今は、はるかとはるみ!」と、元気よく行商のおじさんが答えて味見をさせてくれて、みかんのウンチクを教えてくれました。
名前は双子の女の子みたいですが、はるかは新種で、はるみは以前からある種類です。
レモンのような鮮やかな黄色いのが、はるか。春の香りと書いて、春香(はるか)と書きます。
表面がピカピカして、だいだい色のほうが、はるみ。春を見ると書いて、春見(はるみ)です。
どちらも可愛くて、いい名前ですね(^-^)
さっぱりとして、香りのよいはるか
はるかは、見た目は、レモンのように黄色く、外皮が固いです。
手で皮を剥ぐことは難しいので、包丁やムッキーで表面に切り込みを入れてむきます。
ちょっと、めんどくさい?
切り込みを入れたとたん、ぱーっと爽やかな香りがあたりいっぱいに広がります。
種はのけないといけませんが、このはるかは、中の白い皮(じょうのう)ごと、そのままぱくぱくと食べられます。
皮にも甘味があります。
レモンのような色合いや見た目に反して、その味は、さわやかでまろやか。
意外な感じ。
果汁に、へんな酸っぱさがありません。
さっぱりとした大人味かな。
この味、好きです!
「はるかはサラダにしても美味しいよ。」
と、みかん屋さんが教えてくれました。
外皮を包丁でりんごをむくみたいにうすく剥ぎ、中の白い皮ごと小さく切って、野菜サラダにトッピング。
さわやかな春サラダの出来上がりです。
外皮は、マーマレードにして、食べられます。
ぷりぷりっとして、ジューシーで甘い、はるみ
はるみは、清見タンゴールとポンカンのかけ合わせです。
両方のいいとこをとっています。
まず、ぽんかんみたいに、手で剥ぎやすい。
清見のように、甘くてジューシー。
種もほとんどないので、そのまま食べられる。
めんどくさくない!(笑)
プリプリとして噛みごたえがあって、甘〜い!
うちの子は、はるみの甘さ十分なところが好きだと言ってます。
甘さしっかり味が好きな人は、こっちですね。
今のところ、、はるかに1票、はるみに1票です。
旦那さんに「はるかとはるみ、どっちが好き?」と聞くと、
「どっちもー」と言いました(笑)
四万十川沿いは、みかんの産地、愛媛が近いので、色んな種類のおいしい柑橘類が食べられて、ほんと幸せです。
なじみのみかん屋さんには、2代目の若い跡取りさんもいます。
もちろん、高知産のみかんも負けてはいませんけどね。
暖かい春までもう少し、いっぱいみかんのビタミンCを取ってます。
愛媛のみかん屋さんによると、なんでも、最近は甘平(かんぺい)という1個が250円から500円くらいするみかんや、紅マドンナという市場に出るまであと数年はかかる新種があるそうです。
今の時期なら、愛媛県の鬼北町の三角ぼうしの道の駅にあるかも、と教えてくれました。
幻のその味、食べてみたいです。
道の駅 三角ぼうしは、地物野菜や果物があって、けっこう穴場です。
土佐文旦といい、はるか、はるみ、伊予かん、八朔、小夏などなど、まだまだ柑橘系の旬は続きます。