干し芋の作り方まとめ|高知の東山・切子と天日干し・オーブン・食べ方

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高知の食文化

秋が深まり、畑のさつまいもが採れるころ。

冷たい北風が吹きはじめると、干し芋を作る季節になります。

高知では、干し芋のことを 「東山(ひがしやま)」「切子(きりこ)」 と呼ぶことがあります。

私も小さいころから、干し芋は「きりこ」として親しんできました。

さつまいもを蒸して、切って、干すだけの素朴な保存食。

できたてはやわらかく、少し干すと甘みが増し、ストーブやトースターであぶると香ばしくなります。

干し芋は、そのまま食べてもおいしいですが、きりこ餅にしたり、天ぷらにしたり、バターで焼いたりしても楽しめます。

この記事では、干し芋の作り方、オーブンで作る方法、保存方法、食べ方アレンジをまとめて紹介します。

詳しい作り方やレシピは、それぞれの関連記事で紹介していますので、目的に合わせて読んでみてください。

もくじ

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高知では干し芋を東山・切子と呼ぶ

干し芋は、地域によっていろいろな呼び方があります。

高知では、干し芋を 東山(ひがしやま)切子(きりこ) と呼ぶことがあります。

「切子」は、蒸した芋を切って干すことから来ているのではないかと思います。

昔は、冬のおやつとしても、保存食としても、干し芋が身近にありました。

さつまいもを無駄にせず、寒い季節においしく食べるための知恵ですね。

砂糖を使わなくても自然な甘みがあり、噛むほどに味が出ます。

素朴ですが、何度食べても飽きない味です。

干し芋の作り方は大きく2つ

干し芋の作り方は、大きく分けると2つあります。

ひとつは、昔ながらの 天日干し

もうひとつは、天気を気にせず作れる オーブン版 です。

本格的に作るなら天日干し。

少量だけ作りたい時や、外に干せない時はオーブン。

このように使い分けると分かりやすいです。

昔ながらの天日干しで作る干し芋

干し芋の基本は、天日干しです。

作り方はとてもシンプルです。

  1. さつまいもを洗う
  2. じっくり蒸す
  3. 皮をむく
  4. 切る
  5. 天日に干す

おいしく作るコツは、次の2つです。

1. さつまいもをじっくり蒸すこと

2. 寒くて乾燥した晴れの日に干すこと

干し芋は天気に左右されます。

雨が続いたり、暖かく湿度の高い日が続いたりすると、カビが出やすくなります。

週間天気予報を見て、晴れが続きそうな寒い日に作りはじめるのがおすすめです。

詳しい作り方はこちらの記事で紹介しています。

干し芋の作り方|天日干しでおいしく作るコツと高知の東山・切子の話

オーブンで作る干し芋

天日干しができない時は、オーブンで作る方法もあります。

本格的な天日干しとは少し仕上がりが違いますが、オーブンなら天気を気にせず作れます。

少量だけ作りたい時にも便利です。

オーブンで作る場合も、最初にさつまいもをじっくり蒸すことが大切です。

蒸したさつまいもを切り、低温のオーブンで水分を飛ばしていきます。

目安は、

・温度:110度〜130度
・時間:片面20〜40分
・裏返してさらに20〜40分
・厚さ:8mm〜1cmくらい

です。

オーブンの機種や芋の厚さ、水分量によって仕上がりは変わります。

焦がさないように、様子を見ながら作るのがポイントです。

詳しい作り方はこちらの記事で紹介しています。

オーブンで作る干し芋レシピ|天気を気にせず時短で簡単

天日干しとオーブン、どちらがおすすめ?

天日干しとオーブンは、それぞれ良さがあります。

天日干しがおすすめの人

・昔ながらの干し芋を作りたい
・たくさん作りたい
・寒くて晴れた日が続く
・干す場所がある
・少しずつ甘みが増す過程も楽しみたい

天日干しは、時間がかかります。

でも、日に日に色が変わり、甘みが増していく感じが楽しいです。

昔ながらの干し芋を作るなら、やはり天日干しがおすすめです。

オーブンがおすすめの人

・少量だけ作りたい
・雨が続いている
・外に干す場所がない
・冬以外にも作りたい
・早めに食べたい

オーブンは、手軽さが魅力です。

天日干しほど時間をかけずに、干し芋風のおやつが作れます。

少しだけ試したい時にも向いています。

干し芋に向くさつまいも

サツマイモ

干し芋は、スーパーで売っているさつまいもでも作れます。

ただし、芋の種類によって仕上がりは変わります。

ねっとり甘い干し芋にしたいなら、甘みが強く、しっとりした品種が向いています。

たとえば、

・安納芋
・紅はるか
・シルクスイート
・ねっとり系のさつまいも

などです。

焼き芋にしておいしいさつまいもは、干し芋にしても甘みが出やすいです。

高知の地元では、かき芋 と呼ばれる中がオレンジ色の大きな芋を干し芋に使うこともあります。

かき芋は灰汁が強いことがあるので、皮を厚めにむいて水にさらしてから使うことがあります。

干し芋の保存方法

できあがった干し芋は、ラップや保存袋で小分けして保存します。

すぐ食べる分は冷蔵庫へ。

長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。

手作りの干し芋は、市販品より水分が残っていることがあります。

常温で長く置くとカビが出ることがあるので注意してください。

食べる時は、トースターやフライパンで軽く温めると、香ばしくなります。

冷凍した干し芋も、少し温めるとやわらかさが戻りやすくなります。

干し芋の基本の食べ方

干し芋は、そのまま食べてもおいしいです。

やわらかめに干したものは、しっとりした甘さを楽しめます。

しっかり干したものは、噛むほどに甘みが出てきます。

固くなった干し芋は、少し温めると食べやすくなります。

おすすめは、

・トースターで焼く
・ストーブであぶる
・フライパンで温める
・蒸し器で少し蒸す

です。

少しあぶるだけで、甘みと香ばしさが増します。

干し芋の食べ方アレンジ

きりこ餅

干し芋は、そのまま食べるだけでなく、いろいろな食べ方ができます。

おすすめは、

・きりこ餅
・お焼き
・天ぷら
・味噌汁
・バター焼き
・ヨーグルト
・お菓子作り

です。

特に高知らしい食べ方は、きりこ餅 です。

干し芋をやわらかく蒸して、お餅に練りこむと、甘くて懐かしい冬のおやつになります。

干し芋の食べ方アレンジはこちらの記事で詳しく紹介しています。

干し芋の食べ方アレンジ|おやつ・おかずに使える簡単レシピ

きりこ餅は高知の冬のおやつ

きりこ餅は、干し芋をお餅に練りこんだものです。

子どものころ、祖母がお餅をつく時によく作ってくれました。

家庭によって、干し芋の量や甘さ、やわらかさが少しずつ違います。

干し芋の自然な甘みと、お餅のやわらかさが合わさって、冬らしい味になります。

道の駅やふるさと市、JA直販所などでも、冬になると干し芋やきりこ餅を見かけることがあります。

高知の素朴な冬のおやつとして、残していきたい味です。

市販の干し芋を使っても楽しめる

干し芋は、作るのに少し手間がかかります。

天気を見たり、蒸したり、干したりする時間も必要です。

「作るのは大変だけど、干し芋を食べたい」

という時は、市販の干し芋を使っても十分楽しめます。

高知県産の干し芋や、無添加の干し芋なども販売されています。

そのまま食べてもよいですし、バター焼きや天ぷら、きりこ餅などに使ってもおいしいです。

まずは市販品で味を知ってから、自分で作ってみるのも良いと思います。

干し芋は食べ過ぎに注意

干し芋は、砂糖を使わない自然なおやつです。

でも、さつまいもは炭水化物です。

おいしいからといって食べ過ぎると、お腹にたまりやすいです。

少しずつ、よく噛んで食べるのがおすすめです。

市販のお菓子より素朴で安心感がありますが、食べ過ぎには気をつけたいですね。

まとめ|干し芋は作っても食べても楽しい冬の保存食

干し芋は、さつまいもを蒸して、切って、干すだけの素朴な保存食です。

高知では、東山や切子と呼ぶことがあります。

昔ながらに作るなら、寒くて乾燥した晴れの日に天日干し。

天気を気にせず少量だけ作るなら、オーブン版。

できあがった干し芋は、そのまま食べても、あぶっても、きりこ餅や天ぷらにしても楽しめます。

干し芋は、作る時間も、食べる時間も、冬らしさを感じられる食べ物です。

高知の素朴な冬のおやつとして、これからも大切にしたい味です。

干し芋関連記事

干し芋について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

干し芋の作り方|天日干しでおいしく作るコツと高知の東山・切子の話

オーブンで作る干し芋レシピ|天気を気にせず時短で簡単

干し芋の食べ方アレンジ|おやつ・おかずに使える簡単レシピ

天日干しで作りたい方は基本の作り方へ、外に干せない方はオーブン版へ、食べ方を知りたい方はアレンジ記事へ進んでください。

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