朝ドラ『らんまん』登場するドクダミとはどんな植物でしょうか?
第6週「ドクダミの章」で主人公の万太郎と相棒の竹雄は上京し、クサ長屋と揶揄される長屋に住むことになります。
そこはドクダミがたくさん生えることから、クサ長屋と呼ばれていました。
嫌われ者のドクダミですが、生薬としてすぐれた効用を持っています。
ドクダミの特徴や開花時期、花言葉などもいっしょに紹介しますね。
ドクダミの特徴
学名 | Houttuynia cordata |
和名 | ドクダミ 別名:ジュウヤク(十薬)、ドクダミソウ、ドクダメ、ギョセイソウ、ジゴクソバ、ウマゼリ |
分類 | ドクダミ科ドクダミ属 |
分布地 | 日本、韓国、中国(中部から南部)、ヒマラヤ、バングラデシュ、台湾、インドシナ半島に分布 |
花期 | 初夏から夏 |
花言葉 | 野生、自己犠牲、白い追憶 |
生育環境
ドクダミはどこにでも普通に生えています。
とくに薄暗くじめじめとした場所を好みます。
うちの家の玄関脇にも、ドクダミがなぜか生えてきます。
コンクリートの隙間なのに、生命力の強い植物です。
抜いても抜いても生えてくる、
ドクダミの生命力に脱帽です
和名の由来
和名の由来は毒を矯(た)める、抑えることから「毒矯め(どくだめ)」からきているそうです。
花言葉
- 野生
- 自己犠牲
- 白い追憶
野生は生命力が強く、株をどんどん増やすことから。
自己犠牲は薬として利用されるため。
白い追憶は過ぎ去ったことの思いをはせる、ということから花言葉がつけられています。
効用
ドクダミは、 別名を十薬(ジュウヤク)といいます。
- 健胃
- 利尿
- 火傷
- 化膿
- 傷の治療
- 毒消し
など、その効能は数知れません。
第6週「ドクダミの章」でも、主人公の万太郎は長屋の皆といっちょに、ドクダミを引いて水で洗い軒に干して乾燥させます。
ドクダミを酒に漬け込んで使うと、いろんな効能があると説いてました。
- 蚊よけ
- 吹き出物
- 化粧水
どくだみ茶としても、よく利用されます。
乾燥してお茶にすることで、独特のくさみがなくなります。
体にたまった毒を出すというドクダミ茶。
昔の人の知恵ですね。
まとめ
以上、朝ドラ『らんまん』に登場するドクダミについて紹介しました。
第6週「ドクダミの章」で、主人公の万太郎と相棒の竹雄は上京します。
2人はひょんなことから、クサ長屋と揶揄されるドクダミの生える十徳長屋に住むことになりました。
ドクダミは触ると、ものすごーく臭い植物です。
でも万太郎は、長屋に生えるドクダミを虫よけや吹き出物の薬として利用します。
その効能に長屋の皆もびっくりでしたね。
植物のもつ無限の可能性を教えてくれる万太郎を応援したいですね!