高知のお土産、何がいいかな?とお探しですか
おすすめのお土産で昔からある定番や、人気上昇中・最近注目のお土産を、ランキング風にご紹介したいと思います。
都会のように、おっしゃれ~な物は少ないですが、高知は海・山・川の幸が豊富です。
味重視・実益重視で、おかずになるものや旬の野菜と果物、甘いお菓子、お酒類(高知は酒豪が多いので)と、地元・四万十の推し土産も入れて紹介します。
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高知特産・定番のお土産と言えば
高知の食の中で、県外の人へお土産に喜ばれるランキング
1位、まずは海の幸・「かつおのたたき」
かつおのたたきは、ぜひ本番で食べていただきたい!高知の魚屋さんやスーパーでは、たいてい自分とこで焼いたかつおのたたきを売ってます。店頭で藁(わら)焼きのパフォーマンスして、パック詰めするので、出来立てをその場で食べたりもできます。
・かつおの心臓⇒チチコ
・お腹の美味しい部位⇒腹(はら)んぼ
もおススメです。数は少ないので、お店屋さんでリクエストしましょう。
かつおをお土産にするには?
お土産にするには、かつおを1本持って帰るわけにはいかないし、たたきも生モノなので新鮮な味を保つのが難しい・・そのままではお土産にはできません。ならば「冷凍」という手があります。宅急便で魚屋さんやお店から直接送ると便利です。
県外の親戚や友人に送ると、ちょっとびっくりされますが、冷凍なので日持ちもするし、いつでもおかずにできると喜んでくれます。送料がかかるのとかさ張るのが難点です。持って帰るならおうちの冷凍庫、空けてスタンバイしましょう。けっこう場所をとります。
かつおのたたきを自分ちで盛り合わせをするには、ネギやニンニクのスライスが定番です。威勢よく盛ると食欲も進みます。かつおのたたきの薬味や盛り付け方はこちらをどうぞ。
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最近人気のかつお商品
かつお節の種類も、生ものと乾燥ものいろいろあります。最近、人気なのは「鰹オリーブオイル漬け」臭みが取れて、サラダやパスタに入れてもグッドです。
ご飯に合う「土佐の赤かつお」
高知市にある池澤本店さんは、創業150年の老舗の魚屋さん。お店の秘伝のタレでじっくり煮込んだかつおに、油と一味、そしてにんにくを絡めたちょっぴり辛いご飯の友、食べる調味料の「土佐の赤かつお」(瓶入り)もお土産におススメです。無添加というのが嬉しいです。めし友グランプリで優勝したツワモノです。
なんにでも合う柚子(ゆず)入りぽん酢
県外の人に喜ばれるお土産
2位、山の幸「柚子(ゆず)入りのぽん酢」です。
かつおのたたきのたれや、冷ややっこ、あっさり系の食べ物全般に合います。高知県内の柚子ぽんずで一番有名なのは、JA馬路村(うまじむら)の「ゆずの村」。馬路村は、小さな自治体ですが、この「ゆずの村」や「ごっくん馬路村」という柚子ジュースが、強力な地元商品となっていて、平成の大合併でも他の市町村と合併することなく、一村で独立し頑張ってます。やっぱり「ゆずの村」は不動の人気です。瓶(ビン)入りなので割れ物で重いという難点があります。
ごっくん馬路村(うまじむら)は、体に優しい自然派志向のゆずジュースです。
あっさりして後味がすっきりの健康志向の柚子入り飲料水なので、子どもにもいいです。瓶(ビン)入りなので、重い、割れ物になるという難点と、飲んだあとの空瓶の処理が面倒なんですが、やっぱり味がいいです。うちも、お中元やお歳暮に使います。
ゆずは高知のアクセント
柚子(ゆず)は、お寿司に入れたり、たたきのたれに使ったり、チューハイに入れたりと、味のアクセントになって重宝ですよね。お酒好きの方には焼酎との組み合わせもおすすめです。香り高い柚子は、果汁を焼酎と割って「柚子焼酎」としても楽しめます。柚子の季節には、あちこちの店に柚子が袋詰めで売られています。高知の日曜市でよく売ってます。スーパーでも手作りの100%ゆず絞りが瓶に入って売られています。熱さに弱いですから、保管は必ず冷蔵庫で。
田舎ではよく自分ちで柚子を絞って保管します。1か月くらいで使い切るなら冷蔵で、また、きれいなペットボトルに小分けして冷凍すると、1年ほどもちます。翌年の柚子の収穫まで、目一杯使います。最近は無農薬の柚子も多いですし、自分で柚子ジュースを作ってみるのも楽しいですよ。作り方は、意外と簡単です。ぶきっちょな私でもできました。
柚子のほかにも、仏手柑(ぶしゅかん)という種類や、直七(なおしち)酢橘(すだち)といった酢みかん類が高知ではよく使われます。酢の物やサラダ、ドレッシング、自家製ぽん酢醤油、鰹(カツオ)のたたきのタレにも、ちょっと絞って入れるとさわやかな香りとすっきしりた酸味が味に彩りをつけてくれます。釜揚げしらすや天日干しのちりめんじゃこに、たっぷりの大根おろしと醤油、それに半分に割った酢みかんを手でギュッと搾って果汁を垂らすと格別です。酢みかんの皮もちょっと擦って入れるとなお香りが広がります。
高知の旬の野菜や果物
高知の旬の野菜や果物は、ギラギラとお日様が照りつけるせいか、味が濃いです。県外の人に喜ばれるランキングは、
1、フルーツトマト
2、新高梨(にいたかなし)
3、文旦(ぶんたん)
それぞれ、旬があります。
フルーツトマトは、高知県が今、力を入れていて種類も豊富。一番糖度が上がるのが2月末頃~5月中旬頃と言われてます。ただし値段が張ります。フルーツトマトが終わっても、別の種類が出てくるので、年中おいしいトマトが出回っています。
新高梨(にいたかなし)は、高知県の梨と新潟県の梨を掛け合わせたもので、普通の梨の3倍くらいの大きさです。ずしっと重くて、甘さも半端ないです。食べごたえありの梨です。旬は、9月~11月頃です。高知の秋の味覚です。
高知特産の柑橘類の王様・文旦(ぶんたん)、これもでっかいです。2月から3月頃が旬です。これも県外の人に送ると、あまりの大きさにびっくりしますが、そのくせになる美味しさにリピーターになるって人が多いです。
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冬の味覚、わたしの好きな干し芋(ほしいも)の旬は11月から2月の寒い時期です。旬のものを旬の時に食べる!これが高知流です。
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これら旬の野菜や果物は、スーパーや日曜市、道の駅にも並んでますが、各市町村にある直販所やJA(農協)販売所は、地元の生産者持ち込みの、地元主婦ご用達。そこの地元の野菜や果物に特化しています。見てくれは少々悪くてもわりと安く売られています。
ダントツの人気!四万十うなぎ
県外の人に喜ばれるお土産ランキング、海の幸・かつお、山の幸・柚子や野菜、果物ときたので、次は、やはり川の幸です。
第3位、川の幸「四万十うなぎ」
最近、ふるさと納税のお礼品としてダントツの人気を誇っている四万十うなぎは、稚魚の頃から四万十川の源流に近いきれいな水のある場所で養育された美味しいうなぎです。昔からある老舗のうなぎ屋さん大前淡水魚さんは、うなぎを育て、見事に捌き、ふっくらと焼くお店です。地元の若いしを雇用してりっぱな青年に育てる筋の一本通ったいい会社だなといつも思います。
四万十町の本店のお料理・味どころ「うなきち」さんは、地元ご用達のお店です。元気なおかみさん達が作る、うなぎの蒲焼やうな重がいつでも食べられます。時々、テレビでも紹介されてます。
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鰻(うなぎ)と生姜(しょうが)のコラボレーション
これも最近でてきた人気商品で、四万十うなぎと地元の特産野菜の生姜がコラボして、ご飯のお供になりました。
定番、箱入りお菓子
お土産の代表格、箱入りのお菓子で、お土産にも人気なのは、
野根(のね)まんじゅう
と言うか、私が大好きな高知で昔っからあるまんじゅうです。野根というのは、高知県東部にある地名です。そこに古くから伝わる製法で作られた素朴な感じの蒸しまんじゅうです。明治時代から作られていて、昭和25年に来県された、昭和天皇陛下への献上の和菓子となったお墨付きの味。
白く柔らかい薄皮と、透けて見える上品なこしあん。ひと口大のちっちゃなおまんじゅうは、甘すぎず素朴な味です。口の中に入れると、溶けるような感触が何とも言えません。私は、この野根まんじゅうが大好きなので、一度食べ始めたら止まらないです。あるだけ食べてしまうので、見ないようにしてますが、駅のキヨスクでも売ってるので、つい手が出てしまいます(笑)
実は最近、この野根まんじゅうの味に似ていて上品で大きさが野根まんじゅうの3倍くらいのおまんじゅうがあります。それが、高知の和菓子メーカー浜幸(まはこう)の「白花栴檀」(しろばなせんだん)です。こちらは皇太子さま雅子さま献上の品というりっぱなお菓子です。これも、見たら私は食べたくなるので見ないようにしていますが、たまにその誘惑に負けてしまう時があります。あんこ好きには、悩ましいでお菓子です。
野根まんじゅうは、高知県東部の和菓子ですが、高知県西部で私の好きな和菓子は、小京都中村(なかむら)の菓子メーカー藤家(ふじや)が作っている「土佐銘菓 泰作(たいさく)さん」です。羊羹をクッキーでサンドしているのですが、ほどよい甘さとしっとり感がたまらないです。お菓子にうるさい京都の友達にも好評です。県内でもあまり売ってないのですが、龍馬空港や高知駅など大きなお土産屋さんには置いてます。ちなみに四万十市(旧・中村市)のアーケードにある藤家本店さんは、以前はパーラー(喫茶店)をしていて高校生たちのたまり場でした。あー、懐かしい。
出典:泰作(たいさく)さん本舗 藤家(ふじや) インターネットショップ
大福大好き!県内で人気のあるのは?
出典:とさもんセレクション
県内の和菓子系でダントツで人気が高いのは、津野町の「満点の星大福(ほうじ茶大福)」です。四万十川の源流域で採れる上質なお茶の葉、ほうじ茶を使用した大福です。中は4重層。クリーミーな生クリーム、上質なあんこ、それをやわらかいほうじ茶の餅でくるみ、そして仕上げにほうじ茶粉をまぶしていて香ばしい!まさに大人向けの大福です。箱入りで、冷凍販売です。県内のスーパーでも手に入ります。この大福がだーい好きな人、多いです。
そして、ほうじ茶を使った津野町の満点の星大福に匹敵するくらい、私が大好きな大福が「しまんと 紅茶大福」です。四万十町で採れたお茶を紅茶にし、生クリーム、ジャム、白あん、そしてゆずの果汁が絶妙なバランスで、入ってます。
「紅茶大福」を食べた感想はこちらです。
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安くて人気の定番お菓子、芋けんぴとミレービスケット
数をそろえないといけないお土産の場合、安くて、美味しい、手軽な定番お土産の1位と2位を挙げるとらしたら
1、芋けんぴ
2、ミレービスケットです。
庶民の味、芋けんぴをあなどることなかれ、海洋深層水の塩入りけんぴは、台地の恵み・お芋と深海の恵みがドッキングし、甘くて塩の効いた人気のお菓子です。地元四万十町の水郷亭(みずぐるまや)をはじめ、県内には人気の製造販のお菓子メーカーさんがいくつかあります。芋けんぴはスーパーでは小さな袋入りで1袋300円~400円くらいで売ってますが、自分ちで食べるには、1キログラム入りの大袋がお得です。一度食べ始めると「やめられない、止まらない」です!
ミレービスケットは、昭和30年頃から作られている歴史あるビスケットです。甘いビスケットを油で揚げていて、塩をふりかけています。シンプルでとっても香ばしいです。もともと明治製菓が作っていたお菓子が各地で「ミレーフライ」「揚げビスケット」と名前を変えて残ったというお菓子です。芋けんぴもミレーもどちらも甘いんだけど、塩が効いてて甘じょっぱい。やめられない、止まらない。クセになりそうな味です。県内のどこのスーパーでも売っているし、安い!ミレービスケットは1袋150円くらいです。
観光施設ではご当地ミレービスケット仕様でよく売られています。小さい頃からよく食べているミレービスケット。食べるてると、なんか牛乳が飲みたくなる私です。うちの子は、高知県では昔っからあるご当地飲料水「リープル」が飲みたくなるそうです。甘くてまろやかで、子どもが大好きな味です。お風呂上りに、これ飲むと最高です。
地元で採れる数の少ないしまんと栗
山の幸は、スウィーツにも地酒にも生きています。うちの四万十川沿いは、昔から栗の生産が盛んで、どこのおうちも山に栗の木を植えてます。しかし、輸入物の安い栗が多くなりあっという間に栗農家さんは少なくなりました。後継者が少なくなり、山の栗の木の手入れも進まなくなっている中、「これじゃいかん!」と始まった大粒の甘い栗「しまんと地栗」の生産。大きさは普通の栗の3倍~4倍。甘さはメロンより甘い糖度20度。生産量がまだまだ少ないです。
その「しまんと地栗」を使ったスィーツが、四万十町の道の駅十和で販売されています。
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地元の栗と米で作る名産「ダバダ火振り」
お酒が好きでとりわけ焼酎がお好きな方には、地元の造り酒屋・無手無冠(むてむか)さんのダバダもおすすめです。地元の栗と米と水で出来ています。
以上、県内の美味しいお土産、それも私が好きというものばかりでちょっと暴走気味のご紹介でした。すみません!また、面白いものがあったらご紹介したいと思います。
お土産や旅の思い出にぴったりの絵はがき
四万十川沿いの風景をほのぼのとしたイラストの絵はがきにしている地元っ子がいます。私は、その方のイラストがとっても好きです。可愛くて夢があって、心が癒やされます。絵はがきだから、お土産にもぴったりだなーと思うし、これからも頑張ってもらいたいアーティストさんです。四万十川沿いの国道381号線、道の駅で販売されています。
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