今日は、閲覧注意の動物、大ミミズの話です。
「うわ、ミミズ気持ちわる!」の方は、ごめんなさい。読まずに、虫、いえ、無視して下さい。ちなみに、ミミズは昆虫ではなく、生物学上「環形動物門貧毛網」に属する動物だそうです。
秋に大移動するカンタロー(シーボルトミミズ)
寒くもなく暑くもない、とても過ごしやすい秋。四万十の秋もあっという間で、まもなく寒ーい冬に入ります。生き物たちが越冬の準備中です。この辺りには、カンタローと呼ぶ大きなミミズがいっぱいいます。陽の光を受けると、きらきらと光る紺色のような紫のような不思議な色をしています。正式名称は、シーボルトミミズ。あの、シーボルトさん、江戸時代に長崎の出島へ来た医師のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトさんが標本としたことから、名付けられています。日本固有のミミズで、四国や九州など主に西日本に多く生息しています。体長は30センチから大きいもので、40センチほど。
去年の秋は、このカンタロー(シーボルトミミズ)が大量発生して、何百何千という数のミミズが、山から降りてきて、町道を横切り大移動しているのを何度も目撃しました。昔から、カンタローが多い年は、雪が多いと言われますが、確かに去年は、雪が多かったです。また、地震が来ることを察知して大移動するのだと、怖い話をする方もいましたが、それはなかったです。(ホッとしました)去年たくさんいたカンタローですが、今年はあまり見かけることなく、冬に入りそうです。下の写真は、去年撮ったもので、小さい方だと思います。
不思議な生態
この大きなミミズ、シーボルトミミズをうなぎを釣るエサにするという人もいます。また、ヤイロチョウという八つの色を持つ渡り鳥が好んで食べるのがシーボルトミミズだと聞きます。特に、毒はないと思うのですが、子どもの時は、「カンタローのおしっ○が、目に入ったら、目が見えなくなる!?」という噂を信じていたので、触ったことはありません。なんだか不思議な生き物です。その謎めいた生態をわかりやすく書いたブログを見つけました。なーるほど、勉強になりました。
実際に、どんなものかというと、こんな感じです。うーん、やっぱり気持ちのいいものではありませんが、これがうじゃうじゃいると、ホントすごいことになります。
以前のブログで、ミツバチ、ミノムシ、カンタローなどちょっとご紹介した記事はこちらです。