しまんトロッコは、日本で初めての観光トロッコ列車です。昭和59年からずーっと予土線を走っています。ディーゼルエンジンの大きな音、簡易なシートでけっこう揺れます。各駅停車ではないので、まるで特急列車のように、停まる駅は少ないですが、時速は30キロから35キロ。通常の予土線列車が、70キロから75キロで走っているので、その半分のスピードです。超のんびり、ガッタンゴットンと走ってます。それぞれの見どころで、トロッコの運転士さんがかなりスピードを落としてくれます。「なんだか、列車のスピードが遅くなったなー。」と思ったら、そこが絶景おすすめポイントです。
しまんトロッコの見どころ
しまんトロッコの見どころは、なんといっても雄大な四万十川の光景です。
トロッコ1号は、四万十川の上流域から、中流域、下流域へと下って行きます。上流ではまだ狭かった川幅が、中流、下流と下るにしたがって、だんだんと広くなり、水の量も増え、変化する様子が分かります。
予土線の線路は、四万十川沿いのすぐそば、少し高い位置を走っているのが特徴です。お天気が良くて川の透明度が高い日は、川の中の石の形までも見ることができます。あの石の下には天然のうなぎの寝床があり、昼間はじっとしているうなぎが夜になると餌を求めて出てきます。
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夏はアユ漁の時期です。川には長い竿を持ち、鮎の友釣り・友掛けという漁法で釣りをしている漁師さんの姿を見えますよ。釣れてるかな?
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川で遊ぶ、キャンパーや子どもたちの様子
春から夏は、ラフティングボートやカヌー下りをしている様子にも出会えます。山吹色のしまんトロッコはとっても目立つし、人気者なので、川で遊んでいる人も「おーい」と手を振ってくれます。川の中は静かで涼しそうです。
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沈下橋からの飛び込み
四万十川にかかるコンクリート製の低い橋、沈下橋もトロッコから見ることができます。時に、沈下橋からトロッコ列車に大きく手を振って、一回転して飛び込みをしてくれる、勇気ある少年に出会うこともありますよ。
四万十川でキャンプ、飛び込みのできる沈下橋・長生沈下橋
しまんトロッコ1号の出発駅の窪川駅
JR土讃線と予土線、そしてくろしお鉄道の3つの線がある窪川駅、周辺のちょこっと観光です。
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窪川駅を出たしまんトロッコは、土佐大正駅、江川崎駅のみしか停車せず、他の駅は通過します。
下り列車・しまんトロッコ1号
私たち地元沿線ガイドがご一緒するしまんトロッコ1号は、窪川ー宇和島間の下り列車。(2号は宇和島ー窪川間の上り列車です)
窪川駅を14:14に発車。途中、土佐大正駅に停車、江川崎駅まで走ります。しまんトロッコ1号では、窪川駅から江川崎駅までの約1時間半が、トロッコ車両の乗車できる区間になっています。江川崎駅に着いたら、約5分トイレ休憩があり、そこから宇和島駅まではトロッコを牽引する前車両に移ります。江川崎からは、スピードを上げるためトロッコ車両には乗れません。終点の宇和島駅には、16:46着です。(※なお、上記の時間は、2016年 平成28年5月現在です。時刻表は変更する場合がありますので、その都度お確かめ下さいね)
江川崎駅のおすすめ
しまんトロッコ1号の停車駅、江川崎駅のおすすめです。
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