高知県 四万十川のおすすめ観光、旬の食材、宿泊、イベントを 予土線しまんトロッコ1号地元ガイドがご紹介

三山ひろしさん「四万十川」歌詞にある場所や風景はこんなところ♪

四万十川

高知県出身の三山ひろしさんが歌う「四万十川」は、川沿いの自然の様子や、そこに住む人の情感が込められていて、心に沁みいるような歌詞だなと思います。

大好きな四万十川を地元出身の三山さんに歌っていただいて、四万十川沿いに住む私もすごく嬉しくなります。

三山さんの歌を聞いて「四万十川は、どんなところかな?」と興味を持ってくれる方に、地元目線で四万十川のことを紹介したいと思います。

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大河の一滴も、もとは山から湧いた水

四万十川源流点
全長196キロメートルの四万十川の源(みなもと)は、四国カルストの南に位置する標高1336メートルの「不入山(いらずやま)」。その8合目あたりに源流点があり、そして岩肌から湧く源水点があります。

深い原生林に包まれた静かで神々しい雰囲気が漂う源流点は、観光スポットとしてとても人気のある場所です。源流点への道のりをご紹介します。
関連 四万十川 観光 スポット 「四万十川の源流点」 は超おすすめ!アクセスや注意したい点

ノスタルジックな響き「四万十川」その名前の由来

四万十川中流域

四万十川の名前の由来はいくつかありますが、その中に不思議なアイヌ語説があります。
関連 四万十川名称の由来、アイヌ語説

 

四万十川の上流には、四万川(しまがわ)という地域があり、中流域には十川(とおかわ)という地域があります。その地名が由来になっているという説です。
関連 四万十名称の由来、上流の四万川川(しまがわかわ)から下流の十川(とおかわ)までを結ぶから

 

四万十川沿いには深い山が多く、土地の8割から9割は山林です。ですので、昔から山の木を伐採し、木材によって生計を立てていた地域でもあります。そのことから四万十川という名前になったという説です。
関連 四万十川名称の由来、四万石の木材を十回流送する豊かな山と川

 

傾きの少ない四万十川、特に中流下流では、場所によっては2パーミル(1,000分の2)という傾斜の場所もあり、普段はゆったり流れています。そのため、川が山の方へ向かっているように見え、まるで逆流しているようだとよく言われます。

それは、地質学的にも古い歴史があり、実は南海トラフとも密接につながっていると言われています。
関連 四万十川の逆流説と、南海トラフ

正式名称が「四万十川」になったわけ

四万十川に架る三島鉄橋
四万(よんまん)と十(じゅう)と書いて四万十川、その名前は、たくさんある支流の総称であったとも言われています。

私が子どもの頃は、普段この川のことを四万十川とは呼んでいなくて、普通に、大川(おおかわ)と呼んでいました。夏は、「大川に行ってくるー!」と言って、友達とよく泳ぎに行ってました。

 

当時、正式名称は「渡川(わたりがわ)」という名前でした。昭和58年にNHKドキュメンタリー番組で「最後の清流・四万十川」と紹介され、その呼び名の方が有名になり、平成6年7月に、正式名称が「四万十川」に変更となりました。1級河川の名称変更は大変珍しいそうです。

四万十川の「沈下橋」(ちんかばし)」

四万十市佐田沈下橋

通称・佐田沈下橋(さだちんかばし)、場所は四万十市佐田

大小200から300ほどの支流を持つ四万十川には、支流と本流と合わせて、管理者が分かっている沈下橋は47橋、その他自分の家の前の小川を渡る〝マイ沈下橋″のようなものも入れると、60から70ほどの沈下橋(ちんかばし)が架けられています。

 

普段はのんびりと流れる四万十川も台風や大雨で増水すると、たくさんの支流を持つことと、その傾斜が少ないこともあり、あっという間に真っ茶色の濁流となります。普通の橋ではすぐに流され壊されてしまうため、昭和の初期から架けられ始めたのが、欄干のないコンクリート製の低い橋、沈下橋です。増水時には水の下に隠れ、水が引くとまたその姿を現します。

最古の沈下橋は、地元の子どもたちの川遊びの場所

四万十町一斗俵沈下橋
現存する最古の沈下橋は、一斗俵(いっとひょう)沈下橋、国の登録有形文化財になっている橋です。水量の多い時は水深が2Mほどあります。

夏は、地元の子どもたちも飛び込みをして遊んでいる橋です。
関連 四万十川で一番古い沈下橋、一斗俵(いっとひょう)沈下橋は国の登録有形文化財です

いろんな形の沈下橋

上岡沈下橋
沈下橋の形はそれぞれ。中には、橋げたをわざと一つ少なくしていたり、高さが低かったり、またはとても高かったり、幅の広い橋など、その場所や川の流れに合わせて、特徴ある形をしています。

いろいろある橋の中で、私が一番好きな沈下橋は、通称・上岡(かみおか)の沈下橋という小ぶりの丸みのある形が特徴の橋です。

観光に来る方にも人気で、時々車から降りてその橋に見入っている姿を見かけます。
関連 NHKこころ旅、火野正平さんたちが自転車で訪れた高知県四万十町・上岡の沈下橋(ちんかばし)

三山ひろしさんの歌碑が建つ「岩間沈下橋(いわまちんかばし)」

岩間沈下橋

岩間沈下橋を見下ろす場所に、三山ひろしさんの歌碑があります

2016年の5月には、岩間沈下橋を見下ろす高台に、三山ひろしさんの曲「四万十川」の歌碑が建てられました。歌碑は大きなモミの木で作られています。このモミの木は、巨樹日本一に認定されていた、樹齢900年ともいわれる大モミの木です。

岩間の沈下橋があるところは四万十市西土佐(にしとさ)大きなごつごつとした岩が少なくなり、川原が広がり、川幅も大きくなる四万十川の下流域です。

【岩間沈下橋の場所】
〒787-1321 高知県四万十市西土佐岩間

真っ白い柚子の花と黄金色の実

柚子の花
菜の花や桜の花が咲き終わったあと、山の柚子の木がいっせいに白い小さな花を咲かせます。ゆずの花言葉は、「健康美」「汚れなき人」「恋のため息」だそうです。なんだかロマンチックですね。

でも柚子の木には、厚いゴム手袋をも貫通するような猛烈なトゲがあるのでご用心。そのため木に登って実を取ることはできません。あまり高い木にならないように剪定しながら、大事に育てています。

 

ゆずの実は、濃い緑色からだんだんと鮮やかな黄色に変化していきます。四万十川沿いでも10月後半から収穫が始まり、霜の降りる12月中頃までが、柚子農家さんの一番忙しい時期です。

「柚子の実は捨てるところがない」と言われるほど、果汁はもちろん、果皮にも栄養が多く含まれ、種も有効活用できます。柚子は、豊かな四万十川の山の幸です。
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土佐の高知のよさこい祭り

よさこい鳴子ギラギラと照りつける夏の太陽の下、全国から約2万人の踊り子が乱舞する「よさこい鳴子踊り」は高知の夏の風物詩。エネルギッシュでカッコよくて、それでいてあったかい人の情が伝わってくるお祭りです。

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四万十川沿いの光景

四万十川沿いの桜四万十川をちょっと茶目っ気も入れて、数字で「40,010」と書き「しまんと」と読ませたりもします。

四万十川沿いの国道381号線には、40,010本の桜の木を植えようと、10年以上前から活動が行われており、現在も下流域までの道のりに、若い桜の苗木を植える運動が続いています。

春、3月末から4月初めの桜が満開の頃は、それはそれは見事な桜街道に早変わり。桜が終わったあとには、同じく国道381号線には、ガードレールに沿って植えられた「ツツジ」が、四万十川の青と相成ってとても美しい光景を見せてくれます。

四万十川沿いで行われるスポーツの大会

そんな四万十川沿いではスポーツも人気です。カヌーやラフティングボートでの川下り、最近はパドルを漕ぎながらのんびり進むSUP(スタンドアップパドル)、川沿いを自転車やバイクで走るツーリング、そして春の四万十川桜マラソンや、秋の四万十川ウルトラマラソンなど、体いっぱいで四万十川を体感する大会が多くあります。
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自然と歴史と食が魅力の高知観光

桂浜たくさんの支流が集まり大きな川となり、山と山の間を蛇行しながら、太平洋の海まで滔々(とうとう)と流れる四万十川。いつもいつも見慣れている川ですが、いつもいつも、心が洗われます。心の底から好きな光景です。四万十川の行きつく先は、太平洋の海。海と山と川の自然と歴史、食が魅力の高知観光をこちらで紹介しています。
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四万十川沿いを走る予土線「しまんトロッコ」

予土線しまんトロッコ山あいのローカル線・予土線を走る小さなトロッコ列車「しまんトロッコ」。今から30年以上前から始まったトロッコ列車は、四万十川沿いの豊かな風景を、たくさんの人に見てもらいたいとの思いから始まりました。日本で最初の観光トロッコ列車です。

 

午前に走る上り便しまんトロッコ2号(宇和島→窪川)と、午後の下り便しまんトロッコ1号(窪川→宇和島)があります。1号には、私たち地元ガイドもご一緒させていただいて、沿線の様子を紹介させてもらいます。ぜひ乗りに来てくださいね。
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