ブラタモリで話題の四万十川を地元ガイドが詳し~くご紹介します!

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四万十川中流域 観光

「NHKブラタモリ」

タモリさんが四万十川に来てくれました!

河口から源流までをブラブラ歩いて、最後の清流に隠された秘密を解き明かすという地元の私たちにとってもめっちゃうれしい内容です。

タモリさんが立ちよった四万十川のスポットや地元のことをご紹介します。

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NHKブラタモリ

放送日と内容

《放送日》
放送日は、2020年2月 1日(土)と2月 8日(土)の2週連続です。
(午後7時30分~ 午後8時15分)

番組の語りをしている草彅剛さん、今回はちょっとハスキーボイスでしたけど、やはり素敵ですよね。

2020年2月 1日(土) #154

四国を流れる四万十川が“最後の清流”と呼ばれる秘密を、タモリさんが河口から源流までブラブラ歩いて解き明かす!▽アユ・ウナギ・カニ…多様な川の幸が育つ理由とは!?

「ブラタモリ#154」で訪れたのは高知県の西部を流れる四万十川。全長196kmにわたる川の河口から源流までをさかのぼり、その魅力を2週にわたって送る▽四万十川が「最後の清流」と呼ばれるようになった意外なきっかけとは!?▽屋形船で下流域の大自然を体感!▽名物・沈下橋にみる「川とともに生きる」知恵とは!?▽スリル満点!ゴムボートでラフティングに挑戦▽四万十川の秘密は蛇行にあり!?そのメカニズムを探る

【出演】タモリ,林田理沙,【語り】草彅剛

2020年2月 8日(土) #155

「四万十川・源流へ~“最後の清流”に隠された秘密とは!?~」
タモリさん、いよいよ四万十川の源流へ! 高知を流れる四万十川が“最後の清流”と呼ばれる秘密をブラブラ歩いて解き明かす▽蛇行が生み出した不思議な地形の秘密とは!?

「ブラタモリ#155」で訪れたのは、前回に続き高知県の四万十川。今回は全長196kmにわたる川の中流から上流、そして源流点までをさかのぼる▽中流域で見つけた奇跡の地形の謎を探る!?▽マーブル状の地層「メランジュ」とは!?▽四万十川の運命を分けた“曲がり角”を訪ねる▽まさかのゼロ系新幹線?四国を走るレアな鉄道に遭遇!▽ありのままの自然が四万十で保たれる秘密▽そして、源流点を目指して険しい山道を歩く!

【出演】タモリ,林田理沙,【語り】草彅剛
(NHKブラタモリより)

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最後の清流 四万十川

四万十川

四万十川ってどんな川?

四万十川流域の地図

出典:四万十川流域図(四万十川自然再生協議会)http://shimanto-saisei.com/

全長196kmの四万十川は、とても不思議な流れをしています。

源流点から南下し、急に流れを西へと変え、そしてまた南へと流れて太平洋へ向かいます。

それには地質との密接なつながりが関係しています。

関連 四万十川ってどんな川?

四万十川の穿入蛇行(せんにゅうだこう)

四万十川の蛇行

参照:Wikipedia 穿入蛇行の典型例、四万十川中流域の空中写真。予土線土佐大正駅付近。(1975年撮影) 国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

穿入蛇行(せんにゅうだこう)とは、山間部をぐねぐねと蛇行する河川が深い河谷を作っている状態のことで、四万十川中流域の大きな特徴です。

JR予土線の土佐大正駅から西土佐駅までをしまんトロッコに乗っていただくと、川の流れる様子をご覧いただけます。

関連 地元ガイドがご紹介!予土線しまんトロッコの予約・座席・運行日・時刻表

環流丘陵(かんりゅうきょうりゅう)


環流丘陵とは、かつて流れていた河川の流路と現在流れている河川の流路とに囲まれてできた丘陵です。

河川が穿入蛇行し、その蛇行が何らかの理由で切断され、川の流れがショートカットされて別のルートを通るようになると、丘陵が残されます。「削り残し丘陵」とも言います。

四万十川沿いには何か所かありますが、タモリさんが立ちよった箇所は、四万十町昭和の大井川(おおいがわ)というところです。

メランジュ

メランジュとは、ごちゃまぜになった状態の地層です。

タモリさんが立ちよった所は、四万十町大井川からすぐの場所のようですが、実は地元の私も知らなかった場所です。

さっそく、近いうちに探索してみることにします!

 

四万十町内にはほかにも有名なメランジュがあります。

天然記念物である、小鶴津(こつるつ)の興津(おきつ)メランジュ及びシュードタキライトは、非常に珍しい地層です。

残念ながら、興津(おきつ)の小鶴津(こつるつ)は、断崖絶壁の場所のため素人の足では行き難いんですよね~。

四万十川の曲がり角

タモリさんが立ち寄った四万十川の曲がり角、ここから西へと流れるようになった運命の曲がりです。

四万十町西原(さいばら)という予土線の小さな踏切があるところです。

四万十川に行くには?

ひとくちに四万十川と言ってもかなりの広範囲です。

全長196㎞の四国で一番長い四万十川は、山と山のあいだを縫うように、くねくねと曲がり、上流、中流、下流とに分かれています。

初めて四万十川に行くというかたへ、定番ルートをまとめてみました。

関連 初めて四万十川へ行くときの高知駅からのアクセス&定番ルート3つを紹介

四万十川の沈下橋

四万十川の風景といえば「沈下橋」(ちんかばし)です。

支流・本流合わせて47本の沈下橋が架けられていて、いろんな形があります。

いくつかご紹介します。

長生(ながおい)沈下橋

長生沈下橋の全景
四万十市江川崎にある長生(ながおい)沈下橋は、夏の川遊びの時期にとても人気の橋です。

水量の多い夏は、橋の真下が深く、かつ下流が浅くなっているので、飛び込みするには比較的安全です。

どの川でも言えることですが、水量や状況によって川は変化します。必ず安全の配慮をしてから川遊びをしてくださいね。

長生(ながおい)沈下橋の場所をこちらでご紹介しています。

関連 四万十川でキャンプ、飛び込みのできる沈下橋・長生沈下橋

一斗俵(いっとひょう)沈下橋

一斗俵沈下橋
四万十川に現存する一番古い沈下橋は、四万十町の一斗俵(いっとひょう)です。

上流域にある橋ですが、水深の深い場所にあります。

関連 四万十川で一番古い沈下橋、一斗俵(いっとひょう)沈下橋は国の登録有形文化財

いろんな沈下橋

うちの近くにある沈下橋もそれぞれ魅力的です。
関連 四万十川の沈下橋、上宮橋(じょうぐうばし)は子供たちの通学路で川遊びの場所

関連 四万十川の沈下橋、しまんトロッコから見える向弘瀬橋(むかいひろせばし)通称・弘瀬の沈下橋(ひろせのちんかばし)

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関連 加山雄三さんがポスター撮影に訪れた茅吹手(かやぶくて)沈下橋のそばをしまんトロッコが走ります

ゆったりのんびり!四万十川の屋形船

屋形船
川幅が広く水深の深い河口だからできる遊覧船・屋形船なら、幼児から年配の方まで楽しめますよ。

関連 幼児から年配の方までOK!四万十川の遊覧船・屋形船なら家族で楽しめます

スリル満点!ラフティング

四万十川のラフティングボート
中流域付近で楽しめるのは、5人から6人くらいで乗るゴムボートのラフティングです。

スリル満点!これは、ほんとに楽しいです。

中流域は流れの早いところと遅いところが絶妙に合わさっているので、子どもから大人まで初心者でもじゅうぶん楽しめるのです。

四万十町昭和(しょうわ)にある、ふるさと交流センターでのラフティング体験をご紹介します。

関連 四万十川でラフティング!小学生から60代だって超楽しいおすすめの川遊び

四万十川の幸

ツガニ

四万十川のツガニ

四万十川にの川ガニ「モクズガニ」を紹介します。

ハサミの部分の黒っぽいふさふさとした毛が特徴で、毛の部分をさわるとフニフニして、見た目もちょっとグロテスク。

でも、味は抜群です!

関連 四万十川のモクズガニ(藻屑蟹) 通称ツガニの味は濃厚!食べ方 料理の注意点

鮎(アユ)

鮎の塩焼き

四万十川の鮎のおいしい食べ方や、どこで食べられるかなどご紹介します。

関連 【特集】鮎 塩焼き レシピ 、きれいに食べる方法や天然鮎が食べられるお店や民宿、イベント紹介

関連 四万十川の「道の駅よって西土佐」天然鮎とうなぎ 自然派スイーツがおすすめ!

予土線ループトンネと川奥信号所

予土線の川奥信号所
予土線と土佐くろしお鉄道とが交差する川奥信号所と四国で唯一のループトンネルは、鉄道好きの方にはたまらないスポットです。

関連 JR四国予土線と土佐くろしお鉄道中村線の分界点、川奥信号場から見下ろす線路とループトンネルの入り口

まさかのゼロ系新幹線

新幹線型ホビートレイン
四国には日本一遅い新幹線とよばれている、面白い列車が走っています。

関連 予土線の新幹線型・鉄道ホビートレインの運行時刻と魅力

四万十川の源流点は神秘的

四万十川源流点
四万十川の源流点、ぜひ行っていただきたい場所です。

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関連 【特集】四万十川 源流点の場所(地図) お宿とおすすめの冒険スポット

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四万十川の名前の由来

番組でも紹介されてましたが、四万十川という名前は平成になってからの名前です。

それまでは渡川(わたりがわ)が正式名称でした。

四万十川の名前の由来をこちらで紹介しています。

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まとめ

番組では四万十川が「最後の清流」と呼ばれる秘密を解き明かしてくれました。

  • 人工物が少なく自然が残されている
  • ツガニ、アユ、ウナギなど川に住む生物が多い
  • 人と川が共存するちょうどの規模である
  • 蛇行や隆起など不思議な付加帯が存在する

地元の私たちも、あらためて四万十川が最後の清流と呼ばれる謎がとけました。

ブラタモリで紹介された四万十川へぜひ遊びに来てくださいね。

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