朝ドラ『らんまん』に登場するヤマトグサとは?高知県内で見られる場所やガイド付きツアーの紹介

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ヤマトグサのイラスト 観光

朝ドラ『らんまん』の中で、神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎が大事そうに手にして語りかける植物。

万太郎
万太郎

おまん見たことないき…
新種じゃないかえ?

ドラマの冒頭、ファーストシーンに登場するこの植物。

日本で初めて新種として牧野富太郎博士によって学名、和名がつけられたヤマトグサです。

ドラマの中で、花が咲いている状態のヤマトグサを見つけた時の万太郎。

本当にうれしそうですね!

じつは、このシーンのロケ地となった 安芸市の伊尾木洞 は、ヤマトグサの発見地ではありません。

伊尾木洞は海のそばにある自然の海食洞です。

ホウライシダ、ホウビシダといったシダ群があり、ユキミギク(タイキンギク)が植生する場所です。

神秘的な伊尾木洞の雰囲気が、ヤマトグサを見つける場面にぴったりなのですが..

ヤマトグサは、もっと寒い植物が生えるには非常に厳しい山の中に植生しています。

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ヤマトグサとは?

ヤマトグサのイラスト
ヤマトグサ:イラスト by minto

朝ドラ『らんまん』に登場するヤマトグサとはどんな植物なのでしょうか?

またどんな花を咲かせるのでしょうか?

貴重なヤマトグサの特徴や見られる施設や場所、自然に植生するヤマトグサを見に行くことができるガイド付きのツアーもいっしょに紹介します。

ツアーは地元のガイドさんの案内ですので、くわしくお話を聞くことができますよ。

ドラマでは知ることのできない、地元ならではの秘話をガイドさんから聞くことができます。

【季節限定】仁淀川町名野川(なのかわ)で行われるツアーの概要

様々なツアーの詳細はこちら⇒仁淀ブルーツアー株式会社HP

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ヤマトグサの特徴

学名Theligonum japonicum  Okubo et Makino
(発表された当時の学名は、Cynocrambe japonicum
和名ヤマトグサ(大和草)
分類リンドウ目 アカネ科 ヤマトグサ属 
指定植物17都道府県で絶滅危惧種に指定
分布地秋田県より以西の本州、佐渡、四国、九州
開花時期4月から5月
花言葉特になし
ヤマトグサの概要

ヤマトグサは山地の森林下に生える多年草で、15cm〜30cmほどの背丈の低い植物です。

1cmほどの写真に撮るのが難しい、小さな花が咲きます。

同じ個体に、花びらの無い雄花と雌花を咲かせる風媒花(ふうばいか)」という珍しい形態の花です。

風媒花とは、風の媒介によって受粉が行われる花のことです

ヤマトグサ
仁淀川町・名野川のヤマトグサ

全ての個体に花が咲くわけではないようです。

20本に1つか30本に1つしか花がつかないという、非常に珍しい花になります。

そして花が咲いた後に実がつきます。

最初にヤマトグサが発見されたのは、1884年11月牧野富太郎博士がまだ22歳の時でした。

場所は、牧野博士の故郷に近い高知県仁淀川町名野川によどがわちょうなのがわの山地です。

その時に採集された植物は、誤ってハシカグサであると同定されました。

葉っぱの見た目や匂いが似ていたためです。

どれくらい似ているのか、ハシカグサとヤマトグサを比べてみましょう。

わたし
わたし

ハシカグサとヤマトグサ。
たしかに花が咲いていなければ似ていますね

その後1886年5月、同じ場所で花が咲いたものを、地元の植物愛好家が採集して牧野博士のもとへ送ります。

花が咲くと、ハシカグサとヤマトグサは全く違うことが分かりました。

1889年に植物学者である大久保三郎氏との連名で「植物学雑誌」に日本固有種であることとが発表されます。

新種「ヤマトグサ」の学名が付けられました。

(参照:MAKINO 高知新聞社編 北流館出版)

和名のヤマトグサ(大和草)という名前には、日本を代表するという意味が含まれています。

1属1種の貴重な植物です。

ヤマトグサが記念すべき新種の植物である理由は、3つあります。

  • 日本固有種であること
  • 日本人の手によって学名が記載されたこと。
  • 日本の学術雑誌に発表された最初の植物であること

名野川のヤマトグサ

高知県仁淀川町の名野川(なのかわ)は、『らんまん』のモデル・牧野富太郎博士が実際に足を運んだゆかりの地です。

下記の写真は、仁淀川町の名野川で自然に植生するヤマトグサの様子です。

ガイドの杉本さんが撮影されました。

杉本さんから了承をいただき掲載しています。

自然の中ですので、茎が斜めになっていたり曲がっていたりしています。

小さな風媒花の花も確認できます。

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仁淀ブルーツアー

仁淀川町では、仁淀ブルーツアー主催・地元のガイドさんによる様々なツアーが企画されています。

詳細は、仁淀ブルーツアー株式会社を参照くださいね。

ガイドさんたちが運営するインスタ「niyodobluetour」にも、素敵な写真がたくさん掲載されています。

ぜひご覧になってください。

ヤマトグサの風媒花を見に行くツアー

ちょうどヤマトグサに風媒花という形態の珍しい花が咲くころを見計らい、地元のガイドさん付きのツアーが行われます。

仁淀ブルーツアーのひとつ、ヤマトグサの風媒花を見に行くツアーを紹介します。

2023年4月に私も参加した時の様子です。

ツアーの概要

季節限定、貴重なヤマトグサの花を見に行くツアーです。

通常、素人がひとりでヤマトグサを見つけようとしても、ほぼ分かりません。

私も仁淀川町のヤマトグサ植生地である鳥形山に登ったことがありますが、どこに生えているのか自分では分かりませんでした。

でも地元の植物にくわしいガイドさんがついていたら、百人力です!

意外な場所にヤマトグサは生えています!
気づかず踏んでしまいそうでした。^^;

仁淀川町のヤマトグサ見学ツアーチラシ
仁淀ブルーツアー「本物に出会う旅」のチラシ表面(2023年4月)
似顔絵は地元の方が描かれています。
ヤマトグサを見るツアーのチラシ
仁淀ブルーツアー「本物に出会う旅」チラシ裏面(2023年4月)

2023年4月に行われたヤマトグサの風媒花を見に行くツアーは、以下の2つでした。

  • 4/27(木)町民バスで行くヤマトグサ発見地ツアー
  • 4/28(金)29(土)30(日)ヤマトグサ発見地ほろ酔いツアー

町民バスで行くツアーはウォーキングツアーで、参加費は1,500円でした。

詳細

もう一つのヤマトグサ発見地ほろ酔いツアーは、JR高知駅発着でバスに乗り、発見地近くまで行きます。

昼食後にウォーキングし、その後なんと仁淀川町でクラフトビール工房を営む向井夫妻の「BLUE BREW(ブルーブルー)」での休憩時間が待っています!

BLUE BREW(ブルーブルー)
ここのビールとソーセージが旨いんだよな~
^^b

豪華なツアーですね!

こちらの参加費は12,000円です。

見学会チラシ

申し込みは仁淀川町でガイドをされている杉本さんへまずご一報ください。(チラシ参照)

当日の様子

ツアー当日の様子を紹介します。

私が参加したのは、2023年4月27日(木)のヤマトグサ発見地ツアーです。

参加者が4名と少なかったため、当日は町民バスではなく車で移動しました。

タイムテーブル

ヤマトグサ発見地ツアー
  • PM12:30
    名野川バス停近くの駐車場の集合

    参加費の支払い

  • 13:00
    車で大山祗神社へ移動

    神社周辺の山野草観察を開始

    ヤマトグサの観察

  • 15:00
    クラフトビール近くの公園へ移動

    山野草の観察

  • 15:30
    ツアー終了・解散

ヤマトグサの発見地での観察

仁淀川町名野川は、ヤマトグサ発見の地です。

自然に生えるヤマトグサは非常に貴重です。

特に近年は、温暖化が進み植生地がどんどん減っています。

植生地が北上しているとガイドさんが言われてました。

ヤマトグサを守るために、くわしい場所はお伝えできません。

「えっ?こんなところに?」と思うような意外な場所に生えてました。

当日、観察した植物

大山祇(おおやまずみ)神社周辺で見られる植物

大山祇神社周辺で見られた山野草の一部を掲載します。

私は植物の名前がほとんど分からなかったのですが、ガイドさんが自作の写真集で花が咲いた時の様子なども見せてくれました。

ヤマトグサ

ガイドさんによると、2023年は暖冬でヤマトグサの開花も早かったそうです。

当日も開花が見られるか心配でしたが、前日にガイドさんが確認された場所に、しっかり咲いたヤマトグサを確認することができました。

観察終了後の楽しみ

観察会が終わったら、ぜひ楽しんでもらいたい場所があります。

クラフトビール工房「BLUE BREW(ブルーブルー)」

仁淀川町でクラフトビール工房を営む向井夫妻の「BLUE BREW(ブルーブルー)」です。

ぜひ美味しいクラフトビールを味わっていただきたいです。

おつまみのソーセージも美味しいですよ!

HP:https://mukaicraftbrewing.com/

山村自然楽校しもなの郷

廃校となった下名野川小学校が、宿泊を兼ねた多目的な交流施設となりました。

地元出身者の「里帰り」だけでなく、観光客の方も利用できます。

■宿泊料金:大人素泊り4700円・一泊二食7800円、小中学生素泊り4000円・一泊二食7200円
チェックイン15:00チェックアウト10:00 

※詳細はホームページへ

HP:https://shimona23.com/

温泉施設「中津渓谷 ゆの森」

中津渓谷には温泉施設「中津渓谷 ゆの森」があります。

日帰り温泉や宿泊もできますので、ゆっくりと時間をかけてヤマトグサを観察することもできますね。

秋の紅葉シーズンも、とても美しい場所です。

中津渓谷 ゆの森

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まとめ

以上、朝ドラ『らんまん』に登場するヤマトグサと、発見地・仁淀川町で行われるツアーについて紹介しました。

ヤマトグサがどんな花を咲かせるのか、実際に見てみたいですよね!

仁淀川町で自然に植生するヤマトグサを見に行くことができるガイド付きツアーは、4月の限られた期間です。

地元のガイドさん付きのツアーですので、安心して行くことができます。

牧野富太郎博士が発見した地で、ぜひヤマトグサを愛でてみてください。

高知県内でヤマトグサが見られる施設や場所

最後に高知県内で貴重なヤマトグサを見ることのできる施設や場所を、5か所紹介します。

  • 施設内で間近でヤマトグサを観察・撮影できる場所
  • 自然の中に植生する地域

それぞれ難易度があります。

無理のない場所を選んでくださいね!

高知県内でヤマトグサを鑑賞できる場所5選|貴重植物を間近で撮影できる場所に行ってみた

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